愛媛県バスケットボール協会 審判委員会

愛媛県バスケットボール協会 審判委員会からのお知らせ

第49回全国ミニバスケットボール大会

2018年04月25日 | 研修会参加報告書

                                                       参加報告書

 

                                                                                                      中予ミニ連      

                                                                                                       鈴木 道正       

 

<講習会・大会名>     49回全国ミニバスケットボール大会   

<期  日>   平成 30年 3月 27日(火)      平成 30年 3月 30日(金)

<会  場>      高崎アリーナ(群馬県高崎市)                    

<参加者>      審判委員長・委員、派遣審判委員 合計100名程度       

<講  師>      吉田正治氏、安西郷史氏、渡邊諭氏、小坂井郁子氏                                 

<内  容>      

 

3月27日(火) 安西郷史氏による審判研修会

 

【2POの正しい適用について】

現在は3POと2POが日本国内で混在している。どちらが上か下かということではないが、コート上にい

るプレイヤーにとっては3PO、2POは関係なく、しっかりと判定しアジャストすることが重要であると

冒頭にあった。ミニバスケットボールは、1ピリオド、2ピリオド、3ピリオドと全く違うチームで構成さ

れることが多いため、チームの特徴や戦術等に審判がフィットし、アジャストしてゲームをコントロールする

ことが大切である。

 

【約束事】

・ブラインドは作らない

・まずは走る

・良い位置で止まる

・プレイに対して足を運ぶ

 

【2POのメカニクス】

・コートで行われている様々なプレイに対して、良い位置取りを連続させる

・最終的に良い位置取りで判定をする

・確認できる位置取りを常に求める

・より高い感性が必要となる

・ストレートラインでブラインドコール、クロスコールをしない

・声を有効に使う(笛を加えながら)TO レポートや抑止

 

『メカの確認(トレイル)』

1、リードがトレイル・サイド(ローテーション)に来ていなければエリア1、2から始まる左側ドライブは

      すべてトレイルがプライマリーとなる。

2、リードがミッドラインを越えて判定(クロスコール)をするとミスジャッジにつながるので注意する。

3、ドライブに対しリードからしか確認できないものについては、オープンアングルで捉え判定することは仕方

      ないが、その場合はクローズ・ダウン・ポジションまで来て判定する必要がある。

4、トレイルはクロス・ステップを用いながら縦のラインを捉える。

 

『メカの確認(リード)』

「リードのセットアップ・ポジションについて」

・エリア3にボールがある場合・・・ペイントを意識してアクション・エリアにも意識を残す。

・ポストアップについて・・・トレイルサイドで行われている場合は、背中越しに見るのではなく、判定するので

   あれば右へ行く。右に行っても左を捨てるということではなくエリア4で行われるプレイにも目を残す。

・クローズ・ダウンを大事にし、プレイによってはノーワーキング・エリアに一時的に入る必要もある。必要がな

   ければ戻る。

・ドライブに対しては位置を少し変えることでプレイにアジャストする。

 

『まとめ』

  2POのほうが3POよりもメカだけではなく、より豊かな感性が必要となるため、行われるであろうプレイに対

してアジャストすることを心掛けること。メカニクスの実践の目的はルールで説明できる判定を続けるためである。

 

3月28日(水) 鹿児島 対 群馬(男子)

         主審 勝原氏(山口A)  副審 報告者  主任 村上氏(山形)

(プレゲームカンファレンス)

   長身選手に対する視野の当て方を中心に話し合った。プライマリーを意識しながらもターンの方向によってはリード

も判定しなければならないケースがあることを確認した。

(ゲーム主任より)

   位置取りやアングルは良かったと言われたが、一度、クロスコールがあった後から笛が消極的になったとの指摘をいた

だいた。課題としては、リード時に、エリア6で起こるリバウンド争いに足を運ぶことができていなかったので、今後、

積極的に足を運ぶことを意識していく必要がある。

 

3月29日 (木) 大阪 対 富山(女子)

          主審 仲間氏(沖縄新規A)  副審 報告者  主任 豊田氏(島根新規S)

 (プレゲームカンファレンス)

