東海道歩き(京都三条大橋から江戸日本橋へ、宿場を数珠繋ぎのごとく順番に訪れる歩き方)とは違って、中山道の宿場の順番は、バラバラでもいいから、69宿をすべて訪れてみたいと思った次第です。
「中山道69次」歩きをスタートしたのは、2017年8月中旬でした。
「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり」。人生は永遠の旅人のようなものであり、旅は人生そのものなのでしょう。
『奥の細道』冒頭部分には、「人生観が凝縮されている」。正に「名文中の名文」と言えるでしょう。
私は「松尾芭蕉忍者説」を信じている一人である。
松尾芭蕉の多くの旅は「目的のある旅」だったと考えられるが、「特に目的のない旅」もあったに違いない。「漂泊の思い」こそ、松尾芭蕉の人間性だと言えるであろう。
「漂泊の思い」に関しては、私もほんの少しだが「松尾芭蕉」なのかもしれない。
歩ける限り、「漂泊の思い」ゆえに「人生=旅」を(残り少なくなってきている今後も)実践していきたい。
2017年8月16日 ~
中津川宿 → 福島宿へ。 まさに、中山道歩き旅のスタートでした。
今回、中山道「残り3宿➡中山道起点・江戸日本橋」を訪問できたのは、2024年12月10日から12日までの(2泊3日)旅でした。
12月9日、愛知県大府市の友人T君に8年ぶりに会うことができ、ともに語らい、楽しく過ごすことができました。広いマンション(4DK?)に一人だけでお住まいとのことで、スーパー銭湯へ一緒に行き、夕食も一緒に取ることもでき、ゆっくりさせていただきました。まだまだ話足りず、宿泊もさせていただきました。いろいろな病気と闘っておられる友人ですが、見た目は元気そうでしたので、安心しました。食事の量やお酒の量など、気を付けて生活されているようでした。銭湯にゆっくりつかり、車を運転し・・・と、いわゆる「普通の生活」を続けているようでした。8年ぶりに会って、本当に安心しました。今後も食事に気を付けて、過ごしていってほしいと願っております。T君、いろいろありがとうございました。
最寄り駅まで、車で送っていただけたおかげで、7時8分発の列車に間に合うことができました。
改札を通るとき、あらかじめ購入しておいた「(新しい使用方法に変わった)青春18切符」を自動改札機に通してみました。すっと通過できたので、安心しました。JR全線(普通・快速)3日間乗り放題(10000円)ですので、それほど安価ではありませんが、それなりに役に立つ切符です。自動改札が使用できるので便利ですが、3日間または5日間連続使用しなければならず、不便になりました。
さて、余談が長くなりましたが・・・。本日(12月10日)の目的駅(埼玉県・大宮駅)に到着できたのは、午後2時20分でした。駅を出ると、JR大宮駅近くの中山道(中断していた地点)を目指しました。
(この続きは後で)