あるかないかの希望のヴぇーぜ
小屋のなかでも
この現実から
笑いの網で
かすかな希望を掬いあげて
それでも
できないこと
やっぱり、できません。
この世界から
いなくなって消えること
もはや絶望しかないって
さいあく
な答えすらも
たったひとつの救い
になるように
笑ってばかりいる
カタくんはわがままな王子さま
いつでも
いのちにかかわるお知らせが
見えない血管で
空から送られてくる
さいあくをとことんまで滑って
ゴールをかけぬける
あるいは
スタートラインにもどる
あまりにできすぎた失敗ばかり
もう笑わなくてもいい
ワシらは、
まぬけにヴぇーぜ。
いずれにしても
人生は終わらないから
ただひたすら
重たく生きる
よれよれの希望を
これでもかって
この現実のヴぇーぜにさらしながら