   両チームのスタイル早めに把握し、しっかりと基準を作っていくことを確認した。また、前日の反省を生かし、プライマ

リーを意識して落ち着いて積極的に判定することを心掛けた。

(ゲーム主任より)

 試合を通して、大きなミスもなく、連携をとりながらゲームを進めることができていたと言っていただいた。課題として

は、ボール中心となることが多く、展開されたときに後追いになり、判定ができないケースがあった。45度のアングル意

し、プレイの予測をすることを指摘していただいた。

 

3月30日(金) 石川 対 佐賀(女子)

         主審 飯塚氏(委員会B)  副審 報告者  主任 中島氏(群馬)

(プレゲームカンファレンス)

  TO管理や時間が止まっているときの行動をきびきびとし、ゲームを円滑に進めることを確認した。また、プライマリー

 や受け渡しの部分を意識し、常にボクシングインを心掛けることを話し合った。

 個人としては、良い位置取りやアングルを意識して正しい判定につながる努力をすることを念頭に置きゲームに臨んだ。

(ゲーム主任より)

 積極的に判定しようとする姿勢(アンスポーツマンライクファウルの取り上げなど)は良かったが、協力して判定すること

に欠けていたと指摘をいただいた。プライマリーを意識し過ぎてヘルプを求められたときに準備ができていなかったり、ボー

ル中心となりクロスコールにつながったりすることがあった。次のプレイを予測することや周辺を見ることを癖付けること、

相手レフリーの位置や視野の当たっているところを細かく捉えることが重要であることを再確認した。

 

<所  感>      

 今回、初めて全国ミニバスケットボール大会に参加させていただきました。近年、ガイドラインやメカニクスなどが変化し

ていく中でも、まずは基本を理解した上で堂々とレフリングできることが大切であると痛感しました。協力・良い位置取り・

アングルなど様々な課題が見つかり、今後の活動で改善していきたいと感じました。今まで以上に活動の幅を広げ、スキルア

ップを図ります。また、同カテゴリーの審判委員の方々にも今回学んだことを伝えていきたいと思います。

このような貴重な経験をさせていただいた愛媛県バスケットボール協会の皆様に深く感謝申し上げます。誠にありがとうござ

いました。


第31回都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会2018

2018年04月08日 | 研修会参加報告書

                    参加報告書

 

                                                           中体連       

                                                           二宮 光司  

 

<講習会・大会名>    31回都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会2018      

<期  日>   平成 30年 3 月 28 日(水)      平成  30年 3 月 30 日(金)

<会  場> 東京体育館、 越谷市立総合体育館、 上尾運動公園体育館、 市川市国府台市民体育館

     浦安市運動公園総合体育館、 横浜文化体育館、 川崎市スポーツ・文化総合センター      

<参加者> 各都道府県帯同審判員、中体連上級審判員、関東派遣審判員、本部審判員等 約220名

<講  師> 蒲健一氏、関口久視氏、御手洗亮氏、田邊真由美氏、星野由貴氏、武藤陽子氏、

     他中国・近畿ブロック上級審判員6名

<内  容> 

○3月27日(火) 審判研修会

 午前中は3POメカニクスの習得とガイドラインの理解について簡単な講義と分解練習を実施した。

1 ガイドラインの理解と確認

  ・ブロック or チャージ

  ・プロテクトシューター

  ・フェイク

  

   上記の3点について、B・Iは笛が入らないケースがないように判定することや、ショットに対して最後まで

  スペースを詰めていくような守り方を見極めるよう指導があった。また、今大会はレベルの高い選手が集まるこ

  とも有り、フェイクについても「中学生だから」と考えずWarningやTFもきっちりと処置していくよう講話を

  いただいた。

 

 2 3POの基本的なメカニクスの確認

  ・プライマリー

    自身のプライマリーから始まったプレイについては最後まで確認をして判定をする。(特にT・C)

   プライマリーにはエリアとアングルがあり、遠くてもオープンアングルであれば判定に加わっていく意識と準備

   が必要である。(セカンダリーの意識)

   

  ・ボールサイドツー

   ボールサイド=ストロングサイドを作ることを心掛ける(オートマティックに)

   1人で見るより、2人で見た方が見えないものが少なくなる。

 

