鬼井江の世界(gooブログ)

中山道歩き旅 残っている区間に挑戦 【その2】 

 【その1】が長くなりましたので、続きを【その2】として、書いていきます。

 深谷宿を訪れたのは、2019年7月でした。JR深谷駅の駅舎が工事中で、外観がはっきりしない状態でした。中山道歩き旅で、深谷宿を訪れたきっかけは、埼玉県の行田市にある「さきたま古墳群」を見学しに来た帰りに、JR行田駅に近い中山道地点をスタートに、(2019年は)北西に向かって、熊谷宿・深谷宿まで歩いたのでした。暑い暑い真夏の歩き旅でした。

 今回(2024年5月)の深谷宿訪問は、2回目になりました。深谷宿・飯島本陣(皇女和宮様が徳川家に降嫁されたときに、昼食をとられた記録あり)跡を再確認する機会になりました。(5年前と変わらず、江戸時代の建物ではなく)外観は洋風の「飯島印刷所」の建物でした。建物内に、本陣の「上段の間」「次の間」などが保存されているという説明板がありました。見学はできないようでしたが、大切に保存されているようでした。

 深谷と言えば、この7月から新しく発行される1万円札の人物=渋沢栄一。深谷駅周辺には、渋沢栄一の銅像やポスターなど、にぎやかでした。幕末・明治期のリーダー的存在だった経済人。主に経済に関して、新しい日本を作り上げていった人物と言えるでしょう。駅前の銅像も立派でした。

 新しくなっていたJR深谷駅。レンガ造りの超立派な駅でした。レンガは東京駅と同じレンガを使用しているように思いました。たぶんJR高崎線の駅舎としては、(一番立派だろうなあ!)と想像しながら駅舎を眺めました。

 深谷駅のエスカレーターを上ったり、下ったりして、いろいろな角度から駅舎をカメラに収めました。2階通路から渋沢栄一の銅像を眺めたり・・・。夕食をとるついでに、夜の深谷駅も味わってきました。(おそらく、中山道歩きで、深谷に来ることは最後になるだろう)と考えながら・・・。

 疲れていたので、風呂にゆっくりつかってから、早めに眠りにつきました。

5月30日(歩き旅3日目・最終日)

 JR深谷駅からJR行田駅まで、電車で移動しました。行田駅近くの中山道地点へ行くためでした。中山道歩きで、行田から鴻巣宿までの中山道をまだ歩いていなかったので、(今夜中に、堺へ帰宅予定の最終日)時間の許す範囲で歩こうと思いました。行田駅に着いたのは午前7時になっていました。10分ほどで、(5年前、歩き始めた)中山道地点に到着。

 久しぶりに(行田駅近くの)中山道沿いの荒川土手から広大な河川敷を眺めました。行田市周辺を流れる荒川の河川敷は広大でした。川の流れがどこなのか、見つけにくく、いろいろな植物が茂っていました。畑になっている箇所があるような? ないような? そんな広大な河川敷でした。土手に沿うように中山道が続いていました。

 行田駅から鴻巣駅まで約12kmほどありました。JR高崎線の線路近くを中山道は続いていました。平坦で歩きやすい道でした。高崎線の線路と中山道とは3か所ほど、クロスしていました。踏み切を渡るときは、なんとなく緊張(?)しましたね。この線路を列車が15両もつながった状態で走っているのだなあ・・・と、想像しましたから。関西圏のJRは12両編成が最高なのに、関東は15両編成が結構多く見かけます。流石、人口の多い首都圏の列車編成です。

 鴻巣宿に着くまで、取り立てて紹介するほどの歴史的な建物や碑はなかったようでした。ひたすら、帰宅する時刻を意識しなかがら、坦々と歩いていました。足の痛みをかばいながら、それでも、急ぎ足で鴻巣駅を目指しました。鴻巣駅に近づく地点に、鴻(こう)神社がありました。コウノトリの伝説がある神社でした。すでに訪れたことのある神社でしたので、簡単に見学してから、鴻巣駅に向かいました。

