先月はＤｏＣｏＭｏが僅差でａｕを抑えて、３ヶ月ぶりのトップになった。
ＤｏＣｏＭｏの値下げ攻勢にａｕが負けた感じだ。ａｕの強気の価格設定がいつまで維持できるのかが今月の焦点になりそうだ。
ドコモが3カ月ぶりトップに～10月契約者数
もっとも「ドコモの契約数に含まれるようになった通信モジュールには、自動販売機のテレメトリングや、家電の情報化、タクシーの車両運行管理などに使われる組み込み用モジュールなどが含まれる。10月のDoPaシングルサービス数は、純増1万3900、累計49万100。」ということから、これが契約数に含まれなければ、先月もａｕがトップだったことになる。ただし、ａｕは以前から同様の機種が含まれていたので、これで条件が同じになったとも考えられる。
深刻なのはボーダフォンだ。超人気機種のＶ６０２ＳＨすらも新規１円に値下げして、ほぼ全機種１円セールを実施したにもかかわらず、前月の半減の２万６千ちょっとしか純増できなかった。このままでは月間純増数でＤＤＩポケットに追いつかれ、追い越されてしまう・・・なんて悪夢も実現してしまうかもしれない。
もっとも、今月以降ＶＧＳの新機種攻勢が始まるので、それに期待したいところだが、海外機種は性能的に見劣りするし、やはり期待できるのはシャープ端末のみという点では現状とあまり変化が無い。こんな状況で春まで戦っていけるのだろうか？きっと慌ててＰＤＣ端末の新製品投入・・・とかになるのだろうか？もしくは東芝、三洋、三菱あたりからＶＧＳ端末の登場を待つしかないのだろうか？
ＤｏＣｏＭｏとアステルのＰＨＳが純減している中、ＤＤＩポケットの純増数が今年初めて１万を越した。２００２年１１月以来の１万以上の純増を記録した。約２年ぶりのことであり、ＫＸ－ＨＶ２１０がヒットした時以来ということになる。
これにはＤｏＣｏＭｏやアステルからの乗換え組みが相当数含まれていそうだ。それにしてもＤｏＣｏＭｏのＰＨＳの純減が２万とは大きいなぁ。
これでＤＤＩポケットに勢いが出てくると理想的だ。ある程度まとまった台数が売れるようになれば、音声端末の新機種も投入しやすくなるので、好循環が始まる可能性が出てきた。いよいよＤＤＩポケットの反撃が始まるか？ＤＤＩポケットは、機種変更したくても新機種のないアステルやＤｏＣｏＭｏからのユーザーの乗り換えキャンペーンとかをもっと積極的に展開すべきだと思う。ＰＨＳユーザーを一つにまとめれば、ツーカー以上の加入者数になるのだから、国内４位を目指していいのではないだろうか。
