ずいぶん前に母が観たいと言っていたので、ちょっと気になっていました。
私としては、「観たい!」という思いはなかったのです。ジブリの作品は、好きですよ。
公開日が過ぎてから
私「いつ『風立ちぬ』を観に行くの?」って聞いてみました。
母「・・・」
私「宮崎駿さんの映画だよ。零戦の・・・」
母「そうだ!観たい!いつ行く?」
ということになり、先日、一緒に観てきました。
450人くらい入る劇場は、満員でした。すごい人気ですね。夏休みだからかしらでしょうか。
宮崎駿監督がゼロ戦の設計者・堀越二郎と作家の堀辰雄をモデルに、1930年代の日本で飛行機作りに情熱を傾けた青年の姿を描くアニメ。
「美しい飛行機を製作したい。」という夢を抱く青年。ゼロ戦の誕生。そして青年と少女との出会いと別れ。
声を担当した方々もすごい。
堀越次郎:庵野秀明
里見菜穂子:瀧本美織
本庄:西島秀俊
カプローニ:野村萬斎
次郎の母:竹下恵子
黒川:西村雅彦
黒川夫人:大竹しのぶ
少年だった頃、夢の中でカプローニと出会います。カプローニの声が萬斎さんだったとは、気が付かなかった。
うまいですね~。流石
里見菜穂子さんの声を担当した瀧本美織さんは、宮崎監督からこんなコメントをいただいたそうです。
「昔の人は生き方が潔いのだよ。必死に生きようともがく感じではなく、与えられた時間を精いっぱい生きている、そんなイメージで演じて欲しい」
愛する人との出会いと別れ。切ないね~
大正から昭和にかけての日本。
戦争や大震災、世界恐慌による不景気。
専用の計算尺は、何を計算する道具なのでしょうね。
大勢の人が設計している姿を見て、私は、小学生の頃の友達のお父さんを思い出しました。
自宅の机でなんだかわからないけれど設計図を書いていましたよ。自宅でお仕事をされていたので、いつ遊びに行っても友達のお父さんとご挨拶をしていたなぁ・・・どんな設計図だったのでしょうか。ふと、思い出してしまいました。
グッときたシーンは、設計の会社の上司・黒川さんと黒川さん夫人が仲人になり、結婚するシーンです。
黒川夫妻の心意気に感動しました。このシーンは、ネタバレなしにしますね。是非、ご覧ください。
それと気になっていたことがあります。それは、効果音。
普通は、機械で作ったり、実際にどこかで録音したものを使うのでしょうが、この映画では、どう聞いていても人間の声を効果音にしているように聞こえました。あれからずっと気になっていたのです。
昨日、どこかの記事にそのことが書かれていました。やっぱいそうでしたか・・・
大地震、プロペラ、機関車など みんな人間の声で作られているのです。どこかアナログで頼りないような雰囲気。
どんなことを狙って、そのようにされたのでしょうね。気になるなぁ・・・
スポーツ報知では、8月2日に特集号が発売されました。1冊300円。
TB、ありがとうございましたm(__)m
一度観て、原画展に行き、さらに2度目を観て来ました。
同じシーンで泣いてしまいましたが、当時の“悲恋”と、
夢と戦争のギャップも感じた次第です。
計算尺ってその昔触ったことがあったように記憶しますが、
どんな計算をしていたかはわかりません(汗)
背中を欠いたことはあった気がしますが、
二郎のように機転の利く使い方はなかったかも(笑)
こちらこそ、ありがとうございます。
池袋で原画展があったのですね。残念。
今は、横浜ですね。
黒川夫人のセリフいいですよね。
一番きれいな時か・・・
cyazさんも計算尺を使われていたのですかと
質問しようと思ったら、背中をかいていたのですね。(笑)
この映画、男のロマンでしょうかね。宮崎駿監督と二郎さんがダブりますね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130818-00000003-flix-movi
個人的な考えでは、当時の記憶を音で再現する時、こういう風に聞こえたという記憶やイメージを元にした方がリアリティが有ると判断したのではないかと推測していました。
子供のころ、紙芝居で聞いた音よりかは、はるかにそれらしかったですよ。