2023年のマイベストトラック、最後は洋楽編の9曲。
選んでみて思うのは、米英の少なさ。年々自分の音楽に対する志向が、アジアと中南米に向いていってる気がします。
H3F×Phum Viphurit「Catwalk」
タイのバンドで、クールなサウンドが実にカッコいい。絶妙なオリエンタルテイストや生々しいギターが織りなすファンクグルーヴ。
Funkindustry&Natsu Summer「Loneliness」
フランスのモダンディスコバンド、ファンクインダストリーが日本のナツサマーと組んだ一曲。洋楽と呼ぶのが正しいのか迷うくらい和モノな楽曲。トランペットソロが最高に好き。
Qinhones「Há Festa (Corpos Celestes)」
ブラジルのシンガーソングライター、キニョーネスによる最高のブラジリアンダンスミュージック。リズムが本当に素晴らしくて身体が動くのを止められない。ホーンの切れも完璧です。
DuaEmpat,DuoMobySade ftIwa K「Seketika」
インドネシアのジャズ系ユニットらしいのですが、情報とか無くてもこの音楽を聴けばそれだけで虜になる。めちゃくちゃ訴求力のあるラテン風味のジャジーポップ。
La Garfield「Tú y Yo」
メキシコのバンドがシティポップ風味のラテンをやってる感じかな。とにかく楽しくて気持ちいい曲なんです。ヴォーカルの声質が本当に好みで、ずーっと聴いていたい。
LINION「Black Panther」
台湾のR&Bシンガーが放つ極上のアダルトグルーヴ。年齢を感じさせない落ち着いたヴォーカルとグリグリのベースラインの対比が見事。サビメロのキャッチーさとファルセットの組み合わせも大好きです。
Flamingo Cartel「Sunshine」
ポーランドのトラックメイカーと記憶していますが、この乾いたグルーヴ感が面白いなと感じます。ポップでキャッチーなメロディとエレクトロなトラックが生み出すネオディスコ。
esteman,Bandalos Chinos「Mística」
コロンビアのエステマンとアルゼンチンのバンダロス・チーノスの組み合わせが生み出す南米グルーヴ。何といってもエステマンの歌声が素晴らしすぎる。メロディに漂う哀愁が日本人には刺さると思うのです。
Incognito「Nothing Makes Me Feel Better」
最後はイギリスが誇るアシッドジャズの巨匠、インコグニート。いかにも彼ららしい王道のグルーヴチューン。縦横無尽なベースライン、切れ味鋭いホーンセクション、女性ヴォーカルの艶やかさ。正に私好みな一曲です。
こうして纏めてみると、今年もイイキョクにいっぱい出会えて良かったと感じる一年でした。大晦日までにはベストアルバムも簡単に記事にしておきたいですね。