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健康的食生活のための情報を発信です。
1980年以前の中学に家庭科、未必修の男性諸氏に医療従事者を含め必要かも。

[蒲]食生活について語ろう

2024年10月16日 | 美容ダイエット

・蒲 がま
  ガマ科、水辺に自生する、多年草で日本のどこにでも生えている。葉が線状で根生(こんせい:植物の葉が根ぎわから出ること)し高さ1~2mに成長、6月~9月の夏に茎を伸ばし、上部に円柱形の花穂の上半に雄花が集まり、下半に雌花がつき、雌花部はのちに赤褐色の円柱形となる。開花時には黄色い葯(やく:おしべの先にある花粉の入った袋)が一面に出る。水中の泥のなかに根茎が走り、そこから芽を出して増えていく。因幡(いなば:今の鳥取市白兎はくと)の白うさぎで有名な蒲(ガマ)で生け花の材料として栽培もしてもいる。

全草は、乾燥させ香蒲(こうほ)といって利尿薬として用い、花粉は古来より切り傷、擦り傷や血止め薬として使われてきた。生薬名は蒲黄(ほおう)で成分としてはフラボノイドのイソラムネチンIsorhamnetin等が含まれる。


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[ウロン酸]食生活について語ろう

2024年10月15日 | 美容ダイエット

・ウロン酸Uronic acid うろんさん
  単糖類の誘導体で多糖体の構造単位としてUronic acid(ウロン酸)という。

糖の酸化により生ずる化合物で一般にアルデヒド基(R-CHO)をもつ単糖類のアルドースの第一級水酸基(-CH2OH)がカルボキシル基(-COOH)まで酸化の状態のアルデヒド酸でありウロン酸が多数結合したポリウロナイドはグルクロン酸(複合多糖類の成分)、マンノウロン酸(アルギン酸の成分)、ガラクトウロン酸(ペクチン酸の成分)等自然界に多く存在している。

健康に重要な成分として特にりんごなど果実の多糖類であるペクチン、昆布などの褐藻類の多糖類であるアルギン酸などに10~20%(乾燥重量)含まれる。

動物体内の解作用構に関与するといわれる。日本癌学会でウロン酸がガンに有用な成分との研究が宝酒造のバイオ研究所で発表してウロン酸を含む野菜や昆布などを長時間加熱し煮込むとウロン酸が化学変化をおこしDHCP(Cyclopentene:ジヒドロキシン・シクロペンテン)という抗ガン物質を生成するという。

 


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[甜菜]食生活について語ろう

2024年10月14日 | 美容ダイエット

・甜菜Beet てんさい
  ヒユ科、ヨーロッパ、地中海原産。二年生草木、茎は、高さ60cm~1mに成長、2年目に穂状の小花を多数咲かせ根が紡錘形、水分81%、糖分12~13%を含んで、実の大きい割には皮が薄いという。
サトウダイコンともいい赤と白の2種類あるが砂糖は白色種より採取する。赤カブ種は、真っ赤な色より火焔菜(かえんさい)とも呼ばれ赤かぶに似た形で直径12cmほどの塊根(かいこん)は、ロシア料理のボルシチによく用い、甘味があり甘酢漬け、サラダ、スープ、炒め物にしてもよい。軽く茹でて用いるが少し泥臭さが残る。
葉を食用とする品種もある。北海道特産とし年に、春、夏、秋と年に2~3度栽培する。赤カブ種は、皮をむいても内部全体に赤紫色でアントシアニン系の色素でありポリフェノールの一種として抗酸化力を持つ。ビートレッド呼ばれる赤色色素の主成分はベタニンBetanin(ベタイン系Betaine-group)で光による退色は少ないが熱に不安定で冷菓のアイスクリーム、フルーツ牛乳、ゼリーの着色に0.4%~0.0015%用いる。昆布、食肉、鮮魚貝類、茶、海苔、豆、野菜類への使用は禁止している。

