2019年7月乳がんの宣告を受け、8月乳がん専門医を受診。9月3日に入院して、左胸の全摘手術を受ける予定。
8月中旬、職場に乳がんに罹患したこと、9月に手術を受け、1か月休ませてもらいたいことを伝えた。恐れていたことが現実になった。
職場のボスは、肺がんを手術せず、マクロビオティックで治した。それ以来、マクロビオティックに傾倒し、西洋医学を全否定してる。ボスに言わせれば、医師は金の亡者で必要のない手術をやっている。
ボスは、私と顔を合わせるたび、手術を受けるなと言うつもりはないが、と前置きをしながらも、西洋医学は信用できない、体を作っているものは食べ物であり、食べ物をマクロビオティックに変えて、癌ができないように体質を変えればよい。できた癌も消える。切ってしまったからでは遅い。というようなことを、言い続けた。ときには、2時間くらい話を聞かされた。そんなことに時間を取られるくらいなら、サッサと仕事して早く帰って手術のために体力温存したかった。
ボスに悪気はない。私のためだと、心から信じて言ってくれている。これが、厄介だった。私だって、手術は嫌だ。マクロビオティックの世界に引き込まれそうにもなる。
職場の同僚たちは、ボスがマクロビオティック亡者であることをよく知っていて「あっちの世界にいっちゃダメだよ」「マクロやってもいいけど、手術は受けなきゃダメ。」と言って私を引き戻してくれた。
円より子さんのこの記事↓を読んで、絶対に手術を受けようと思った。
私の両親は健在。長寿の家系だから、おそらく後20年以上生きるだろう。私は娘として、それ以上は生きなきゃいけない。癌になっちゃった以上、元気で生きていることが最大の親孝行だ。万一、両親より早く死ぬことになっても、そのときに、両親に「あのとき〇〇をしていれば」とか「〇〇をしなければ」と思わせたくない。今、両親は手術が最良の方法と思っている。私も、揺れ動くことはあるが(手術以外の方法でも治るかもしれないと思うこともあるが)、手術をすれば治ると思う。
手術を受けよう!その上でマクロビオティックを試してみてもいい。
ボスに限らず、よかれと思って言ってくれること、ありがたいことだけど惑わされる。このことは、肝に銘じておかねば。自分がボスの立場になってしまうこともあると思うから。
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