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健康的食生活のための情報を発信です。
1980年以前の中学に家庭科、未必修の男性諸氏に医療従事者を含め必要かも。

[ねばねば食品]食生活について語ろう

2024年11月17日 | 美容ダイエット

・ねばねば食品Gooey(Sticky)food ねばねばしょくひん
  健康維持に良いというねばねば食品にオクラ納豆山芋なめこ、モロヘイヤ、ツルムラサキ、明日葉、金時草(きんじそう)、ネオプンティア(サボテン)、オカワカメ、海藻類(めかぶ・もずく・がごめ昆布・真昆布・わかめ・赤藻屑(あかもく)等が、あります。
オクラ山芋納豆で3大ネバネバ食材といわれているようです。そして、ネバネバした食べ物のランキングは1位納豆、2位とろろ、3位オクラとアンケート結果として示しています。
◇納豆のネバネバは、納豆菌(枯草菌こそうきん)が煮大豆を発酵分解してさまざまな物質を生成して、できた主にアミノ酸の長く連なったポリグルタミン酸と、多糖類フラクタンからなります。そのときにできるポリグルタミン酸と、そしてフラクタン(フルクタン)という糖質が、糸を引く納豆のネバネバの正体となります。フラクタンには粘り成分が、あまりありませんが、ポリグルタミン酸のネバネバを安定させる働きがあります。
ネバネバ食材の粘り気の正体は、タンパク質と多糖類の水溶性食物繊維とが結合した粘液糖タンパク質の混合物としています。水溶性食物繊維は水に溶けると保水性がありヌルヌル、ポリグルタミン酸でネバネバした粘性をもってきます。

◇とろろ(山芋)のぬるぬるの成分は、ムコ(ネバネバした)糖とたんぱく質の混合物ミューシレージMucilageで食物繊維の多糖類(糖【マンナン】とタンパク質【グロブリン様】が弱く結びついたもの)でネバネバしています。

◇オクラのネバネバの成分はガラクタンGalactan、アラバン、ペクチンの食物繊維粘質物、ミューシレージMucilageを主に含みます。Mucilageは、多糖類の一種として植物、微生物が分泌する粘液状の物質で、植物の種子や胞子を保護し、乾燥、害虫から守る役割をしてこの粘液は食品、医薬品などに使用することもあります。


 水溶性食物繊維Soluble dietary fiber:SDF すいようせいしょくもつせんい
   植物の細胞や分泌物に含み、水に溶けて粘着性、保水性を持つ食物繊維です。水溶性ペクチン〈果物に多い〉、アルギン酸・カラギーナン〈藻類〉、グルコマンナン〈コンニャク〉、アガロース(寒天)、グアガム〈グア豆〉、デキストリン、フコイダン(めかぶ・もずく・わかめ・ひじき)、フルクタンFructan(らっきょう)、ミューシレージMucilage(ムチン?)[ガラクタンGalactan、マンナン、アラバンAraban、ペクチン]、トリテルペングリコシド配糖体などが知られています。

 植物に含む粘液糖タンパク質のミューシレージMucilageは、里芋、大和いも、レンコン、オクラ、納豆、なめこ、昆布などに含まれる粘質物、水溶性食物繊維でもあり、ガラクタンGalactan、マンナンMannan、アラバンAraban 、ペクチンPectinなどの糖質とセリン、トレオニン(スレオニン)というアミノ酸を主成分としたタンパク質が結合したムコ多糖類です。このもつタンパク質分解酵素は、熱に弱く生のほうがよいでしょう。糖タンパク質は加熱処理をすると固まって粘性がなくなってしまうのです。

動物に含み唾液、胃液、腸液の粘性はムチンMucinによります。ムチンは体内で分解を受けるとグルクロン酸Glucuronic acidが肝臓・腎臓を強化、胃、鼻の粘膜を保護し、便秘、風邪予防、整腸作用があり消化吸収を助ける働きをしています。
ムチンは分泌型と膜結合型に分類し物理的バリアとしての粘膜保護や潤滑作用に加え,膜結合型では細胞質内への情報伝達機能にも関与しています。

、昆布・ワカメ・もずく・里芋・山芋・オクラ・もろへいや等の植物由来ネバネバ成分は英訳でミューシレージMucilageといわれている成分であり、ペクチン性多糖です。近年の科学的判断ではムチンは動物界だけに存在し、植物やキノコ類には見いだしていないのが現状としています。英語では動物粘液のムチンMucusに対し、植物からの粘液はミューシレージMucilageとしています。
 