                                         &甜菜糖Beet sugar てんさいとう
  砂糖は、甜菜の白色種が使われヨーロッパで1747年頃よりドイツの化学者 アンドレアス・マルグラーフにより砂糖の分離採取をしている。
世界で砂糖産出するものの35%が甜菜糖(ビート糖)で占め、サトウキビ(甘しょ)で65%の生産量だが日本では甜菜糖が大部分を占める。主に北海道、十勝、網走で栽培生産し塊茎が蔗糖(砂糖)の原料でビート糖、さとう大根とも呼ばれる。
江戸時代にすでに渡来、1870年(M3年)ごろより農業の近代化政策で西洋作物の種子を輸入、甜菜は気候の似ている北海道で栽培が試みられたがうまくいかず大正8年ごろに再度創業を再開し多くが工場生産、栽培で現在に至っている。
甜菜は、古代ローマの時代より家畜の飼料、野菜として栽培していたが病害虫にやられやすく暖地での生育がよくなく寒冷地での栽培が多い。根はカブに似ているが葉が生い茂っている様子は、ほうれん草そっくりでほうれん草と同じヒユ科アカザ亜科に属す。
二年草で北海道でまだ残雪のある初春4月に種まきし苗が育てられ雪解けの5月頃に畑に移植し成長させる。7月に小さな黄色の花を咲かせ秋に高さ20~50cm、カブの直径15cm、糖分20%ぐらいになった9~10月ごろ収穫し旬としている。
甜菜糖の糖度が99.9%と高い純度であるが甘しょ糖に比べ無機イオンを含み甘味度がやや低く温和な少し淡白な甘みを特徴とする。テーブルシュガー、清涼飲料、製菓、乳製品に利用。
葉は畑の追肥として、根の絞り粕は、酵母調味料オリゴ糖の原料、ビートパルプとし牛の飼料などに用いている。

 

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[五果]食生活について語ろう

2024年10月13日 | 美容ダイエット

・五果 ごか
  古代中国では「スモモ」を五臓を養う働きのある五果とし、「五果は助を為[な]す」と記しています。
紀元前202年の前漢代に編纂(へんさん)、762年唐の時代に表した『黄帝内経・素問(黄帝内剄、こうていだいけい、こうていだいきょう、こうていないけい)・そもん)』の「蔵気法時論」の後半に次のような食材を列挙しています。
五穀為養 (五穀=麦・黍・ひえ・稲・豆)
五果為助 (五果=李・杏・棗・桃・栗)
五畜為益 (五畜=鶏・羊・牛・馬・豚)
五菜為充 (五菜=韮・薤・葵・葱・マメ)
『素問・蔵気法時論篇』から
五味の入る所。酸(さん)は肝に入り、辛(しん)は肺に入り、苦(く)は心に入り、鹹(かん:塩味)は腎に入り、甘(かん)は脾に入る。是れを五入と謂(い)う。
五穀が五臓(身体)を養い、五果が身体の働きを助け、五畜が身体を補い、五菜は野菜で身体を充実させます。
気味合而服之以補精益気(気味=飲食物は合して之を服用するとことで、精を補い、気を益[ま]していく)。
飲食物は私達の身体を構成する栄養を取り入れる基本であり、食べることで身体が活動するエネルギーや身体の材料を補給するということを示しています。これは「医食同源」という言葉にも通じていくもので、東洋医学の考え方の基本の一つです。
 飲食物を穀(穀物)、果(果物)、畜(肉)、菜(野菜)と分類し、それぞれの飲食物が持っている作用を示しています。 


肝に李すもも、心に杏あんず、脾に棗なつめ、肺に🍑桃、腎に🌰栗を主な食材として記載しています。

『黄帝内経こうていだいけい』が書かれた時代、医療は現在のように機器が発達しておらず細かい分析ができませんでした。生命の営みを緻密に診て、そこで得られた知見が示すのは、人と自然の関係、臓器同士の結びつき、心と身体との関連といったことでした。
病気そのものだけを問題にするのではなく、その人の習慣や感情の傾向、食事、またはその人の住んでいる土地、季節などとの関わりから、総合的に診ていました。

未病(みびょう)という用語は、黄帝内経で初めて用いています。
「聖人は既病を治すのではなく、未病を治す」
既病(きびょう)とは、既に症状が出ている状態です。黄帝内経では未病とは病原菌は体内にあるのに、症状が体表面に出ていない、しかし治療しなければ早晩発症が必至な状態をいいます。
この中国数千年の歴史より中医学の考え方から薬膳の名称が1980年代に中国において使われ始めたのが最初といいます。
五果は、肝に李(すもも)・酸、心に・苦、肺に🍑・辛、脾に・甘、腎に🌰・鹹と五臓を養う、助ける果実として示しています。未病に対して取り入れていくのが良いでしょう。
李(すもも)は、酸っぱい果実として、下熱、利尿、健胃の作用があり、疲労、口渇によいでしょう。近年では健康果実として生食での利用での消費がふえています。色素は、シアニジン系(赤色・アントシアニン)、カロテンを含みます。
の種子に見られるアミグダリン含量から医薬で利尿、抗菌、抗ガン、抗アレルギー、鎮痛、鎮咳(ちんがい)、血行促進作用が認められ生理不順、更年期障害、ガン抑制、神経痛、リウマチに利用しているようです。
◇🍑は、漢名を仙果、仙人桃などといわれています。楊貴妃も、魅せられた中国で桃といえば、古来より魔除け・厄除けの果物不老長寿・幸運の果実といわれていたようです。
(なつめ)には、糖類、有機酸、トリテルペン、サポニン、ベンジルアルコール配糖体などを含みます。神経過敏を静め、咳、腹痛などの痛みを取り五臓の調和に働きます。漢方では、最もよく知られる葛根湯、桂枝湯(けいしとう)に用いています。食欲不振・整腸・鎮静に働きます。韓国では薬膳料理の参鶏湯(サムゲタン)などにも使われています。
◇🌰は、 中医学の腎とは成長、生殖、老化防止に働き、滋養、健康増進に適しています。
  健康な身体を作るのは、やはり日常的に、季節のものを頂くことは、重要で精神安定につながり、色彩、栄養バランスの取れた食事と適度な運動と休養ということが大切といえましょう。