  ・ローテーション

   ローテーションの基本はリードがイニシアティブをとる

   ①リードはセットアップポジションを基本として、ミラー・ザ・ボールの位置をとる。

   ミッドレーンにボールがあるとき  → クローズダウンポジション

   ボールがウィークサイドの移動する  ローテーションを開始

       (Lはスキャン・ザ・ペイント、Tはピック・ザ・ペイントしつつ同時にCへ)

   Cはアクティブな1対1があればキープし判定を続ける。

 

   今夏の山口全中は2日目より3PO実施となるため、基本的なメカニクスについて実際のコートを使用して

  の説明があった。様々な情報や言葉が流れてくるが、やはりローテーションの連携など基本的なところを大切

  にしてほしいとのことであった。

 

 3 ケーススタディ

  ・4sラン

  ・ハーフコート5on5(ローテーション)

  ・ハーフコート5on5(ハイピック)

  ・オールコート5on5(1往復半トランジション)

 

 午後は高校生男子を使用してモデルゲームを行った。

  モデルゲーム 甲南-日大豊山 

CC 大野哲広(奈良新規S) U1 報告者 U2 本部和史(宮崎B)

 3POの経験がほとんどないクルーであったので、ローテーションや時間の管理など基本的な事項のみ確認して

ゲームに入った。主任の御手洗氏からはクルーとしてローテーション等は全く問題がなく行われていた。個人的な

部分では3POメカニクスに対する理解はとてもよいが、今後はリードの時のローテーションの必要性をもっと考

えてから行うとプレイにマッチすると指導をいただいた。プレゼンについてはよく勉強しているとほめていただい

た。今後の課題はボイスを使って、デッドボールオフィシエイティングをする習慣をつけていくともっと良くなる

とご指導いただいた。(シューターの番号や本数、クロックの秒数など)

 

○3月28日(水) 男子予選リーグ 東京B 49 対 66 愛知

主審 望月公平氏(広島A) 副審 報告者 主任 山口憲昭氏(福岡新規A)

  プレゲームでは、長身選手が多いのでインサイド中心の展開になる可能性が高く、2POでのリードのスイッチ

 サイドについて確認した。また、2POの場合だと確認が難しいスペース(3、4エリアから6エリアにかけて)

 のお互いの分担についても話し合った。また、個人として前日に指導いただいた、ボイスを使ったデッドボールオ

 フィシエイティングへの挑戦も意識してゲームに臨んだ。

  ポストカンファレンスでは、長身選手が多かったが、インサイド中心よりはドライブが多くなってきた段階で、

 2人で再確認をして見方や分担を変更した方がよりアジャストしたのではないかと指摘があった。クルーとしての

 連携協力については、主任、講師ともに非常に良かったと言っていただいた。

  個人の課題としては、リバウンド後のショットに対して、明らかな影響が出るまでもう少し我慢してみる勇気を

 持ってほしいとアドバイスをいただいた。

 

○3月29日(木) 女子準々決勝  東京B 74 対 92 千葉 

主審 小出聡子氏(京都新規S) 副審 報告者 主任 澤野卓朗氏(青森A)

  最終日のコートをかけての対戦となるので、どちらも初めから激しくプレイをしてくる可能性があるのでゲームの

 基準となるテンポセッティングを意識するように確認した。また、長身選手が多いのでリードでの右側への移動は、

 インサイドでの攻撃がはっきりしている場合や、3対3以上のマッチアップになった時だけにしぼり、2人のボクシ

 ングインがなるべく崩れないように確認した。また、ブロックショットなどをしっかり判定し、いいプレイを切るこ

 とがないよう確認しゲームに臨んだ。

  ポストカンファレンスではドライブに関してのDFのコンタクトにもう少し笛を入れてよいケースが前半に見られ

 た。女子特有の、最後に面が変わることも考慮してリードのポジショニングを工夫すれば判定できたのではないかと

 指摘を頂いた。リバウンド争いでの手の絡みに対して、プレイに関係ない状況でも早めに笛を入れた方がよかったと

 反省した。

 