ネバネバ成分はタンパク質の分解を助ける酵素を有し消化吸収を助けています。ヒトの気管や胃腸などの粘膜を覆う粘液の主成分でもあり、ネバネバ食材には、胃粘膜や呼吸器の粘膜保護作用があります。粘性は食物の移動をゆるやかにし、消化吸収を助けています。粘液糖タンパク質の混合物から成る水溶性食物繊維は、腸内環境を改善に働いています。

  納豆のネバネバ(ポリグルタミン酸:再生産可能なバイオポリマー)の中から納豆ポリマー(重合体)を作り出す研究が進められています。納豆の糸(ポリグルタミン酸,再生産可能なバイオポリマー)に放射線を照射すると納豆樹脂ができます。食べられる容器の試作です。納豆のネバネバ成分は紙おむつの中に入っている吸水性ポリマーと性質は同じで、納豆のネバネバ(ポリグルタミン酸)1gで5㍑の水を保水することができるといいます。天然素材で、このポリマーから容器を作ると、自然に分解し、地球に優しい容器になると言われています。 
そして、ネバネバ成分は、血糖値の上昇を抑えたり、血中コレステロール値を下げたり、保湿(保水)する働きがあります。



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[麹]食生活について語ろう

2024年11月16日 | 美容ダイエット

麹・糀Kojimalted/Ricemalt  こうじ
  
麹菌を大豆に繁殖させて作られたものをいう。糖化、蛋白質分解し、有機酸をつくる。麹菌の代表としてニホンコウジカビともいうアスペルギルスオリゼAspergillus oryzae(ユーロチウム科コウジカビ属)の至適温度は2535度で比較的乾燥状態でも成育し初め白色で次第に黄、緑、古くなると褐色となる。

糖化酵素、たん白質、発酵分解作用を有し味噌醤油、酒、焼酎、甘酒食酢などの製造に用いられる。フスマ、糠、雑穀(ひえ、あわなど)より酵素を取り出し消化剤、アルコールが作られている。

 


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[櫨の木:はぜのき]食生活について語ろう

2024年11月15日 | 美容ダイエット

・櫨の木/黄櫨の木 はぜのき
  ウルシ科、本州(関東南部以西)に自生また栽培もする。主に中国、台湾、マレーシア、インドの東南アジアに分布する。10mの高木もあり、雌雄異株で葉は奇数羽状複葉で互生、裏は白みがかる。
天正19年(1591年:安土桃山時代)ごろに筑前(福岡県)の貿易商が種子を中国から伝えたのが 始まりで、蝋をとるために、その製法と共に伝えられ筑前で栽培、その後九州一円に広まった。古くはに緑色から淡褐色になる果実(核果:扁球形で無毛、光沢がある)の種子(精油約30%)からを採取したことで別名「ロウノキ」ともいう。 根皮は必要なときにとり、水洗い後日干しに、心材は深黄色で美しいため装飾材や寄せ木細工に使われる。
薬用に種子、根皮を使い 生薬名木蝋(もくろう)という。煎じて、この煎液で患部を洗うとよい。軟膏の基礎剤としても重要で現在広く利用され薬効として止血、解毒に用いていた。


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[アルデヒド]食生活について語ろう

2024年11月14日 | 美容ダイエット

・アルデヒド・アルデハイドAldehyde あるでひど
  脱水素したアルコールという語より由来しアルデヒドとしている。酸化されると酸になり、還元されるとアルコールになる。油が酸化されるアルデヒド類が生じ酸敗臭の原因を作っている。ホルムアルデヒドFormaldehyde、アセトアルデヒドAcetaldehydeがある。

ブドウ糖は、還元糖でありアルデヒド基(R-CHO)をもちアミノ酸と反応すると褐変する。アルコールの過剰摂取により肝臓でアセトアルデヒドを分解できず翌日まで残り吐き気、だるさの二日酔いの一原因を作る。

 

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[八角:マツブサ科]食生活について語ろう

2024年11月13日 | 美容ダイエット

・八角Star anise はっかく
  マツブサ科、中国原産。常緑高木で花は、赤褐色で秋に採取した果実を乾燥させ、八角、スターアニス、大茴香(だいういきょう)、トウシキミとも呼んでいる。実が木質化して八角の星型をして6~8個の舟形のさやの中に細長い光沢のある種子がある。
ういきょう、アニスに似た甘いよい香りがある。かすかな辛味、苦味があり菓子、お茶、コーヒーに入れたり主に、鴨の中華料理に利用する。五香粉(うしゃんこう:八角・桂皮[シナモン]・小ういきょう・丁香[ちょうこう]・山椒の実・陳皮など)としほかのスパイスと混ぜて使われる。
 主成分がアネトールAnetholeで漢方で胃痛、風邪、冷え性に、局部麻酔作用を利用し歯痛、リウマチにも使われる。
 近縁植物として日本に自生する有毒な「シキミ」があり、花が淡黄色だが両者の果実は形状、大きさ、外観色とも見分けがつかないほどよく似て痙攣(けいれん)性の猛毒(アニサチンAnisatin:セスキテルペン)があるので見誤らないよう注意する。