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[ヒッポファエ]食生活について語ろう

2024年10月12日 | 美容ダイエット

・ヒッポファエHippophae ひっぽふぁえ
  グミ科、中央アジア原産、サジー(沙棘)とも呼ばれオレンジ色をした酸っぱい実をつける。庭木、小果樹として植えられ比較的乾燥した亜熱帯、温帯の夏は暑く、冬は寒さの厳しいモンゴル、チベット高山地帯の環境の厳しい土地に多く生育する。高さ2~5mの落葉低木で枝にトゲガあり双葉で春に小さな黄色の花をつける。
9~10月に1cmほどのオレンジ色の黄色からオレンジがかった果実をつけ冬の間も実をつけ、実には暗褐色で光沢のある卵形の種子がある。ビタミン、ミネラル(鉄7.24mg/100g中)、ポリフェノールを多く含み甘い香りがする。
ジャム、ジュースとして、葉をお茶に利用する。果汁100g当りビタミンA効力は72μg、ビタミンEは2.8mgとレモン(全果1.6mg、果汁0.1mg)の2~30倍、 ビタミンCは277mgでキウイ(69mg)の4倍も含まれることから「ビタミンの宝庫」、「ゴールデンベリー」とも呼ばれる。
ヨーロッパ、ロシア、中国でその価値は認められている。ヨーロッパでヒッポファエオイルとして市販するが日本では北海道で少しずつ栽培が試みられている程度でまだ量産に至っていない。種子より抽出したオイルは日本でビタミンの豊富な天然オイル(サージオイル)とし植物オイルの主にオリーブオイル1:5の割合ぐらいで混合し美肌、育毛剤に用いられる。
果実にビタミンC(300mg%以上)、カロテン(3-4mg%)、ビタミンE(10-15mg%)、ビタミンB1(0.2-0.4mg%)、ビタミンB2(0.4-0.5mg%)、葉酸0.5-0.8mg%)、リンゴ酸を含む。

 

 


[高麗人参]食生活について語ろう

2024年10月11日 | 美容ダイエット

・高麗人参 Korean ginseng  こうらいにんじん
  ウコギ科、中国北部原産。多年草、自生のものは、湿気の多い山間で冬の間の低温と成長期の降雨量の多い地域、朝鮮半島、東南アジア、北米大陸北東部に多く見られる。葉が繁り、花が咲き、そして7月下旬から8月初旬にナンテンの様な真っ赤な実をつける。オタネニンジン、朝鮮人参とも言う。

ウコギ科植物の多くは滋養、強壮、強精、食欲不振、疲労回復、下痢症に用いられているものが多い。日本でも江戸時代より薬草として栽培している。いまでは栽培種が殆どで根を4~6年かけて育て全長60cm程で生育期間が6年ぐらいのものを良質とする。

顆粒、エキスとしたものが多く出まわり、お茶として利用する。有効成分としてサポニン(抗酸化作用)、ジンセノシドGinsenoside(ジンセノサイド・ギンセノシド・人参サポニン:サポニン配糖体)が知られる。最近の研究でサポニンが果実(人参子ginseng berry )に22%、根には、5%程度であることが知られる。血圧が高い人は飲用すべきではないとの意見があり更に血圧を上げる可能性が大きいという。エキス、顆粒、乾燥根1200mg(0.5g~2g)よりジンセノサイドGinsenosideで25mg/1日を目安量とする。

 

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[アデニル酸]食生活について語ろう

2024年10月10日 | 美容ダイエット

アデニル酸 Adenylic acid あでにるさん
  アデノシン一リン酸(AMP:Adenosine monophosphate)ともいう有機化合物で、リボ核酸(RNA)の構成成分でヌクレオチド(核酸)の一種として筋肉中に多く存在する。

