たまたまですが、別のお客様からAZ35/Cで動作が遅い、電源が時々落ちるということで、調査の依頼がありました。
動作が遅いのは、この機種に限ったことではないのですが・・・メモリー容量の不足、ディスクがHDD(ハードディスク)であることによる高速化の限界が原因ですので、今回もメモリーを4GB→8GBへ増設し、ディスクをHDD→SSD(半導体ディスク)に換装することで、キビキビ動作するパソコンに変わりました。
問題は・・・電源が時々落ちる、と言う現象です。この前のブログの様に必ず電源が落ちるというように、再現性が高いと確認しやすいのですが、時々発生する現象は、再現も難しいですし、原因の見極めも難しい事があります。
負荷をかけていなくても、電源が落ちる事があるとのことで、暫く見ていましたが・・・電源が落ちません。
冷却FANの故障で内部温度が上昇し、電源が落ちる事も考えられますが、メモリー増設、SSD換装の際に仮組みで確認した際は、冷却FANはきちんと回転していました。内部にホコリが溜まっている状態でもありませんでした。
う~ん、何が原因かな?とボーっとパソコンの画面を眺めていたら・・・バッテリーのマークのところに、ACコンセントのマークがありません。
通常ノートパソコンなどで、ACアダプターをさしていると、バッテリーのマークのところに、小さくACコンセントの絵が有り、ACアダプタが接続中(充電中)を示すのですが・・・ACアダプターは、コンセントにきちんとささっており、ケーブルもつながっています。おかしいなと思い、ACアダプターの出力電圧を測ってみると・・・0Vでした
別の代替ACアダプターをパソコンにつないでみると・・・きちんとACコンセントの絵が表示され、ACアダプターにつながっています。
付属のACアダプターの故障の可能性が高いです。念の為、もう一度元の付属のACアダプターをつないでみると・・・うん?今度はACコンセントの絵が表示されており、通電状態です。????どういうことかなと悩みました。
再度テスターで出力電圧を測ってみると・・・今度は19V正常に出ています。う~んよくわからなくなりました。
でも、ACアダプターのケーブルを触ると、出力が0Vになることがあるのがわかりました。アダプターの付け根のあたりのケーブルを触ると0Vになります。
パソコンにACアダプターをつないで確認してみると・・・その部分のケーブルを触ると、ACコンセントの絵が表示されたり、されなかったりしていました。
ACアダプターのケーブルの断線(しかかり)が原因のようです。
ここからは推測なのですが・・・ACアダプターをつないでいても、ケーブルの状態によっては、パソコン本体に給電されていなくて、そのまま使用しているとバッテリーがなくなり電源が落ちてしまう。何かの拍子(ACアダプターのケーブルを触った)で、また給電されるとパソコンが使えるようになるが、またケーブルの断線のしかかりにより給電できなくなり、バッテリーがなくなり電源がおちてしまう・・・ことの繰り返しと思われます。
ACアダプターは修理よりも、交換した方が安心なので、同型番のACアダプターを手配、入手しました。
入荷したACアダプターで、念のためケーブルをいろいろ触ってみましたが、給電できなくなることはありませんでした(当然ですが・・・)
前回、今回のブログ記事で、たまたまノートパソコンの電源が落ちるという事案が続きましたが、「電源が落ちる」にもいろいろ原因がありますね。
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