<所  感>    

  今大会を通して、現在の日本国内の3POへの移行や、プレゼンテーションの大切さ、メカニクスなど様々なもの

 がどんどん変化していく中で、昨年のえひめ国体や県内、ブロック内での研修会で上級審判の方々から教えていただ

 いた情報のありがたさを感じることができました。特に『声』を使うことに関して、どのような場面で、何のために使

 うのかを考えさせられる大会となりました。これまでの取組を生かしながら、改善できることはどんどん挑戦していき

 たいと思います。そして、習慣化するためにもどのレベル、カテゴリーの試合でも続けて取り組んでいくことを心掛け

 て審判活動を行っていきたいと思います。また、県内の審判へも持ち帰ったことを広めていきたいと思います。

  今回、このような機会を与えていただき本当にありがとうございました。


2018年度新規A級自費研修会(U-15チャレンジカップ)

2018年04月05日 | 研修会参加報告書

                  参加報告書

 

                                                          実業団           

                                                         池田 隼人        


<講習会・大会名>  2018年度新規A級自費研修会(U-15チャレンジカップ)

<期  日>  平成30323日(金)      平成30325日(日)

<会  場>  さいたま市記念総合体育館(サイデン化学アリーナ)

<参加者>  平成30年度 新規A級昇格者41

<講  師>  23日 上田篤拓 氏、阿部哲也 氏、宇田川貴生 氏、関口知之 氏、漆間大吾 氏

24日 上田篤拓 氏、関口久視 氏、久米克弥 氏、蒲健一 氏、平出剛 氏、松本究 氏

25日 上田篤拓 氏、関口久視 氏、久米克弥 氏、蒲健一 氏、平出剛 氏、松本究 氏

<内  容>   ビデオ検証を使用したミーティング

      第1試合のクルー(Aグループ)のミーティングに参加

      主任:阿部哲也 氏、上田篤拓 氏

1.ローテーションのタイミングの工夫

  ・フロントコートにボールが入ってからのローテーションは、クローズダウンポジションで一呼吸おいてプレーの

  展開をみてから行うかを考えるのが大事である。

  ・ボールが逆サイドに展開されたからといって焦ってローテーションを行うと逆に振られてしまいローテーション

  が崩れる可能性がある。

           

2.3or2の確認

 ・T、Cのみが確認するのではなく、場面によってはLもピークして確認する。

 ・T、C、もしくはLの確認が異なり、ショットが入った場合は直ちにレフリータイムをとり、すぐに協議する事が大事である。

      

3.フリースローのラストショット時の意識

 ・ラストショット時のTは3Pエリア外から飛び込むリバウンダーの意識を強くもつ。

 

4.11の見方(Cサイドにて)

 ・Cゴールへたどりつくプレーだとクローズダウンにてステイし、ローテーションしない

 ・スクリーンが行われるようであればローテーションをしなければならない

 ・プレーヤーによって(11に強い能力のある選手)はローテーションせずステイしてプレーをみる事も大事である

      

5.ヴァイオレーションの協力

 ・ラストタッチの確認がとれない状況でヘルプを求めた際には、ヘルプしたレフリーが笛を吹いてディレクションを行う

<自身ゲーム後のビデオ検証でのミーティング

1.ブレイク時のコンタクトについて

 ・判定はノーコールであったが、DFはファールをして止めに行っていたが、コールをし

  した際にはノーマルファールなのか、アンスポなのか

  A:DFは右手でカットしようとしている為、ノーマルファール

   しっかり説明できるようにルールの理解が必要である。

 

2.セカンダリーでコールする際の注意点

 ・形だけでのコールになった場合、形の中の何がファールなのかが、説明を求められた

  場合に説明できる準備が大事である

 

3.ショットクロックを確認する習慣づけ

 ・ショット後やセットした場合に確認するなど自身のタイミングで癖をつける

 ・上記を行う事で、マジックタイムも把握できるようになる

 ・マジックタイムも私生活で自分自身で訓練しなければ身につかない

 

4.プレス時のローテーション

 ・ボール運び時、Cサイドでプレスがある場合に、基本的にはTはその状況を感じ

  早くフロントコートに入り、そのタイミングでLもローテーションを開始するのが

  理想だが、Lがローテーションを行わなければ、CはそのままCである意識をもつ

  のも大事である。(確認せずにTにあがってしまうとダブルTになってしまい、

  バランスが崩れてしまい危険な為)

 

