前回の記事は嵐
今回は殆ど知名度の無いインディーズバンド
我ながら振り幅広いです(笑)
しかし、このバンド・・・・音楽的には非常にクオリティが高い。是非聴いていただきたい。
Lamp
『八月の詩情』
2010/8/4リリース
モーテルブルー
MBRD-023
ランプ、というバンドです。男女のツインヴォーカルで、実に質感の良いポップスを紡ぎだす3人組。
最初に知ったきっかけは、私が世界一愛するバンド“モダーン今夜”のレーベルメイトであったコトから。
レーベルのイベントのライヴ映像でグイッと惹きこまれた。
あらゆる先達の財産を今のポップスに消化して送り出す、その咀嚼力とセンスの良さ。メンバーがそれぞれタイプの違う優れたソングライター。男女ツインヴォーカルというコトもあって、最初の印象は“次世代のシュガーベイブ”だと思いました(笑)
実際、彼らの音は一般大衆にはディテールに凝り過ぎているきらいがあるかもしれません。
しかし、ありきたりの音に満足できない人には、きっとアピールすると思うのです。
シティポップス、AOR、ボサ、ソフトロック、ソウル、色んな音楽が見事にブレンドされた独特の世界。しかし、ちゃんとポップです。人の心に楔を打つフックがある。
モダーン今夜のヤスくんやタナケも参加してて、とても纏まりのある演奏が聴けます。
中期ビートルズの雰囲気なんかも感じられるかな。
ベストトラックは、1曲目の「青い海岸線から」
イントロのギター一発で持って行かれます。ギターと絡まって厚みを与えるクラヴィネットやフェンダーローズも見事ですし、なんといっても、控え目だけど主張の強いストリングスとホーンが大好き。
素晴らしくセンスのいいミドルグルーヴです。
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YouTube: Lamp 回想