 

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[芥蘭]食生活について語ろう

2024年11月12日 | 美容ダイエット

・芥蘭/芥藍 かいらん
  アブラナ科、中国南部原産。耐暑性で種まきしてから60日ほど、丈が20~30cmのところで収穫している。少し苦味が感じられるが特有の香りと甘みをもち淡白な味で9~11月を旬としている。
中国野菜、白花種、黄花種があり結球せずきゃべつと同じアブラナ科の食物で若芽のうちの菜の花に似た花茎をお浸し、サラダ、味噌汁の実、漬物、炒め、揚げ物とする。ビタミンA、C、食物繊維の栄養素が期待できる。

 

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[姫檜扇水仙]食生活について語ろう

2024年11月11日 | 美容ダイエット

・姫檜扇水仙 Montbretia ひめひおうぎずいせん
  アヤメ科、明治時代に渡来の南アフリカ原産の多年草で、野生化している。花は径3cm内外の橙赤色の花を2列につける。 佐賀県では条例で栽培禁止になっているヒオウギ(緋扇・檜扇)の類縁植物で鱗茎に有毒含有成分のサポニンに抗癌作用があることの報告がある。
ヒオウギズイセン(檜扇水仙)とヒメトウショウブ(姫唐菖蒲)の交配種であることから名前がヒメヒオウギズイセンで繁殖力がとても旺盛。 

 

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[胚芽米]食生活について語ろう

2024年11月10日 | 美容ダイエット

・胚芽米Rice with germ はいがまい
  胚芽米は、穀類の種子の発芽する際に必要な栄養素(蛋白質6.5g、脂質2.0g、灰分0.7g、ビタミンB1:0.23mg、B2:0.03mg、B6:0.22mg、E1.0mg、食物繊維1.3g/100g中)などの含有量が精白米(蛋白質6.1g、脂質0.9g、灰分0.4g、ビタミンB1:0.08mg、B2:0.02mg、B6:0.12mg、E0.2mg、食物繊維0.5g/100g中)に比較し多く含む。
胚芽は、ビタミンB1が特に多く栄養価の高い部分となっている。昭和2年に国民病と言われていた脚気の治療に利用するために採用した胚芽米だが昭和40年代に脚気が再発し出したのをきっかけとし今までの胚芽米に改良を加え精白米に近い胚芽精米の開発が進んだ。その胚芽の部分をできるだけ残して精米したものが胚芽精米として胚芽米の過程を得て登場した。
昭和52年に当時の食糧庁がその規格を定め胚芽保有率(粒数)80%以上、胚芽重量2g以上/100gとしている。
賞味期間は、夏場で冷暗所保存で半月、冬場は1ヶ月として胚芽が籾殻の状態では、3%であるもので胚芽精米は、胚芽が2%以上になるように定められた。洗米しなくていい様に除糠(じょこう)して不淘洗米(ふとうせんまい:といで洗う必要のない米)とし吸水が遅いので精白米の炊き方より少し異なる。食味もよいというが白米に1/3程度混ぜたものの方が食べやすいようだ。


