前回に引き続き今年のマイベストトラックです。楽曲単位で最高だったなと感じた２０２３年の１０曲ですが、この中での順位はつけにくいので並べた順番はその時の気分です。
Da-iCE「絢爛なフィナーレ」
Da-iCEのヴォーカルが素晴らしいのはもちろんですが、Penthouseの浪岡真太郎くんのソングライターとしてのポテンシャルを強く感じた一曲。嵐の名曲を数多手掛けた石塚知生さんのアレンジも最高なグルーヴチューン。
Roomies「きっと愛」
元CICADAの及川創介くん率いるルーミーズ。センスの塊のようなサウンドプロダクションに乗っかるKevinの歌声が気持ち良すぎる。トッド・ラングレンを彷彿とさせるポップセンスとグルーヴィな演奏が溶け合う良曲。
Cody Lee(李)「在夜市再見 feat.タブゾンビ」
柔らかい雰囲気の曲だがリズムがちゃんと身体に響くのが大好きです。ヴォーカルの声にフックがあるのも良い。聴いてると、The ChangやCeroの匂いも感じて嬉しくなる。
Nenashi「Take me back」
世界に聴かれるべき日本のポップス。Hiro-a-keyの才気が迸るネオソウル。ゴスペルライクでエッジの立ったコーラスワークが 心を揺さぶる。彼やOvallを抱えるorigami productionってやっぱり凄いな。
Q/N/K「Life is beautiful」
美しい、ひたすら美しい一曲。トラックの楽器音一つ一つが心に染み入る。強めピアノとドラムの中に時折存在を主張してくるギターが秀逸。最後の１分くらいを彩るエレピも素晴らしい。
MONO NO AWARE「風の向きが変わって」
ギターポップとして最高に大好きな名曲。浮遊感とエモーショナルを同居させるサウンド。心に楔を打ち込むヴォーカルの力。耐久力の高いメロディは何年経っても色あせないと思います。
kiwano「コンパクトミラー」
個人的には、現在の邦SSW界で最高峰のクリエイター。メロディメイカーとしてもトラック制作者としてもそのセンスは一目置かれるべき存在。リズムに対する真摯な向き合い方が好感度高いんですよ。もっともっと聴かれて知られて好きになって欲しい。
BACARDI RECORDS「Paint It,Smile! feat.Shin Sakiura & Rachel(blended by tofubeats)」
今年最高の、いや個人的には２０２０年代を代表するパーティグルーヴ。ChelmicoのRachelの歌声がめちゃくちゃ素晴らしい。ちょっと泣きそうになる。若干体温低めのShin Sakiuraくんの歌との対比も絶妙。トーフくんのトラックがまた気持ち良すぎるて何度でも聴いてしまう。
Vaundy「トドメの一撃 feat.Cory Wong」
これはもう脱帽ものの一曲。彼の音楽で好きな曲は殆ど無いけど、この曲だけは抗えない魅力の塊。最初から最後まで一切の隙がなく、それでいて何度聴いても飽きることがない。タイトかつ侘び寂びを感じる演奏が素晴らしすぎる。
藤井風「花」
彼の楽曲に関しては自分の中で結構“波”があるんですが、これはもうドはまりした一曲。シンプルにメロディが強くて耳に残る。イントロの出音一つで持っていかれる鍵盤のフレーズも気持ちいいことこの上ない。加えて円熟味すら感じるヴォーカルのフック。派手な仕掛けなど必要ない、楽曲の魅力が全てだと物語る名曲。
洋楽のベストトラックも後日、少し書こうかなと思います。ベストアルバムも何枚か選ぼうかなと考えていますので、またご覧いただければ嬉しいです。
