12月に突入というコトで、次回からは2010年のマイベストについて記事を書こうと思っています。
毎年、年末ギリギリにアップしていたので、今年は早めに(笑)
その前に、12月のシングルを1枚。コレは来年のマイベスト対象ですね
9nine
「Cross Over」
2010/12/1リリース
SME Records
SECL 929~30
またアイドルか、とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが(苦笑)
しかし、私にはイイ曲だな~って思えるんです。
少なくとも、独りよがりな内省的ギターロックや、比喩が皆無の直接的感情表現しか歌ってない着うた女王より、ずっと楽しめる(爆)
レプロエンタテインメント所属のティーンアイドルユニットによる、レーベル移籍第一弾。さすがはソニーグループ、アニメのタイアップも抜かりありません。
しかし、このシングルの要点は、プロデュースをアゲハスプリングスに委ねたというコト。
現時点でアイドルを手掛けさせたら、前山田健一と並んで双璧と言っていい音楽制作集団。
楽曲のクオリティが半端ないです。
タイトルチューンは、トマトゥンパインのアレンジも手掛けた釣俊輔がアレンジしたミドルポップ。相変わらず流麗なフィラデルフィアサウンド風味のストリングス(前も書いたけど、コレ本当に打ち込みなのか?)が見事です。
前作までの場合、ソロ部分での弱さが気になる部分もあったのですが、今回はユニゾン主体で安定感も増しています。
実に気持ちいいアイドルポップスに仕上がっているのです。
カップリングの「マテリアルワールド」のアレンジは大川カズトなのですが、クラブ系サウンドが得意な彼らしく、煌びやかなエレクトロポップとなっています。
しかし、ゴリゴリな感じではなく親しみやすいメロディを生かした歌モノになってます。
やっぱり、楽曲のクオリティが大半を左右するんだなと、改めて思いました。
パフォーマンススキルが高いに越したコトは無いけど、スキルだけ高くても楽曲がダメなら意味が無いです。
メロディとアレンジが素晴らしければ、歌謡曲だろうがアイドルだろうが、それは賞賛に値する「作品」なのだと強く思うのです。
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YouTube: 9nine - Cross Over PV