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[石榴]食生活について語ろう

2024年11月09日 | 美容ダイエット

・石榴Pomegranate/Granatum ざくろ
  ミソハギ科(ザクロ属)、ザクロ科、イラン(ペルシャ)原産でイランから大きさ直径15cm、重さ200~500gの輸入物が多い。
イラン西南部ザクロ山脈からの産出が多いことからザクロの語源という。シルクロードを経て平安時代末期薬用とし伝来したが日本で多くは、観賞用とし庭に植えられている。
 高さ5m~10mにもなる落葉小高木、6月に鮮やかな紅色で筒状の花が咲く。果実が6cm程になりはじけ9~12月に熟すと赤く硬い外皮が不規則に裂けている状態で収穫する。ペルシャジュウタンの赤、黄色の染色に古来より使われ日本でも染料とし利用していた。
 赤く透明な多汁性の果肉(仮種皮)の粒が無数に現れる。果肉一粒ずつの中心に種子が存在し小さな粒粒の種子を包む果肉を食用とし甘味種と酸味種がありあまり日持ちしない。
 果実の外皮(外果皮)は厚くて硬いが胎座(たいざ:子房内で種子のもとになる胚珠[はいしゅ]が付着する場所)に並ぶ無数の赤い宝石のような種子の外側(外種皮)は甘い果汁に富み、一般にタネと呼んでいる硬い中心部はウメの核と同じで、種皮の内側(内種皮)が木化したもので、パキスタンなどにあるタネナシザクロは種子がないのではなく、内種皮が木化しない品種としている。
 生100g中でエネルギー56kcal、水分83.9g、タンパク質0.2g、脂質Trg、炭水化物15.5g、灰分0.4gを含む。
 香りがよく甘酸っぱく生食、ジュース、ゼリー、シロップ、ざくろ酒にしている。赤い色素は、アントシアニン(抗酸化作用)系色素を主成分とする。漢方でアルカロイド(ペレチェリンPelletierine)を含むざくろの根、皮、樹皮を乾燥させ、下痢止め、虫下し(駆虫薬)、神経痛、喘息、水虫薬として用いた。
 果皮にポリフェノールの一種であるタンニン(乾物の30%)を含み下痢止め、皮なめしに利用していた。ざくろ種子から、保湿成分のオイル、プニカ酸Punica Acid(共役リノール酸)と呼ばれるざくろ特有の多価不飽和脂肪酸を含み利用している。2000年ごろイラン産の種子にエストロゲン用物質(植物性エストロゲン、ホルモンの調節)を含み不妊症、冷え症、更年期障害、高血圧、高脂血予防によいとしていたが微量であり有効性が認められないとしている。

 


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[秋の味覚]食生活について語ろう

2024年11月08日 | 美容ダイエット

 秋の味覚の、お題に再掲載です。

人気は、柿・🌰栗・ギンナン・🍇ぶどう・🍠さつま芋・🥜落花生・松茸などが挙げられていました。


魚貝類:さばさんまはぜきんめだいかれいマイワシ、戻り鰹、あわび
芋類:里芋、🍠さつま芋大和芋、🥔じゃが芋
野菜類・キノコ類:きゃべつごぼう、🥕人参かぶ生姜、🧅玉葱食用菊、ひね生姜、🥦ブロッコリー百合根しいたけ、まつたけ、きのこ類

果実類:いちじく、🍇ぶどう、🍎りんご、🍐オリーブ

穀類:米蕎麦(そば)
豆類:大豆小豆(あずき)、 その他の乾燥豆類
種実類:🥜花生、🌰くるみぎんなんごまカヤの実アーモンド

🍁🍂秋・旬の食材の語源についても一覧で掲載しています。

 

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[蓖麻子油]食生活について語ろう

2024年11月08日 | 美容ダイエット

・蓖麻子油Castoroil ひましゆ
  ひまCastor(とうごま:唐胡麻)の種子から取られた油。トウダイグサ科、インド、北アフリカ原産で熱帯では高さ2~3mで木質化する。
 柔らかいとげのある果実に3個の種子をもっており有毒性を示し誤って口にするとショック死の危険がある。温帯では一年草の種子を圧搾して無色透明、不揮発性、蓖麻子油、油脂30~50%が得られる。
ひまし油は、不飽和脂肪酸のリシノレイン酸Ricinoleicacid(リシノール酸Ricinoleic acid 90%)を主成分とし食用にはならない。保湿性があり粘度が高く下剤、燃料、機械油(低温でも固まりにくい)、石鹸、印刷インク、塗料、香料、化粧品原料にしている。
1800年代後半にStillmarkによってアルカロイドのricin(リシン)がひまの実に含む毒性のあるたんぱく質であることを発見した。加熱(ph7.8で80℃で10分50℃で1時間)によりリシンという一種のタンパク質で有毒成分は分解してなくなるとしているが食用とはならない。
リシンが付着した時は、石鹸をつけてよく洗い流す、0.1%次亜塩素酸ナトリウム液に漬けることで不活性化する。1951年ひまし油の採油で生ずる油粕の5%ほどのリシンがガンの成長を阻害することが示され抗がん剤としての研究が進んでいる。

 

