Earth Spiral

Survival&Creative life. 
大地と魂の声を聴き、自分の道を歩め

スピリチュアリティ教育について考えたい その2

2018-01-16 | スピリチュアリティ・魂の癒し
なぜ、スピリチュアリティ教育について考え始めたかを考える。
自分の振り返りも含めて書きますので、長いです。

そもそも、私たちは、持続可能な暮らしを実践し、
それをじわじわと伝え広めていきたいと思い、
裏磐梯に移住してきました。

2006年にパーマカルチャーを学び、
2009年に移住してきました。

当時は、気候変動とピークオイルという問題意識から、
パーマカルチャーの考え方にもとづいた、
トランジションタウン運動という、
低炭素社会に移行するための動きなどもあり、
私たちも以前住んでいた相模湖町(今は相模原市緑区)で、
トランジションタウンの活動をしていました。

トランジションタウンは、エコビレッジと違い、
どこかに集まって場をつくるのではなく、
既に在る地域を、変化させていこうという活動なので、
自分たちにとっては現実的だなと捉えていました。
裏磐梯に移住したらそういうこともやりたいと考えていました。

しかし、ご存知のように2011年に東日本大震災と原発事故がありました。
自然の生態系に依拠したパーマカルチャーやトランジションタウンの活動が、
はたしてできるのだろうかと思った時に、
一時的に、保留するしかありませんでした。

自分たちには、なんにもできることがないと感じた数年間でしたが、
紆余曲折あり、私自身は、外からの求めもあり、
再び植物や大地に根差したこと、
そして、スピリチュアリティに関わることを、
講座やワークショップで行う機会を得ました。

スピリチュアリティについては、
もっと深める必要を感じていました。
震災後に、自分も含めてですが、
現状に思い悩みながら、
自分の人生をどう生きるかを問い直すことを、
周囲の多くの人がしていたと思います。

その時に、人がものごとを選択する時に重要なのは、
一体何なのだろう、そして、セラピストとしての経験もある自分が、
周囲の人をサポートするには、どうすべきだろうと考えた時に、
出会った、エソテリックヒーリングのトレーニングに
行くことを決めました。

それは、自分の中ではとても必要なものでした。
ヒーラーになるつもりはそれほどありませんでしたが、
人のサポートに活かせないかという思いはずっとあり、
もともと行っていた講座やワークショップ、セッションに、
そこで学んだものを生かしたり、
新しい講座やワークショップを作ったりしてきました。

出来るだけ、スピリチュアルなことに偏らず、
ボディ、マインド、スピリット、
環境のことやコミュニティのことなど、
ホリスティックな視点を伝えるように配慮してきました。

そうしていくなかで、スピリチュアリティの部分を、
誰もがハードルなく触れたり、学んだりできる機会が、
必要なのではないかと感じるようになってきました。

スピリチュアルやスピリチュアリティと言った時に、
そういうことに興味津々な方もいれば、
あやしいと敬遠する人もいるのが現状です。

しかし、物質主義的な社会に偏り過ぎたバランスをとりもどすには、
スピリチュアリティに目を向けていかなければ、
崩壊に向かうように思うのです。



図は、ネイティブアメリカンのメディスンホイールですが、
イーグルがスピリット、ネズミがエモーション、
クマがボディ、バッファローがマインドです。
そうしたときに、右側のスピリットについて、
全く意識が行っていなかったら、
この円は、半分しかないことになってしまいます。

私たちは、半分の自分だけで生きられるでしょうか?

答えはNoです。

スピリチュアリティやスピリチュアルなことは、
今ここに自分と共にあるものであるし、
生きる土台となっているものでもある。

それを特別視したり、忌み嫌ったりする風潮は、
一体どこから出てきたのだろうと思います。

話は最初に戻りますが、
社会や地球は良い方向に向かっているのだろうか?
と考えた時に、壊れつつあるものもあれば、
新しく生まれつつあるものもある、
という流れにあるような気がします。

その流れにあり、必要なことは、
新しいものが生まれてくる環境を
つくることが出来たらということ。

スピリチュアルな知識とかなんとかを学ぶ講座やワークショップは多いけれど、
スピリチュアリティをちゃんと育めているかというと、違う場合もあります。
気づきや成長につながらず、単なる一時避難所となったり、
優越意識を養うだけに貢献する危険性もあります。

スピリチュアリティ教育はパラダイムの変容と、
行動変容も間違いなく伴うものであり、
結果として、私たちが以前目指そうとしていた、
社会や地球が良い方向に変化していくことに、
つながって行くものであり、促進するものと思います。

目的に対しては、遠回りに思えるかもしれませんが、
今、スピリチュアリティ教育の必要性を感じているのは、
自分の中でのそんな感覚があるからのようです。

--------------------------------------------------------

磐梯朝日国立公園に位置する裏磐梯で、
個人セッション、ワークショップ、講座などをやっています。

フェイスブックページ Earth Spiral

Earth Spiralリトリートルーム
・魂とつながるエクササイズ
・ハーバルタロット&ヒーリング
・アート・オブ・タッチ
などを行っています。

Anju Nakamori
フェイスブック(フォローはご自由に。お友だちはリアルにあっている方のみ)
ツイッター











最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。