1.ボスポラス海峡を望む
トプカピ宮殿近くのボスポラス海峡を望む展望地に向かった。もう一度この場所から海峡を眺めて見たかった。
海峡を結ぶボスポラス大橋、そして行き交う船。 前回は、雪氷が舞う海峡のクルージングも経験したが。 季節は変わってもこの海峡に立って変わらない感慨を覚える。
アジアとヨーロッパの境界、東西の文明の狭間として幾多の歴史を刻んできたボスポラス海峡。 ローマ帝国、ビザンツ帝国、オスマン・トルコ帝国と国が変わるも1600年もの間も常に首都だったこの街、イスタンブール。 ビザンチウム、コンスタンティノープル、イスタンブールとその名こそ変えたが。
2.美しい馬の国( カッパドキア )を上空から眺める
カッパドキアの地形は、地球の驚異。 数百万年前からの火山の噴火、マグマの流出に、目まぐるしく変わる気候と豪雨、雪解けなどの急激な変化は、カッパドキアをどこか他の星のような奇景にさせたという。
パシャパーの妖精の煙突(キノコ岩)。 凝灰岩の上に玄武岩が。 ↑ デウレントの谷のラクダ岩。
空からこの独特で雄大な景観を見てみようとバルーンツアーに参加した。
まだ暗い早朝の4時20分にホテルに迎えが来た。どこかのホテルのレストランに案内され、バイキングの朝食と説明があった。
AM5:25 ギョレメ野外博物館そばの離陸場所に行った。 すでに多くの送迎バスが来ていた。
いち早く、登り始めたバルーン。
たくさんの気球が飛び立とうと準備し始めている。にぎやかなざわめき、浮き浮きした気分が・・・。
我々の熱気球も点火された。 下の写真が、バルーンを操縦するクルーの二人。
高度を上げていくと、特異なカッパドキアの地形が広がっている。 見事な眺め。
ローズバレーの上空が、明るく染まり始めた。
AM5:48 太陽が顔を出した、日の出。
太陽の右に目を向けると、秀麗な山容のエルジェス山がかすんで見える。この火山がカッパドキアのこの地形を生んだのだ。
空からの眺めをフォトアルバムのスライドショーにまとめた・・・
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バルーンの迎えの運搬車が待機しているここへ降りる。 (地名;オルタヒサル)
AM6:35 バルーンがしぼまれ、バスケットから地上に降りる。 2基のバーナーが見えている。
フランスの習慣に習って、無事の着陸を祝いシャンパンの栓が抜かれ、シャンパンパーティで締めくくる。
往きのマイクロバスに乗り、30分ほど掛けホテルに戻る。 AM7:30
追記.エフェソスとパムッカレ (カッパドキア同様素晴らしい!)
古代都市 エフェソス(=エフェス)は紀元前11世紀頃よりイオニア(古代ギリシャ)人により建設され、港湾都市国家として発達した。
シルクロードの始まりだったエフェスは、神殿、大劇場、音楽堂、図書館、浴場跡、公衆トイレなど多くの遺跡が残り、有名なポンペイより広く、かつ素晴らしい。
クレディア通り エフェスの通りの一つ、中央奥にセルスス図書館、両側は商店街だったという。
左の建物が、セルスス図書館。 アレキサンドリア、ベルガマと並ぶ三大図書館に数えられ、12万冊の蔵書があった。
右が、マゼウス門とミトリダテス門。
左; ハドリアヌス神殿(ハドリアヌスはローマ皇帝で五賢帝の一人、アーチ中央に女神ティケ) 右; 勝利の女神 ニケ(NIKE)
パムッカレ とは、綿の宮殿の意で、昔からこのあたりが良質の綿花の栽培地であることから呼ばれた。
この綿の花のような純白の独特の景観は、石灰岩に雨水が浸みだし、その炭酸カルシウムを含んだ地下水が地熱で温泉となり湧き出て、畦のある白い棚田のような姿に形成されたもの。
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