猫鳴り / 沼田まほかる
逃れようのない「死」というものの受け入れ方を
一匹の猫が教えてくれる本。
猫も人間も、どんな小さな生きものも
この世界とさよならをするときは誰もがひとりきりで去ってゆく。
それは怖いことではなく自然なことだということを
あらためて思わせてくれた小説。
「猫鳴り」とは、猫が喉をゴロゴロさせることです。
本文中、心に響いたところを下に載せます。
★もうわかっていた。猫はずいぶん前から、
藤治の準備ができるのを待っている。別れる準備。
一人になる準備。モンなしで生き続けていく準備。
だが、いつまで待っても準備などできようはずもない。★
*藤治は飼い主、モンは猫の名前です。
桜風堂ものがたり / 村山早紀
書店員さんの話。
キャラメルボックスが舞台化したら似合いそう…かと思います♪
よかったですが、「コンビニたそがれ堂」のほうが好きです。
四百三十円の神様 / 加藤元
脇役の人間なんて、ひとりもいない。
いろいろなドラマがある…
ひとは、ひとりひとり、それぞれが主人公なのだと
しみじみと思わせてくれた短編集。
この本とは全く関係がありませんが
さだまさしさんの「主人公」いい曲ですよね ♪
ちなみに、430円とは、牛丼の値段です。
この本を例えるなら、読むNHKテレビ番組の
「ドキュメント72時間」という感じでしょうか。
(あくまでも私見です)
かわいいメダカの本
~飼い方と素敵な水草レイアウト、ビオトープの作り方~
見ているだけで癒されてしまいます
今月読んだ本です。
年の瀬はバタバタするので、読書はしばらくおあずけです。
*朝、アカゲラさんの巣づくりをアップしています。
ぜひぜひご覧くださいませ