堤防決壊の原因がソーラーパネル設置だったのか
常総市民の私め。<(`・ω・´)
今日で、昨年の「 平成27年9月関東東北豪雨 」の災害から1年が経過するが、この事に関して触れておこうと思う。
ちなみに昨年は実際の被災現場を撮影し、YouTubeにアップさせて頂いている。↓
【 災害記録 】鬼怒川の堤防決壊で冠水した常総市内を撮った!
更に今日は、当常総市でも、午前中に市主催の「 復興記念式典 」が催されている。
( 以下、YAHOO!ニュースから引用 )↓
堤防が決壊した午後0時50分頃にあわせて、 遺族や被災者ら約150人が常総市三坂町の現場を訪れ、 花をたむけて犠牲者の冥福を祈った~( 中略 )~ 午前には市主催の復興祈念式典があり、 神達岳志市長は水害の記憶と教訓の継承や防災意識の向上を目的に、 9月10日を「 常総市防災の日 」に定めたことを報告した。 石井国土交通相も式典に出席した後、決壊現場などを視察した。
( 引用ココまで )
さらに、当時アップしたSo-netブログの記事はコチラ↓
当時はTwitterなどで堤防を工事で削ったからだと叩かれていたが
実際に決壊した現場には行けなかったので、てっきり私めも「 そうなのかな? 」と当時の情報を鵜呑みにしかけてはいたのだが、どうも事実は違うようである。
http://mama-connoisseur.com/kinugawa-teibou
結論は、「 堤防が決壊した箇所はソラーパネル設置工事の為に堤防を削った部分では無いが、洪水になった“越水破堤”の地域に含まれる。 」どうも、これが真相の様だ。
http://mama-connoisseur.com/kinugawa-kekkai-gennin
亡くなられた方々には、ご冥福を、お祈りしたい。
ちなみに、この私めも常総市内が冠水して、とても車では会社まで通勤出来る状態では無かったので。↓
途中、そば屋の駐車場に車を停めて歩きで1時間以上掛けて会社まで行ったのだった。↓
実際に聞いた!八軒堀川の増水に拠る冠水災害の真実
現場で一緒に仕事をするドライバーさんから聞いた話しでは有るのだが、どうも「 お上 」の判断で、鬼怒川から「 八軒堀川 」に分岐する「 水門 」を鬼怒川の水量を分散させる目的の為に開けた様である。
鬼怒川からの水門を背に八軒堀川を望む。
八軒堀川の水門を司る、国土交通省、八軒堀川排水機場↓
八軒堀川に掛かる橋の欄干↓
「 小事を殺して大事を生かす 」と言うと例えは悪いが、この「 お上の判断 」で鬼怒川の水量を減らす事が出来た反面、「 八軒堀川 」沿いの住民の方々の家屋は冠水被害で浸水し、甚大な被害を被る事となったのは、紛れも無い事実である。↓
ちなみに、この水門は堤防が決壊した場所から、かなり南下した位置に有る。
この場所は当時のニュース映像でも窺い知ることが出来る。( ANNニュース公式チャンネル )YouTubeにアップされているが、最初のテロップで「 栃木県鹿沼市 」と出るが、これは誤り。↓
堤防の高さまで水迫る・・・住民「こんなのは初めて」(15/09/10)
ちなみに↑のニュース映像の撮影場所は奥に「 豊水橋 」が見えるが、↓の写真は、その北側に有る八軒堀川の水門側からの撮影で、ここにも豊水橋が写っている。
鬼怒川から八軒堀川に分水させる事に抗議した住民たち
そこにお住まいの住民こそ、たびたび現場で一緒に仕事を、させて頂いている他会社のドライバーさんなのであるが、その方の家屋は運良く無事で有った。
その方から聞いた話では、付近にお住まいの住民の方々は当然、水門を開けて鬼怒川の水流を八軒堀川に流入させることには反対したそうである。
が、結果として、お上の判断で水門を開けた結果、八軒堀川から増水して冠水するハメになった、と言う事なのだ。
YouTubeにアップした時は、まだ冠水し初めの段階だったが、このあと徐々に水位が上昇し始める。↓
【 災害記録 】鬼怒川の堤防が決壊した!!( 茨城県常総市 )
0:30の辺りに写っている会社事務所は、ココまで水位が上昇していた!!↓
この会社事務所と、ほぼ真向かいの店。↓
1年経った現在では、モチロン復旧も完了しているが、一部には営業再開できずに廃業した店舗も有る。
1度上げた水門が流れ込む水流で下がらなくなったと言う
ここで1つ、誤解の無いように断っておかねばならないが、お上( ここでは、圏央道の開通工事にも携わっている「 国土交通省関東地方整備局 」 )が、鬼怒川の被害を拡大させない為に講じた八軒堀川の水門開放の件で有るが、常総市内の住宅が冠水するまで放置していた訳では、なかったのだという。
では何故、市内が冠水被害に遭っても、水門を下げて( 閉めて )鬼怒川からの水流を遮断しなかったのか?