たんぱく質の生合成に先立って必要とする、アミノ酸の活性化された形に相当するアミノアシルアデニル酸Aminoacyl adenylateはアミノ酸とアデニル酸が結合したものでありアワビかにえびの旨み成分ともなっている。


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[鵯上戸:ひよどりじょうご]食生活について語ろう

2024年10月09日 | 美容ダイエット

・鵯上戸Solanumlyratum ひよどりじょうご
  ナス科、つる性の多年生草本で、全草に柔らかな毛を持つ。葉はアサガオに似た三裂したものから、卵状のものまで部位によって変形し花は晩夏に大きく外に反り返った五枚の白ないし紫色をする。
 果実は秋に赤から黄色の1cm程度の球形の実を付ける。ヒヨドリジョウゴの名は、ヒヨドリがこの実を好んで食べることからというが、実際にはとくに好んでいるとはいえず冬になっても残っている。
 全草にステロイド系アルカロイドソラニンを含み漢方で乾燥させ白毛藤(ばいまおてん)という生薬として解熱、解毒、利尿に用いる。

 


[果糖ブドウ糖液糖]食生活について語ろう

2024年10月08日 | 美容ダイエット

・果糖ブドウ糖液糖Fructose, grape, sugar syrup, sugarかとうぶどうとうえきとう
 主にトウモロコシやいもが原料として使われる。 異性化糖で、主にブドウ糖を含むデンプン溶液を、酵素かアルカリによって異性化して作られる、果糖とブドウ糖を主成分とする糖をいう。

分子の構成の違いで、砂糖も果糖ブドウ糖液糖も果糖ブドウ糖から出来ているが、 砂糖はブドウ糖と果糖の分子が結合、果糖ブドウ糖液糖はブドウ糖と果糖の分子がばらばらに入っている。

とうもろこしから作られることがほとんどであり、「コーンシロップ」といわれる。甘味度は砂糖とほぼ同じだが砂糖よりも価格が安く清涼飲料の多くに含む果糖ぶどう糖液糖は、砂糖よりも血糖値を上昇しやすいという。

 


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[クエルシトリン]食生活について語ろう

2024年10月07日 | 美容ダイエット

・クエルシトリンQuercitrin  くえるしとりん
  ポリフェノール
、フラボノイド、フラボノール類で苦味ではなく渋みの成分でドクダミの葉などの細胞壁として含む。配糖体で糖(ケンフェロール3-O-ラムノシド;Kaempferol 3-O-Rhamnoside)+ケルセチンとして利尿作用があり、血行促進作用がある。

 

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[10月の食の記念日]食生活について語ろう

2024年10月06日 | 美容ダイエット

・10月の食の記念日October food anniversary 10がつのしょくのきねんび
  食育の推進、各地域の特産品の広報活動などから、記念日が設けられています。特に食に関係する記念日を集めてみました。今年は毎月配信させていただいていますのでご期待ください。
 ということで、今月は、10月に記念日が設けられている食・食品についてです。
10月
10月は「食品ロス削減月間
 10月30日は「食品ロス削減の日」。 日本では、本来食べられるのに捨てられてしまう食品=食品ロスが、平成29年度に年間612万トン(推計)です。これは、国民1人当たりに換算すると、毎日ご飯茶碗1杯分(約132g)を捨てている計算です。農林水産省より令和4年度(2022年度)の食品ロス量公表で 食品ロスは472万トンで 内、事業系の食品ロスが236万tで家庭系の食品ロス236万トン発生しています。

10月1日~10月31日魚食普及月間
 現在の農林水産省が昭和60年に制定。水産物の消費拡大を推進し、国民の健全な 食卓での魚の消費推進活動が行われる。

10月1日~10月31日体力つくり強調月間
  総務省や文部科学省ら9府省、232民間団体による、体力つくり国民会議が中心になって、健康・体力つくりに関する諸行事及び広報活動等を通じて、国民の健康・体力つくりに対する理解と自覚を深め、それぞれに適した実践活動を日常生活の中に定着させ、もって体力つくり国民運動の一層の推進を図る。
昭和44年(1969年)から設けられている。

10月1日~10月31日健康強調月間
 健康保険組合連合会と厚生省(現在の厚生労働省)が制定。国民に健康について改めて見つめなおしてもらおうと始めれた。昭和39年(1964年)の東京オリンピック後に国が提唱した体力つくり国民運動の機運の高まりをきっかけに、1966年から毎年10月に実施している。