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[萩]食生活について語ろう

2024年11月07日 | 美容ダイエット

・萩Bush clover はぎ
  マメ科、全国の山野にみられる落葉低木で、別名ヤマハギといい2mほどに成長する。葉は3枚の小葉からなる複葉で秋口に赤紫色の蝶のような花をつける。漢字で草かんむりに秋で萩でまさに秋の草花で秋の七草のひとつに数えられる。
ハギは古い株から新芽を出し生え芽(ハエキ)から転じたものという。枝を乾燥させ箒(ほうき)、炭俵にしていた。根、葉、茎を乾燥させ、煎じて薬草としてめまい、のぼせに用いる。

 

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[雛豆]食生活について語ろう

2024年11月06日 | 美容ダイエット

・雛豆Chick pea ひよこまめ
  マメ科、西アジア原産としインドにおける栽培が多く中南米でも生産する。別名でガルバンゾGalbanzo、エジプトマメとも呼ぶ。
 日本での栽培はなく主にメキシコ産の大粒種があん用に輸入している。直径1cmぐらいのひよこの頭に似た形をした豆で乾燥豆100g中で蛋白質20.0g、炭水化物61.5gと糖質の多い食材として利用する。
 乾燥豆を煮物、炒め、炒り豆(つまみ)、スープに、粉末にしたものは、コロッケなどに、菓子原料としてあんにし小麦粉と混ぜパンにもする。未熟果、新芽時の柔らかい葉っぱは野菜としても利用する。

 

 

 


[不鹸化物]食生活について語ろう

2024年11月05日 | 美容ダイエット

・不鹸化物Unsaponifiable matter ふけんかぶつ
  油脂(エステル)をアルカリで鹸化(石鹸を作る)すると大部分が石鹸とグリセリン(水、アルコールに溶ける甘味のある粘りのある液体)になる。水に溶ける部分を除いた物質。
 不ケン化物定量法の原理は試料の油脂をアルカリでケン化して脂肪酸を水に可溶性の石鹸とし、この石鹸溶液から不ケン化物をエチルエーテルにあるいは石油工ーテルのような適当な溶剤で抽出する抽出の方法は湿式ないし液抽出で、セッケンのアルコール水溶液を溶剤とともに振り混ぜてこれを何回か繰り返し溶剤部分を合わせて数回水洗し抽出物に混入したアルコールおよび石鹸を除去したのち溶剤を蒸留し去り得られる残りが不ケン化物となる。 
 植物油中には0.5%~1%程度、胚芽油にやや多く、酵母にも含まれ栄養上重要な働きをしている。ビタミンA、D、E、ステロール(芳香のあるアルコール、コレステロール、エルゴステロール)、色素(カロテン、キサントフィル)、炭化水素(スクアレン)などがある。


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[豚肉]食生活について語ろう

2024年11月04日 | 美容ダイエット

豚肉Pork  ぶたにく
  ヨーロッパ、アジアでイノシシを家畜化し何千年も以前から食用としていた。アジアでは中国で古くから食用でしていたが、日本でも日本書紀(720年)への記録はあるというが仏教の普及によって明治時代に入るまで食用とすることは少なかった。
 牛肉に遅れて関東でトンカツが作られて以来関西は牛肉、関東は豚肉圏として広まっていった。消費量は、沖縄がトップで関東、関西と続いている。利用目的によって精肉用、加工(ハム、ベーコン、ソーセージ)用種に品種改良をおこない、飼育日数も生後10ヶ月で出荷していたものが7ヶ月未満体重90kgになると加工する。屠殺後、死後硬直を起こしてのち軟化熟成(エージングAging)して味に特有の旨みが増すが常温では、腐敗しやすくそのため1~3℃前後で3日~1週間、冷却、凍結冷蔵の方法が取られる。
 中国では、肉以外にも足、舌、耳、内臓(肝臓〈レバー〉:鉄分13.0mg/100g中)とすべて余すところなく食用とする。牛肉に比べ寄生虫の心配があるので必ず加熱調理とする。焼き肉(肩ロース)、炒め(バラ肉)、煮込み(肩肉)、揚げ物(ロース・ヒレ)、しゃぶしゃぶ(ヒレ)、蒸しもの(肩ロース)、汁物(バラ肉)にしている。
 一般に飼育日数が増えると味は濃厚になって旨味を増すが肉質が硬くなる。黒豚(バークシャー種:英国バークシャー原産)は、旨みがあって柔らかい肉質と好評。豚脂の融点が28~48℃と低く、飼料によって旨みを左右させ硬めで白く、ややねばりのあるものがよい。
 肉の部分では、ビタミンB1(成長促進・糖代謝・疲労回復作用)0.96mg(もも赤肉生)が牛肉0.1mg/100g中(もも赤肉生)に比較して多い。内蔵、臓物では、ビタミンB1の含む量は部位によって差がある。

 


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