ようやく、年度内のシゴトが忙しい時期を乗り越えました。
また、4月になればバタバタするんですけどね(苦笑)
今のうちに、少しでもレヴューしておかないと・・・・・また滞る
今日は、ついに沈黙を破ったコチラ
SOULHEAD
『SOULHEAD』
2010/2/24リリース
エイベックス
AVCD-23951
ついに、日本最強の“ファンキーソウルシスターズ”が帰ってきました。
オリジナルアルバムとしては2006年3月の『Naked』以来、丸4年ぷりとなるこの作品をリリースしたのですが、ここには色んな変化が感じられます。
まず、デヴュー以来の付き合いであったマネジメントを離れ、レーベルをソニーからエイベックスに移籍したこと。最初にニュースを知った時は驚きと期待が渦巻いたのを覚えてる。
そして、アルバムの構成の変化。
今までのオリジナルアルバムは、インタルードを数曲挟み込んだりして16曲収録とか18曲収録とかだったんだけど、今回はひたすらシンプルに13曲を並べている。
個人的には、こっちのパターンを歓迎。
トータルのアルバムコンセプトとかより、いい曲を普通に受け止めたいんだよね。
事実、この13曲はホントに素晴らしいです。
元々、彼女たちの曲作りの才能は際立っていました。
キャッチーなフックがあるのに決して媚びた様に感じない、洗練されたメロディセンスが彼女たちの持ち味だと思っているのですが、今回は更に磨きが掛かってて。
あと、以前の彼女たちの曲には、若干ゴツゴツした感じを覚えたコトがあるのですが、今回はいい意味で上手く研磨されているなぁと。
ダイアモンドのブリリアントカットの如く、一番キラキラ美しく見える様に磨かれている。
確かに、今まで以上に多様な曲調が聴けるアルバムですが、個人的にはSOULHEADの世界かなと思います。
彼女たちの音楽には、J-POPの中でも極上のグルーヴが存在します。
上滑りするグルーヴではなく、しっかり下半身に力を持った腰の強いグルーヴ。
ホントに粘る、自然と身体を揺らすノリが感じられるのです。
彼女たちと共にそのグルーヴを作るのがOCTOPUSSYの菱川亜希。このアルバムの共同プロデューサーでアレンジャー。
彼とのコンビネーションが作り出すグルーヴィチューンこそ、私にとってのSOULHEADだと確信する作品。
2曲目の「Whatever」を聴いてると、涙が出てくる。
サビの“ずっと 君のために歌うから”で目頭熱くなる。
しかも、こんな極上のメロディとグルーヴがある曲なんだもの。
何度繰り返して聴いても飽きないフックがここにはあるのです。
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