学生時代にアメリカに憧れて英語が上手くなりたかった。
ハヤカワミステリのポケットブックを買っていた。新本は高いので神保町の古本屋に通った。
交差点の近くにあった、洋書専門の東京泰文社が行きつけだった。惜しくも1996年閉店。ハーパーバックを漁っていた時に古ぼけたピーナッツシリーズを見つけた。
コミックでも英語の勉強になるかと数冊買って帰った。
子供しか出て来ないのにセリフは大人っぽく、皮肉、ユーモアがあり夢中になった。
鶴書房から谷川俊太郎訳も出ているのを知り買い集めた、もちろん古本である。
チャーリー・ブラウンの家が床屋だと知り僕の実家と同じという偶然に喜んだ。
ルーシは得意の精神分析でみんなに辛辣な言葉をかける。
いつも毛布が離せないライナス、チャーリーの妹のサリーなど登場人物はそれぞれが主人公になれる強烈なキャラクターだ。
もちろんスヌーピーを忘れてはならない。
スヌーピーは更に哲学的な言葉を発する。悩んだ時なはスヌーピーの言葉で落ち込まずに済んだりと、ピーナッツは半世紀以上も元気を貰って来た。
今は少なくなったが、最後まで処分出来ないだろう。
彼らの言葉は、現代でも色あせていないのが、不思議だ。
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