TOP画像は以下のサイトからの素材で作成した。↓
「 共謀罪取締法 」成立への危機感あり
10日のブログを11日の夕方17:29から打ち始める。( 笑 )
「 蟹工船 」などのノンフィクション小説でお馴染みの作家
「 小林多喜二 」氏【 満29歳没 】は自身の作品「 一九二九・三・一五 」で
「 多数の共産党員が理由なき逮捕で特高警察に囚われ凄惨な拷問を加えられた 」
とするプロレタリア文学に根ざした著作を発表した。↓
蟹工船 一九二八・三・一五 (岩波文庫) | |
クリエーター情報なし | |
岩波書店 |
( 瓦版ブログはamazon.co.jpを宣伝しリンクする事に依って、サイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。)
その作品が1933年当時の「 治安維持法 」による危険思想の
取り締まりの対象として戦時戦中に存在した
「 特別高等警察 」の怒りを買い、特高のスパイの罠に
はめられて捕まり、激しい拷問の末、29歳の若さで死んだ。
特別高等警察、いわゆる「 特高 」は終戦の1945年に
GHQに拠って廃止されたが、その前は軍警察の憲兵と並んで
日本国民の思想や集会を取り締まる組織で、
鬼の思想弾圧を行っていた機関として恐れられていた。
( 以下「 Wikipedea 」から引用 )↓
特別高等警察は、国事警察として発足した
高等警察から分離し、 国体護持のために
無政府主義者、共産主義者、社会主義者
および国家の存在を否認する者や過激な国家主義者を
査察・内偵し、 取り締まることを目的とした
大日本帝国の政治警察である。
「 票読み一つ誤らない 」と恐れられた緻密さを持ち、
ことに戦時中は「 銭湯の冗談も筒抜けになる 」とまで言われた。
( 引用ココまで )↑
警視庁特別高等部検閲課による、
検閲事務の様子1938年( 昭和13年 )↓
By 内閣情報部 - JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.A06031060900、写真週報14号(国立公文書館), パブリック・ドメイン, Link
小林多喜二氏の本はamazonで購入した。
さて、この事に関連して最近気になるニュースが飛び込んできた。
( 以下「 JIJI.com 」から引用 )↓
「 共謀罪 」の構成要件を改めた
「 テロ等準備罪 」を新設する組織犯罪処罰法改正案が
5月29日午後の 参院本会議で審議入りした。
政府・与党は2020年東京五輪・パラリンピックに
向けたテロ対策に不可欠だとして、 今国会成立を確実に
するため6月18日までの会期の延長を検討している。
( 引用ココまで )↑
この「 組織犯罪処罰法改正案 」案が問題視されているのは、
純粋にテロを取り締まるのが
本来の目的ならいざ知らず、これが拡大解釈されると
戦前戦中の日本国民の思想信条を弾圧してきた
「 治安維持法 」の再来にならないか?と危惧する声が
有るからである。
戦後70年 表現の自由が弾圧された当時の様子を語りました。(15/08/19)
テロは許される行為ではないから、これを未然に防ぐ事は
欠くべからず大事では有るし、これを未然に防ぐための
法整備も喫緊の課題ではある。
不肖この私めは共産党支持者では無いが、しかし.....
まさか、とは思うけど戦前戦中の様に
「 共産党員 」という理由だけで、不当に逮捕された挙句に
拷問死などという間違った暗黒歴史の再来だけは
絶対に防がなければならない。↓
http://lite-ra.com/2017/04/post-3053.html
今日の〆の和歌を詠む♪【 短歌57577 】
「 法案化
日本国民
見守ろう
民主主義なら
独裁監視 」
※ 「 しゅ 」で一拍【 1文字 】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます