日本グルーヴチューン振興会

癒しのガールズポップ

20日もほったらかした・・・・
そろそろ再開させんとヤバい(苦笑)
つーことで、疲れた身体に優しい2枚をご紹介。


つじあやの『はじまりの時』
Hajimarinotoki
ベスト盤の興奮も覚めやらぬ(笑)うちにリリースされたミニアルバム。
6曲入りで“幸せの為のサプリメント”がキーワード。ジャケのあやの嬢の雰囲気を含め、実に柔らかい作品になりました。

控えめな打ち込みにアコースティック楽器が乗っかるスロウチューン「Fly High」で幕を開け、暖かいホーンとルーズなアメリカンロックの様なノリが心地いいタイトルナンバー「はじまりの時」でグッと引き込まれます。
「チキンハートをけとばして」はレゲエ調というかスカっぽいアレンジが印象的な1曲。あやの嬢のヴォーカルがキュート極まりない(笑)。ハモンドの音色もイイねぇ。
ジャジィなピアノがオトナなムードを醸し出す「Bathroom」から、変則弦楽四重奏とウクレレの組合せが格調高い「忘れないで」へと続く珠玉のスロウナンバー2曲にどっぷり浸って。
そしてエンディングはウクレレ1本で自分ひとりに歌ってくれている様「アイムハッピー」
キラーチューンは無いけど、6曲通して聴いて真価が解る好盤。“あやの節”と言うべきメロディのフックが随所に感じられます。


熊木杏里『風の中の行進』
Kazenonaka
彼女のアルバムを聴くのも、これで3枚目。
ホントに軸がぶれない作品作りをしているなぁと思います。プロデュース&アレンジの吉俣良がパートナーとしてベストだという証かもしれません。

古のシンガーソングライターの遺伝子を正しく受け継ぐソングライティングも、相変わらずギリギリのバランスを保つ美しいウィスパーも健在。

ただ、曲が少し弱いかなぁ・・・とも思ったり。
1曲だけでも鮮烈な印象を残す作品があったら、アルバム全体のイメージも変わったかもしれません。
それでも佳曲揃いで心地いいコトは間違いありません。疲れた時に、ゆるゆると聴けばきっと癒されるコトと思います。


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