ふわふわの毛に包まれた
ハリネズミのような小さな生き物ヤービと
教師であるウタドリさん(人間) の
お話の２作目
乱暴な言い方をすれば
ムーミンの日本版みたいな感じです
２作目では ユメミダケという
幻のキノコを探しにゆくのですが
このキノコの胞子が関係して
会いたかった人に出会えたりするのです
作家さんが野鳥好きなので
マニアックな(？)鳥が出てきたりして
例えば カワガラスが
「悪の大魔王」とされていたり
オオアカゲラの空き巣を間借りしたり
巣立ち後のカワアイサの羽毛を
ベビーベッドに使ったり…と
野鳥好きの私にとっては
そんなところもワクワクしました
また ヤービ が可愛いがっている
ナミハナアブの幼虫
というものが出てきたので
検索してみましたら
水中で過ごすことがわかり
勉強になったりしました
自然が好きで
不思議なお話に心惹かれる方には
とても魅力的な１冊だと思います
ヤービとウタドリさんの出会いが描かれた
１作目「岸辺のヤービ」から読まれることを
お勧めいたします
＊てびねりで拵えた
ドングリ持ったリスさんを
コラボさせてみました
