先日、林真理子さんのエッセーの中で感銘を受けた
「運命を楽しみなさい」
という言葉。
彼女は他のエッセーの中で
「運命は変えられる」とも書いている。
「努力で変えることができる部分もある、努力でどうする事もできない部分もある。変えられない部分は、自分なりに受け止めて進め」
私の中では、そう脳内変換した。
自分の場合
「仕事が忙しく、早く帰れない」ー-この部分は、もう、受け入れるしかなさそうだ。子供も高校生になったことだし、ここはある程度あきらめた方が気が楽になる。子供が大学生になれば、帰りはもっと遅くなるだろうから(もしくは、1人暮らしになるか)そこに期待して、今はじっと激務に耐えようと思う。
「私は息子に何ができるか?」
問題はこれ。
系列大学の毎年の実質進学数(学部ごと)を見て、息子が希望している学部への進学数が予想より少なく、母さんは軽くショックを受けたのだった。
1年生の時に聞いていた、成績のガイドラインと、違うような気がするのだが。。推薦数と実質進学数の違いなのか?
よくわからない。
附属高校、系属高校、学校によって色々あるが、一般的には、約8割から9割の生徒が系列の大学に進学している。
その中で、ドンピシャで第一希望に進めるのは、何割いるのだろう?
これも、当然高校によって違ってくるのだと思うが、
希望する学部の推薦数に限りがあるとすれば、当然その席をめぐって学校内での戦いになるわけで。
1年生での成績が良かったとしても、2年生でも同じ成績が取れるとは限らない。
逆に、下がる場合も大いにあり得る。
しかも、息子は、すぐ「油断する」タイプ💦
息子は今のところ2つの学部に興味がある。でも、もし、希望していない学部になってしまったら???
一体、どれくらいの成績を取れば、そのような心配がなくなるのか?
そのあたりが見えないので、親は不安なのである。
不安だ、不安だ、と言っているだけでは埒が明かないので
とりあえず、好きな教科で勉強を進めさせるしかない。
勉強時間の省エネをする子には、「苦手科目に取り組もう」と言っても、テコでも動かないので、とりあえず好きな科目で出来る限り稼いでもらうしか方法がない😭
苦手な科目については、高校で「おさらば」できる科目であれば、
そこまで時間をかけなくてもいい。
実際に、テスト前には複数教科で課題が多く出されるので、
限られた時間をどう使うか?
得意科目に割くのか?苦手科目に割くのか?
息子の場合、取捨選択が必要になって来る。
今回、どういう結果になるのか?
苦手科目が沈み過ぎたら、母さんの責任重大である💦
問題は「英語」。息子にとって、最も対策が難しい。
「受験英語」であれば、予備校や塾に行けば、ふんだんに過去問があり、対策も立てやすいだろう。先生も慣れている。合格には何が必要かもわかる。
しかし、息子の高校の英語は、受験英語だけでなく「生きた英語」の占める割合が高い💦
使っているテキストにも、必要な単語、熟語、文法がズラリと載っているわけじゃないから、一見、何が学習のメインかわからない。生徒達が授業内で考え、答えを書き進めていくようなスタイル。
文法、単語力、リスニングはもちろん必要だが、それ以外に
例えば
英語でのディスカッション(先生がグループをまわって評価をつけていく)
スピーチ
即興でお題を与えられて即興で英語で説明する力
英語でのプレゼンに、相手のプレゼンに即興で質問する力。その回答力(全て英語)
帰国子女の生徒さんは、楽しく感じるテストなのだろうけど、
そういう「生きた英語」の部分が息子を苦しめる。。
息子は偉そうに「パッと見、何をやれば良いかわからないんだよね。英語は。
英検の問題を解いていけば、それが学校のテストの対策につながるってわけでもないんだよ。
近道がないの。数学とかだと、ひたすら問題を解けばいいから、対策の仕様があるんだけど」
なんて言い訳する💦
ただ、やみくもに「勉強しなさい」だけでは解決にはならなくて、
具体的に苦手科目の「何をどれだけ勉強するのか」についても、
真剣に向き合う必要が出て来た。
ごめん、母さん、わからんよ。
先生に聞くのが恥ずかしいのなら、英語が得意な友達に聞いておいで。
自分で動かなければ、ヒントは得られないんだよ。
学部が決まるまで、あと1年と半年。
得意な科目は突っ走れ。
苦手な科目は、何とか逃げ切れ。
英語だけは、苦手でもいいから、高校で習う文法、単語、熟語はきっちり押さえていこう。時間をかけても構わないから。
「生きた英語」はそれらを覚えた後、ゆっくりついてくる。だから、今はできなくても慌てないで。
息子の期末テストまで、あと約3週間。
私に出来ることは、息子が「完徹」しないように、
運命の一部だと思って、「声掛け」頑張ります。
(完徹は絶対ダメ!)
できるだけ責めず、追い込まず、寄り添えたらいいな。。(いつもできないケド)