今日は、とあるテレビ番組のコトを書いておこうと思います。
その番組がオンエアされたのは3ヶ月も前のこと。
今更の様に書く必要があるのか?という気もするのですが(笑)
実は、見た直後にmixiで日記を書きました。
しかし、その時は感情が走り過ぎ、冷静な視点も何もありませんでした。
やっと3ヶ月近くが経ち、何度も見返すうちに少しだけ泣かずに見られた(今でも油断するとヤバいww)ので、ちょっと書き留めておこうかなと思います。
ではまず、その時の日記の文章から・・・・・・・・
2009年12月27日01:52 mixi日記にて
フジファブリック、志村氏急逝のショックを引きずりながら、昨日の夜中に録画していた番組をチェックしていた。
小田和正が毎年やっている『クリスマスの約束』という番組を見て、とんでもない事態に襲われた・・・・・・
毎年、ゲストを招いてコラボとかをするんだけど、今年は20組ほどのアーティストとメドレーを披露するんだという話は聞いていた。
人選も、とても私好みで楽しみにしてた。そうして見始めたのだけれど・・・・・・・・
涙がボロボロ零れて止まらない。
参加メンバーが全員で並び、歌う人が真ん中のマイクに出てワンコーラスほどを歌い、全員で回していくスタイルなのだけど、その全ての曲に全員によ るハーモニーが付けられている。
このコーラスが半端無く凄い。
声の持つ力の圧倒的なオーラが漂う。ちなみに、メドレーのタイトルは
“22:50”
メドレーに要する時間を冠されたこの至福の時間は、こんなメンバーによって作られました・・・・・・「この日のこと」(全員)
「TRUE LOVE」(藤井フミヤ)
「今夜だけきっと」(スターダスト・レビュー)
「ロマンスの神様」(広瀬香美)
「明日がくるなら」(JUJU)
「明日、春が来たら」(松たか子)
「友達の詩」(中村中)
「La La La」(佐藤竹善)
「恋におちたら」(Crystal Kay)
「Story」(AI)
「夢で逢えたら」(鈴木雅之)
「ハナミズキ」(一青窈)
「翼をください」(山本潤子)
「HOME」(清水翔太)
「YES YES YES」(小田和正)
「LIFE」(キマグレン)
「虹」(Aqua Times)
「全力少年」(スキマスイッチ)
「Jupiter」(平原綾香)
「涙そうそう」(夏川りみ)
「青春の影」(財津和夫)
「帰りたくなったよ」(いきものがかり)もう、「今夜だけきっと」の要さんのヴォーカルと、全員のコーラスが洪水のように襲ってきた時点で号泣ですよ。
そこからは、ことある毎に泣きながら興奮。普段、コーラス無しのヴァージョンしか聴いたコトが無い曲も、全く別の次元に行ってしまうコーラスアレンジとヴォーカリストの力。
ホントに凄い。しかし、このメンバーでトリを勤めた、吉岡聖恵ちゃん・・・・・・・・大したモンです。
彼女は、これから更に高みに上る様な気がします。娘は、同じ様に泣きながら言いました。
『これがあったら、何か辛いコトがあっても乗り越えられる気がする』
『何かあったら、これを見る。そしたら頑張れると思う』音楽番組で、こんな気持ちになるパフォーマンスは見たことがありません。
日記ここまでテレビ史上に残る“22分50秒”だと私は思うのです。
声の持つ力というのは、自分が思っている以上に凄いんだなと感じられました。
実際のところ、ここに集うアーティストが単体で歌っていて、こんな気持ちになっただろうか、と思います。
そして、ただ単に大人数で声の壁を作ればイイ、ということでもないんだと気づかされます。
おそらく、正確さや美しさでいえば、大勢でのコーラスのプロ集団の方が優れているでしょう。
もっと人数がいれば、迫力もあったでしょう。
しかし、ココロを振るわせるというのは、そんなことでは無いのだというコトを、小田さんは示してくれました。
一人一人が持つ個性があって、その個性が集まって、鬩ぎ合って、助け合って、楽しんで・・・・・・・そうして生まれる声の壁が持つオーラと圧力。
決して滑らかに整えられたものではなく、寧ろギザギザしたトコロの残る声の塊が、決して抜けない楔になるのだと思います。
普段、殆ど聴かないアーティストも参加していましたが、私は心底楽しんで見ました。
ポピュラー音楽が好きならば、これに響かないはずは無いと確信するパフォーマンスでした。
見ていない人は、色んな伝を探してでも(笑)是非ご覧になって欲しいと思うのです。