大阪万博には反対である。大阪府民の一人として、府民税が使われるであろう万博については、反対の立場である。以前の大阪万博(1970年実施)についても、反対だった私。めだった反対運動をするほどの行動は何もしなかったが、「静かに反対」していた一人である。千里の万博会場には一度も行かなかった。万博反対の考えの者も行った人はいるだろうが、私は行かなかった。当時、反対だからと言って、「太陽の塔」に立てこもった人がいたが、目立ちたかったからだろう。「反対だったら行かない方がいいのに・・・。」と(そのニュースが流れていた時に)思った。私の反対運動は「静かなもの。反対だから行かなかった。」ただそれだけのことでした。あれから、53年ほど経過している・・・。
2年後の大阪万博にしても、反対だから行く気はない。ああいう催しに税金を使うことに昔から反対だから。「維新の会」は積極的に推進しているが、跡地利用を考えてのことであろう。
万博を実施することで、大阪・関西を発展させるという発想は、もう古い。「昭和の時代の発想だなあ・・・」と私個人は思っている。(1964年実施の)東京オリンピックや第一回目の(1970年実施の)万博はそれなりにうまくいったという評価があるかもしれないが、マイナス面も多かったに違いない。近年、政府や自治体が主催する催しはマイナス面が多すぎる。巨額税金が使われるにつれて、巨額のマイナス面が露呈している。そんなニュースが、催しが終われば、必ず露呈している。終わってしまってから、マイナス面のニュースになっている。その催しを推進した背後にいる実力者が罰せられることは(ほとんど)ない。そして、忘れ去られていく・・・。
前回の東京オリンピックの「膿」にしろ、じゅくじゅくと出てきている。国民のためになった催しだったのだろうか? 2年後の万博にしても、マイナス面が隠されながら実施する方へ動いていくのであろう。ひょっとしたら1年延期ということを言い出すかもしれない。各参加国のパビリオン建設申し込みは(現在のところ)0とのこと。もう万博開催は日本にとって、「昭和の発想」でしかないのだろう。自民党にしても、「昭和の発想」で推進する党であろう。
野党よ、「昭和の発想」しかできない政党と同じような発想しかできないなら、いつまでたっても「野党」も支持されないだろう。貧富の差が拡大中の現実を、しっかりと改善していくために税金を使ってほしい! 国民が公平公正な暮らしができるように税金を使ってほしい!
税金の使い方を「脱昭和の発想」ができる政党(に変化するか、新しい政党ができるか)の出現を期待している。税金をどう使おうとしている政党かに着目していきたい。(現在、自公政権や維新には期待していない。)