斉藤立。言わずとしれた斎藤仁の息子だ。
今から40年近く前、その巨漢は講道館二階観客席の自分から直線距離で、2〜30メートル先に居た。
巨漢とは思えない柔らかさだ。
隣に居るMはさっきからすごく興奮している。
見たか見たか、あの体落としー
それにしても あいつら 白帯ばっかりだな、国士舘だよなあ
何いってんだ、皆んな黒帯。黒帯が使いすぎで、黒いのが落ちてきてるだけ。
マジかよお
先鋒の両角は、さっき個人戦でうちのウルトラマンを見事内股で負かしたやつだ。
斎藤立は言う。
みんなが望んでいる金メダル。
金メダルを(父の母校でもある)国士舘に持ち帰る。
頑張れ〜斎藤立、
フランスは今やいや以前から日本の4倍もの選手人口を誇る柔道王国、その頂点が、100kg超級の これも言わずとしれたリネール、あまりにも高い壁だ
全力で望んでほしい。👊
では、また。