馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

青いイルカの夢㉘あぶない春

夜をどこまでも泳いでいける
あぶない
かっこつけんなよ
ここで
意地っ張りな
イルカ頭を回したらいいのに
そっちは
人の住むとこじゃねえ
気球みたいに
頭が大きく膨らんで
眼球だけ
もとの位置にあるから
朝焼けが見えない
でも大丈夫
イルカ脳が戻ってきた
空があしもとにうつっている
春を連れてきた
むかし沖に消えた人の
あぶない春を


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