5.3秒ヴァイオレーション

 ・3秒を判定した際、逆チームにもないか気をつけなければいけない

 

6.ファールコール後のプレイヤーの動き

 ・ファール後、コールにいくレフリー以外の2人はファールをした、されたプレイヤーの動き

  を気をつけて見なければならない。

  大人であればトラブルになりかねない触れあいや態度も起こりうる

 

7.リバウンド時のコール

 ・ファールが起こり、吹いた時には必ず次攻める方向のディレクションを指す習慣を

  身につける

 

8.バックペダル

 ・ローテーションを試みたが、クイックショットやパスが行われた場合はバックペダル

  をつかい戻る事も大事である。


<所  感> この度は新たな講習会を開催してくださった日本協会の方々をはじめ、

      ご協力頂きました四国ブロックの皆様に御礼申し上げます。

      S級一次審査前にこのような講習会に参加できた事は感謝の念しかありません。

      普段3POを吹いた後のミーティングで、すぐにビデオ検証しながらというのは

      なかなかないもので、自分の反省点や疑問点なども質問でき、次に繋がる

      事ばかりでした。

      3POのメカニック等も日々進化している事を痛感し、その流れに乗り遅れない事

      がとても大事であることも実感しました。

      勉強できる機会がある場合は積極的に参加しようと改めて思いました。

      自分自身の勉強も大事ですが、学んだ事を四国ブロック、県内の仲間にも伝える

      事も大事なので、微力ながらも伝達していければと思います。

      すぐに全部はできないので、1つ1つの課題をしっかりクリアし、次のステップに

      向かって更に尽力したいと思います。

      有難うございました。

     

    


平成29年度全日本実業団バスケットボール競技大会 兼 全日本社会人バスケットボール選手権プレ大会予選  

2017年09月14日 | 研修会参加報告書

参加報告書

 

                             実 業 団        

                       氏      池田 隼人        

 

<講習会・大会名>  平成29年度全日本実業団バスケットボール競技大会 兼 全日本社会人バスケットボール選手権プレ大会予選  

<期  日>   平成29年9月 9日(土) ~ 平成29年9月11日(月)

<会  場>   ひらつかサン・ライフアリーナ              

<内  容> 

     ■ゲーム 主審:竹田雄介(A )      副審:池田隼人(B ) コート主任:嶋崎 貴     

     ■講習内容及びミーティング内容

       APEX(東海 3 ) 対 日本無線(関東 1 )

       プレゲームカンファレンスでは、2PОのメカニックの確認や、ガイドラインに沿った判定を1ゲームしっかり通し、同じ判定基準を持つ事と、

      メンバー表を確認したところ外国人選手の登録があった為、その選手がオンザコートの 場合の見方、お互いのチームのキーマンに対しての視野の

      あて方の確認をした。ファーストコールから自分の判定が過敏になりすぎてしまった為、ゲームの入りがとても悪く、相手レフリーと同じ判定基準

      に戻すよう修正を試みたが、対応が遅くなってしまった。

       リード時に右へ行き見るのか、ステイしてプレイを見るのかポストプレイの見定めをプレイに応じてもっと見定めないといけないと感じた。

      ゲームの入りはとても重要であるのを再認識したとともに、今後の課題でもあると痛感した。

 

     ■ゲーム 主審:北沢あや子(S )    副審:池田隼人(B 級) コート主任:井本  誠 氏

     ■講習内容及びミーティング内容

       鶴屋百貨店(九州) 対 今治オレンジブロッサム(四国)