これは、あくまで聞いた話なので、国土交通省関東地方整備局に直接確認した訳では無いので、確たる事はココでは打てないが、どうも近隣の住宅地が冠水被害に逢う前に増水を止めるべく、八軒堀川の水門を下げよう( 閉めよう )とした「 らしい 」のだ。
が、鬼怒川から流入し続けてくる水流の勢いが強すぎて、水門が「 閉まらなかった 」と、言われている。
お上は「 事前対策 」以外は、やるべき事は、やっている
チョット批判めいた記事を打ったフォロー、と言う訳ではないが、お上( 国や地方自治体を指す )の失態は鬼怒川の「 越水破堤 」に対する“事前の危機管理意識”が甘かった事と、被災地域の住民に向けての「 避難指示の遅れ 」以外は、よく動いてくれたのでは無かろうか?
まぁ、結局は「 お上 」も神様ではなく、人間なので100%の完璧な対応は無理難題だし、こう言う非常事態の時こそ、普段から国民市民の血税を徴収している、お上の出番だろうが、それでも評価に値する働きは、して頂けたのでは無いかと思っている。
先ずは警察の交通整理である。↓
こう言う混乱の時には必要不可欠の存在だ。↓
通行止めを判断し、実行するのも警察の仕事だ。↓
そして消防。これは被災直後に撮った物であるが、当然、消防車も出動していた。↓
そして救援物資の調達、支援をして下さった災害派遣の自衛隊。↓
1階部分が浸水していた常総市役所前で。↓
私めも享受した飲料水の支給
私めの住む自宅も浸水被害こそ無かったモノの、モロに被災地域内なので、断水は数日間続いていた。 そこで頼らざるを得ないのが飲料水を始めとする生活用水の確保だ。写真は水海道公民館前で配っていた飲料水。↓
常総市役所で支給していた飲料水の配給。↓
無論、常総市民で被災した私めも、有りがたく頂いた。↓m(__)m
しかし、断水が解除されてからも、数日間はガスが止まっていたので「 お湯 」が出ずに水シャワーしか使えず、厳しい思いをした。
いくら9月上旬とは言え入浴に、お湯が使えないのは、相当に応える。(^_^;)そこで避難所に行っていた会社の先輩ドライバーから頂いた「 スーパー銭湯 」の市から支給されていた「 無料入浴券 」が、とても有り難かった物である。
普段は温厚そうな農家の、おっちゃんが殺気立っていた
きっと、自宅が被災されて気が立っていたのだろう。軽トラを運転する、普段は温厚そうな農家の、おっちゃんの運転が異様に荒っぽかったのを、今でも覚えている。 あ、そう言えば、防災グッズ、持っていなかったな。↓以上!<(`・ω・´)
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自然災害と言っても半分は人災ですね。
絶対大丈夫と言えないのが災害ですね。
これだけ自然災害の多い日本に災害省とか言うのがないのが不思議ですが?
国の対応も遅れてますね。逆に言えば?
防災対策を徹底させて国の輸出産業にし
世界に貢献すべきだとおもいます。
minaraiさんの仰っしゃる通り、人間の想像を遥かに超えて襲い掛かるのが自然災害ですね。
東日本大震災の津波の時もそうでしたが、世界最大規模の堤防が有るから大丈夫、と思っていたら、まさかの堤防超え。
今回の被災も人的な部分で言えば、「 越水破堤 」した堤防部分は、市で補強工事が計画されていたそうです。
危機管理意識が、まだまだ低いのかも知れませんね。
ちなみに画像ファイルが、まだまだイッパイ有るので、今日も追記して参りますよ。