文化遺産としての赤塚不二夫論 今明かされる赤塚ワールドの全貌

赤塚不二夫を文化遺産として遺すべく、赤塚ワールド全般について論及したブログです。主著「赤塚不二夫大先生を読む」ほか多数。

目次(2/2)

2122-01-01 18:26:04 | 目次

〈第6章〉 ナンセンスギャグからシュールへ…。赤塚ギャグの極限とも言えるアナーキーワールドを展開。暴走するギャグパワー。『レッツラゴン』『少年フライデー』『のらガキ』『オッチャン』『ワルワルワールド』ほか…。

ニューヨークへの短期遊学 『レッツラゴン』開始に至る経緯

ゴンvs.親父の熾烈な対立 凶暴ネコ・イラ公の大爆発! 家族解体のホームコメディー

赤塚ワールド随一のいじられキャラ ベラマッチャの登場

デカダンとパンキッシュな感性の噴出 土着発想を突き破るギャグ漫画の新潮流 

『レッツラゴン』ワールドにおける頽廃と点景 フリーキーな準レギュラーの充実 

シュールな笑いを標榜 連載当初の作家的欲求 

「伊豆の踊子」の転機 アドリブ性重視の執筆スタイルへ 

アンリーゾナブルな夢想空間を喚起する戦慄の笑い  

楽屋落ちギャグに先鞭を付けた赤塚vs.武居の誌上バトル 

シュールとナンセンスの二項対立 後期『レッツラゴン』の暴走

精神崩壊を思わせる紙一重のエンターテイメント 一気呵成のノリだけで迫るギャグの急進性 

『レッツラゴン』の終了と不条理ナンセンスへの系譜 

赤塚アバンギャルドの臨界点『少年フライデー』  

ぺーソスを湛えた赤塚ナンセンスの原点回帰作『のらガキ』 

『母ちゃん№1』亡き母への賛美と慕情 

「少年サンデー」最後の連載作品 自由度を高めたシュール&ナンセンス『ギャグありき』 

アブノーマルの極限 異常度を高騰せしめた怪作『クソばばあ』 

日本版「MAD」を標榜したパロディー・サタイア誌 「まんが№1」の創刊 

カルト的絶賛を受けた異色プログラム『私のつくった番組 マイテレビジョン』「赤塚不二夫の激情№1」

その他の赤塚不二夫責任編集によるギャグ・マガジン「ギャグマン」「ギャグ・アクション」 

『ウンコールワット』『ガキトピア』ギャグ漫画の登竜門・赤塚賞設立とジャンプ愛読者賞 

経理担当による巨額の横領事件 週刊誌五本、月刊誌七本の超大量生産時代 

『ギャグギゲギョ』 ブラックユーモアとセンス・オブ・ワンダーの分水嶺を境とした異端の一作 

スラップスティックと鳥滸の笑いのミクスチャー『オッチャン』 

赤塚版『キングコング』 獣性を全身で体現したプリミティブな躍動と生命感『コングおやじ』 

カオスとファンシーが一体化した超大作パニック・ギャグ『アニマル大戦』 

赤塚漫画史上、究極のインモラリティーを発動した『ワルワルワールド』 

『荷車権太郎』『いじわる爺さん』レイト'70 青年向け赤塚ワールド 

赤塚時代の終焉 変貌を遂げるギャグ漫画の勢力図 

 

〈第7章〉 社会世相を鋭くえぐったアクチュアルな赤塚ギャグの集大成…。笑いは時代の真実を告げる。『ギャグゲリラ』『にっぽん笑来ばなし』『松尾馬蕉』『赤塚不二夫の文学散歩』『週刊スペシャル小僧!』ほか…。

第18回文藝春秋漫画賞受賞と『ギャグゲリラ』の連載開始 

読者を翻弄する傑出した個性 新人類キャラ・竜之進の活躍 

規制のない大人向け漫画故に容認されるブラックユーモア 

パロディー的視座に立脚した独特のレトリック「天然痘?」「ヒーロー」 

エスプリを利かせた見事な論証「不死鳥」「仲よきことは……」 

時宜を得たシャープなファルス「嫌煙法成立!」「尺八夜怪談」 

波紋を呼んだ問題作「タレント候補 赤塚不二夫」「パワーアップ」抗弁を受ける側のロジックとは… 

時代に向き合ったギャグと時事風刺『ギャグゲリラ』連載の真の意義とは? 