       プレゲームカンファレンスでは、両チームのプレーの特徴やキープレーヤーの確認、前日の私のゲームを見て頂いており、良くない動きや位置

      取りに関して、ご指摘頂いた事への修正点を確認した。ゲームに関しては、序盤からしっかり判定基準を示して下さった為、同じ基準でゲームを

      進める事ができたと思うが所々位置取りが悪い為、判定できない場面があったので、次の展開の予測を強くもつ為に、戦術の理解をもっともっと

      勉強しなければいけないと思った。ゲーム序盤はご指摘頂いた点を意識する事ができたが、時間が進むにつれその意識が薄れてしまいプレーに対

      応できない事が増える為、ゲームでの修正力をつけなければいけないと感じた。

<所  感>     

       今大会が最後となるこの大会に参加できたことにとても嬉しく思います。歴史のあるハイレベルな大会に派遣させてくださった実業団連盟の方

      々に深く感謝致します。今の自分がもっている力がどの程度か、とても実感する事ができました。課題もとても増え、この経験を無駄にしないよう

      今後の活動に繋げていくとともに、県内にもお伝えできる事も多いと思いますので、しっかり繋げてまいります。国体も間近ですので、レフリーだ

      けでなく運営の点でもとても勉強になった為、おもてなしの心をもち、県外から来られる方々をお出迎えしたいと思います。今大会を運営してくだ

      さった関東実連の方々をはじめ、多くの関係者の皆様へお礼申し上げます。

 

以上、報告致します。 


第6回 全日本クラブバスケットボール選抜大会

2017年09月08日 | 研修会参加報告書

審判講習会 参加報告書

平成29年9月7日

報告者 髙橋 瑞紀

 

 この度参加しました、審判講習会について報告します。

講習会名

(大会名)

第6回 全日本クラブバスケットボール選抜大会

参加者

(報告者)

髙橋 瑞紀 (クラブ連)

期 日

平成29年9月2日(土) から 平成29年9月3日(日)

会 場

浜松アリーナ

講 師

 

参加者

本部派遣審判員、ブロック帯同審判員、近県派遣審判員、地元審判員

報告①

 ゲーム

 

□ゲーム  主審 坂田氏(千葉・A) 副審 髙橋 

コート主任 加藤氏(愛知・S)

       Waioli(開催地) 対 ALA(近畿2位)

■講習内容 及び ミーティング内容

 本大会第1試合ということ、また開催地代表のチームということで、ガイドラインに沿った「手の使い方」を示していこうというカンファレンスを行った。また、トラベリングの判定を逃さずに取り上げていくことを確認した。

 ミーティングでは、センタープレーヤーに対して取り上げた手のファールをよりRSBQに照らし合わせて判定していくこと、プレーヤー同士の体格差や身長差も考慮したほうがよいと指摘していただいた。また、トレイルのときの位置取りが高い位置から見ている印象があるので、プレーに対応して下りていかなければいけないということだった。ベンチ管理の中で、帽子を被っている人やビデオ・カメラで撮影している人がいることも、全国大会ということで、気をつけておかなければいけないと、指摘していただいた。

報告②

ゲーム

 

□ゲーム  主審 角平氏(岐阜・A) 副審 太田氏(愛知・A) 髙橋

コート主任 高野氏(京都・A)

QUEEN BEE(関東1位)対 東海クラブ(関東2位)

■講習内容 及び ミーティング内容

 カンファレンスでは、トラベリングやアウトオブバウンズなどのヴァイオレーションをしっかりと取り上げること、動きの中でアイコンタクトをし、よりよい位置取り・アングルで判定できるようにすることを確認した。

 ミーティングでは、大きく取りこぼしているものはなかったが、視野が重なり、オーバーコールになっているケースや、プレーから遠ざかってしまっていることを指摘していただいた。自分自身も試合中にトレイルからセンターへの移動が遠く感じるときがあった。三角形をより小さくし、プレーを捉えられるようにしたい。

所 感

 私自身、地元開催の全国大会に参加したことはありましたが、今回のように派遣していただき、審判をさせていただくことは初めてでした。いつもと違う会場やチームの雰囲気に、緊張感を持ちながら、2試合に臨むことができました。ブロック帯同で来られている方は女性の方が多く、試合中の振る舞いやプレゼンテーションに配慮をされていることが分かりました。試合を見ていて、私自身ももっとこだわりをもって、取り組んでいかなければいけないと感じました。

 愛媛国体まで、1ヶ月を切りました。まだまだ課題は多いですが、1つでも克服できるよう、取り組んでいきたいと思います。また、今回勉強させていただいたことを、地元でも伝えていきたいと思います。

 最後になりましたが、静岡県クラブバスケットボール連盟木下審判長をはじめ、静岡県の審判員の方々には様々な面でお世話になりました。深く感謝申し上げます。またこのような機会を与えていただきました愛媛県バスケットボール協会の皆様、四国バスケットボール協会の皆様、本当にありがとうございました。