それから1年以上経ち、そのお客様から・・・はやりパソコンの動作が遅いので、以前話のあった速くする対応を行って欲しい・・・と連絡がありました。
以前から1年以上経過しているので、お伺いしてもう一度パソコンの状況を確認させていただくことにしました。
パソコンは、Vaio Tap21 SVT212A14Nです。スペック的には、Windows10(Windows8からのUpgrade)64bit、メモリ4GB、1TBHDDといった構成です。
液晶21.5インチのデスクトップPCに見えるのですが、スタンドをたたんで、タブレットの様にも使えます。バッテリーも搭載しており、タッチパネル対応です。
(メーカーサイトより)
(メーカーサイトより)
動作を確認すると・・・Windowsが起動するまで真っ黒な画面が続き、起動しても各アプリの動作がとても遅いです。
タスクマネージャで確認すると、やはりディスク使用率がずっと100%のままが続いています。メモリー使用率も、何もアプリを使用していなくても80%近くになっており、4GBのメモリー容量では、足りないようです。
ディスクの状態を調べましたが「正常」でした。はやりHDDの処理が追い付いていないために、全体的に動作が遅くなっていると思われました。
お客様とご相談して、HDD(1TB)→SSD(500GB)への換装、メモリーを4GB→8GBに増設することになりました。
パソコンをお預かりしました。
まず、HDDの取り出しなのですが・・・
(メーカーサイトより)
このパソコン、背面にカバー取り外し用のネジが見当たりません???
ネットで調べてみると、背面上部の排気用のスリットの一部が、2ケ所モールドになって取り外すことができ、その中にネジが止まっていることがわかりました。
このネジ2個を外すと、あとはネジはなくて、いわゆるカラ割してカバーを外します。
カバーを外しても、液晶パネルと本体は、複数のケーブルでつながっているので、注意して液晶面を下にします。
さらに、バッテリーが内蔵されていて、作業前に通常はバッテリーの接続を外すのですが、この機種ではこんなスイッチがありました。
スイッチを「OFF」側にすると、バッテリーから切り離されるみたいです。
いつもようにHDD(1TB)→SSD(500GB)へのクローン作業を行いました。
メモリー増設については、スロットが2つあり、一つのスロットに4GBのメモリーがささっていましたので、もう一つのスロットに4GB(PC3L-12800S)をさして、4GB×2=8GBのメモリー容量としました。
SSD、メモリーを取り付けて、先ほどのバッテリースイッチをONにして、問題なく起動することを確認してカバーをはめ込み元の状態に戻します。
あとは、パーティション編集ソフトを使って、ディスクの未割り当て領域を割り当てます。
上記作業後は、Windowsの起動やアプリの動作が快適になりました。
パソコンをご返却させていただき、お客様に動作を確認していただいたのですが・・・もうこのパソコンは買い替えないとダメかと思っていたそうですが、速くなったのに驚いていていらっしゃいました。
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