きのうは、一緒に暮らした母方の祖母の誕生日でした。
存命なら102歳ですが、残念ながら わたしが反抗期のときに亡くなっています。わたしが
こどもの頃は、リカちゃん人形の着物を 縫ってくれたり、祖母の持ちものだった手提げの、
木の持ち手をつかって、わたしの 手提げ袋に つくりかえてくれたりしました。高校合格の
お祝いに 「すきなものをひとつ、買ってあげる」 と 言われて、松山千春の L P レコードを
プレゼントしてもらったこともあります。それらは、みな、もうどこにもありません。わたしが
家を出ているあいだに、改築する際に、両親に 処分されてしまいました。残っているのは、
アルバムと、記憶だけです。祖母は、ねずみ年の うまれでした。わたしが、ねずみさんを
描いているのは、祖母への思いからなのかもしれません。もっとも、あの食への執着心は、
完全にわたしがモデルですけれど。(笑)