その世界観を立体化した伝説のバラエティーショー『赤塚不二夫のステージ・ギャグゲリラ』 

人気タレントが続々出演 赤塚監修によるテレビ版『ギャグゲリラ』 

話題のベストセラーの世界観を解体『赤塚不二夫の文学散歩』 

現実的根拠を磐石に据えたペシミスティックな未来像『にっぽん笑来ばなし』 

『お笑いはこれからだ』時事ネタに名作映画のパロディーを絡めた意欲作 

漫画で読むワイドショー『今週のダメな人』『IF もしもの世界 今週のアダムとイフ』 

ナンセンス漫画の概念を突き抜けた異色のルポルタージュ漫画『週刊スペシャル小僧!』 

回収騒動を巻き起こした衝撃の問題作『キャスター』 

伝説のバー〝ホワイト〟での交友録をコミカライズした『四谷「H」』 

史上初の主人公不在漫画『松尾馬蕉』 

 

〈第8章〉 軽佻浮薄の時代に、巨匠は何を模索していたか?赤塚ギャグの再評価…。赤塚ギャグは永遠に不滅なのだ。『おじさんはパースーマン』『チビドン』『花の菊千代』『ババッチ先生』『「大先生」を読む。』ほか…。

赤塚マンガのメディア展開における後退とその時代 

『天才バカボン』のセルフパロディー超脱力型ナンセンス『おじさんはパースーマン』 

『ワルちゃん』痛烈な復讐劇がもたらす爽快なカタルシス 

『チビドン』非日常へとビヨンドする喧騒 

『花の菊千代』『吾輩は猫・菊千代である』時代の寵児となったバンザイ猫・菊千代 

『ババッチ先生』ブラックコメディーの確固たる定番にして、品位あるヒューモア 

『モンスター13番地』『ロメオとジュリー』高い質と力感を示した「少年チャレンジ」掲載の諸作品 

受験教育の不毛性を茶化した興奮度満点のエンターテイメント『逃げろや逃げろ』 

男性機能ハチャメチャ増大ギャグ『乙女座★虎右衛門』

『ピヨ13世』アバンギャルドなドラマ構造と秀抜な脱論理的効果 

赤塚漫画最後の少年週刊誌作品 ジュブナイル・タイムトリップ・ギャグ『TOKIOとカケル』 

『ニャロメのおもしろ数学教室』『ニャロメのおもしろ宇宙論』カルチャー・コミックへの先鞭 

怪人・タモリとの出会い 芸能活動の活発化 

「馬鹿なことを真面目にやろう」 日本満足問題研究会の発足 

音楽における漫画的表現の標榜 幻の迷盤『ライヴ・イン・ハトヤ』 

異種業界への人脈拡張 企画集団・面白グループ結成 

面白グループ周辺の赤塚人脈が大挙出演『気分を出してもう一度』『下落合焼とりムービー』 

『新宿オペラ・カルメン』『SONO SONO』ほか ステージショーの企画、演出  

ラディカルなパロディー精神の反映タレント・赤塚の三次元的漫画世界 

知的スノッブに対する比類なき諧謔『「大先生」を読む。』 

80年代赤塚漫画の最高傑作『ラーメン大脱走』 

『花ちゃん寝る』『ヤラセテおじさん』シニックな寓話性に見る大人のファンタジー 

赤塚アニメのリバイバルラッシュと赤塚ワールドのメディアミックス展開 

『大日本プータロー一家』『MR.マサシ』赤塚ギャグの新シリーズと90年代のコミック文化の最前線 

赤塚リバイバルの原点回帰的作品『おむすびくん』 

『花の菊千代』のセルフパロディー『ネコの大家(おおニャ)さん』 

亡き父母への愛情と賛歌 自伝的エッセイ『これでいいのだ』 

『赤塚不二夫のアニマルランド』『シェー教の崩壊』赤塚ギャグ漫画の終焉  

〝まんがバカなのだ 赤塚不二夫展〟の全国巡業 日本漫画家協会賞文部大臣賞と紫綬褒章の受賞、受章 

最後の連載漫画『酒仙人ダヨーン』 最愛の友へのラブレター 

『これでいいのだ。』『バカは死んでもバカなのだ』 底知れぬ人間力の一端を伝える対談集 

空前のベストセラーバリアフリー絵本『よ~いどん!』と漫画家生活最後の作品『ニャロメをさがせ!』 

『赤塚不二夫漫画大全集DVD‐ROM』の発売と赤塚不二夫会館の設立 そして長い眠りへ… 

二人の妻との別れ 赤塚の逝去 赤塚神話未だ完結せず! 


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (douteinawa)
2023-01-04 08:47:04
MTさん

喪中のため、新年のご挨拶は控えさせて頂きますが、いつもご愛読ありがとうございます!

気力と雑事のバランスから殆ど記事をアップ出来ておらず、恐縮ではございますが、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます‼️
返信する
Unknown (MT)
2023-01-01 00:08:14
あけましておめでとう。

今年もよろしく。
返信する
Unknown (MT)
2022-12-31 14:29:46
今年もいろいろな記事を載せてありがとう。

来年もよろしく。よいお年をお迎えください。
返信する

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