 鴻巣駅到着は午前11時でした。この時刻なら新幹線に乗らなくても、帰れそうだなあ・・・と思い、みどりの窓口で大阪市までの乗車券のみを購入しました。9790円でした。新幹線を利用しなかったので、節約できました。

 鴻巣駅から東京駅まで、予想していた以上に時間がかかりました。東京駅を11時50分ごろ出発し、堺市の自宅に着いたのは午後10時ごろでした。東海道線の鈍行・快速利用で大阪へ。車窓から、久しぶりに富士山を見ることができました。

「鈍行の旅」もいいものですよ! 「サンデー毎日の高齢者」にとって。

(3日目・最終日、朝から鴻巣駅までの歩数は、21056歩でした。地図上の中山道そのものを歩いた距離は約12kmでした。 以上で,今回の2泊3日・中山道一人歩き旅の報告、終了です。)

 

深谷宿・飯島本陣跡の標柱および説明板 

現在の「飯島印刷所」建物が、説明板の背後に写っています。

JR深谷駅前の渋沢栄一氏の銅像 台座がしっかりしており、顔を見るためにはかなり見上げなければならない像でした。

深谷駅 2階正面入り口 赤レンガ造りの素敵な駅舎でした。(5年前は工事中でしたので、シートなどでおおわれていました。いつごろ、工事は完了したのかな?) 二階まではエスカレーター・階段ともに建物の雰囲気に合うように設置されていました。

深谷駅2階の広場から 渋沢栄一像を撮ってみました。

荒川(写真左手が荒川河川敷) 土手の道の一部が中山道

マンション右手に(細い川の)旧荒川が流れていました。現在の荒川はものすごく川幅が広かったですね。

 

鴻巣宿 「鴻巣」神社ではなく、鴻神社がありました。コウノトリ伝説のある神社でした。

【 鴻巣宿の総鎮守、境内の樹の神という大樹にコウノトリが巣を作り卵を産むと、大蛇が忍び寄り、コウノトリがこれを突き殺してしまった。以来、祟りがなくなり、社を「鴻の宮」と呼ぶようになった。】という、説明がありました。

今回の歩き旅、行きは高速バスでしたが、帰りはJR利用で、乗車券のみ購入。「車窓を楽しみながら」ゆっくり帰りました。列車が鈍行の時は、富士山もゆっくり眺めることができました。「鈍行の旅」もいいものですよ。退職された皆さん、時間がたっぷりあるときは、「鈍行旅行」をおすすめします。

*以上、長いブロクになりました。読んでいただき、ありがとうございました。

最近、ブログ訪問してくださる方、50人を超える日がたまにあり、びっくりしています。 感謝、感謝です。

 

 

 

 

 

コメント一覧

鬼井江
サンドラブロクさんへ
今日(2024年7月11日)は、スマホ電話で、話ができてうれしかったです。長電話になり、携帯料金が高くついたかもしれないので、反省しました。次回、長引くときは、固定電話(電源を入れれば、使用可能になります。)に切り替えますよ。
サンドラブログさんの家では、「長電話可能の契約」をしているようなら、今日のように長電話も低料金で可能ですが…。(私の携帯は長電話はかなり料金がかかります。)ふだんは、長電話をほとんどしない生活をしていますので。今日は、つい話し込んでしまいました。(ごめんなさい。)
 ちなみに、もう一つのブログのコメントですが、1年前の2023年6月28日のブログへのコメントでしたので・・・、はて、どのブログだったかな? と、探すのに、少し時間がかかりました。「お供え」の話は、去年の秋に二人一緒にお参りした時に、すでに終わっている件だと思いました。(鬼井江より)
 
サンドラブロク
中山道歩き旅を今日、読みました。深谷は、渋沢栄一さんの故郷で、ドラマにも登場していましたね。深谷ネギも有名ですね。一人で歩き旅を続けていて、本当に凄いと思います。精神力が強くなければできませんね。今日お話しができて嬉しかったです。どうぞお大事に。
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