1日 日本酒の日
  全国酒造組合中央会が1978年(昭和53年)に制定。1965年(昭和40年)以前の酒造年度は「10月1日から」と定められていたこともあり、蔵元ではこの日を「酒造元旦」として祝っていた。「酒」という字の「酉」は十二支でいえば10番目で、10月は新米が実りそれで新酒を造っていた。
1965年以前は日本酒の酒造年度が10月1日から翌年の9月30日まで10月1日は、酒造関係者の元旦であった。昭和41年から、酒造年度が7月1日から翌年の6月30日になっている。

1日コーヒーの日
  1983年(昭和58年)に全日本コーヒー協会によって制定している。国際協定によりコーヒーの新年度が10月1日にはじまり、翌年の9月末に終わる。
これは栽培から出荷までの1年間の流れに沿ったもの。コーヒー年度のスタートにあたり、またこれからの季節、暖かいコーヒーがよく飲まれ、おいしいコーヒーを飲んでいただけるよう、様々なキャンペーンを実施している。

1日 日本茶の日
飲料メーカーの株式会社伊藤園が制定。
天正15年(1587年)の10月1日に豊臣秀吉が大茶会を開いたという故事に由来。

1日国際高齢者デー
   1990年(平成2年)12月に国連総会で採択が制定した国際デー。人口の高齢化を世界的な緊急課題として捉え高齢者の権利や高齢者差別、高齢者虐待撤廃などの注目、喚起、意識向上を目的と認識を示すことより制定している。

2日豆腐の日
 10月2日の語呂合わせで「とうふ」の日と日本豆腐協会が1993年(平成5年)に制定。季節を問わず栄養豊富な豆腐をもっとPRし、食べてもらおうと豆腐の製造業者らが中心となって決められた日。
毎月12日も語呂合わせで豆腐の日が設けられている。

3日 ドイツパンの日
 ドイツパン研究会が制定。
1990年の10月3日が、東西に分かれていたドイツが統一されてドイツの象徴的な日であることが由来。

4日鰯の日
10月4日を104で、これをイワシと読む。大阪府の多獲性魚有効利用検討会(現在の大坂おさなか健康食品協議会)が1985年(昭和60年)に、大阪湾でイワシ類が大量に漁獲されることや、安くておいしい身体に良いイワシのもつ特性を府民に知ってもらう。
さらには豊かな海を愛し・育む心を育て、水産資源の有効利用について認識を新たにするため、イワシをもっと食べてもらおうと提唱した。

5日レモンの日
  高村智恵子の命日1938年(昭和13年)10月5日。亡くなる数時間前にレモンをかじる姿をうたったレモン哀歌(あいか)で夫光太郎の詩集『智恵子抄』による。
3月24日もレモンの日とされる。作家の梶井基次郎(かじい・もとじろう)が昭和7年(1932年)3月24日、肺結核で31歳の若さで亡くなった。彼の代表作「檸檬」にちなみ、命日が「檸檬忌(れもんき)」と呼ばれ、転じて「レモンの日」と言われることもある。

8日 そばの日
東京都麺類生活衛生同業組合が制定。
新そばの時季を迎えるのが10月であることと、10=十が「そ」、8=八が「ば」と読めることを由来にしている。

10日の日
 日本鰹鮪漁業協同組合連合会が鮪(まぐろ)の消費拡大を目指して1986年(昭和61年)に設けられた日。「万葉集」で山部赤人がこの日(西暦726年)10月10日に鮪の歌を詠んでいるところから10月10日にしている。

10日缶詰の日
  1872年(明治5年)のこの日、長崎でイワシの油漬け缶詰が作られた。さらに1877年(明治10年)この日に北海道開拓使が石狩町に缶詰工場を開設したことにちなみ日本缶詰協会で1987年(昭和62年)に制定。

13日さつま芋芋の日
 10月はさつま芋の収穫期で、13日なのは、十三里半(栗「九里」より「四里」半里おおく、うまい十三里)とはさつま芋の異名であり、江戸から十三里離れた埼玉県の川越のさつま芋がたいそう美味しかったことから生まれた。
川越市のさつま芋愛好会「川越いも友の会」が、1987年(昭和62年)に「サツマイモの日」を宣言し十三里にちなんだ13日とした。市の妙善寺にて、芋供養の「いもの日まつり」が行われる。いい(1)お(0)芋(1)さん(3)でもある。

13日 の日
 旧暦の9月13日の十三夜(2024,10,15)は「豆名月」とも呼ばれており、名月に、ゆでた豆をお供えする風習がある。全国豆類振興会ではこの「豆の日」を平成22年(2010年)6月に制定している。 陰暦9月13の「十三夜」は、新暦で日付が変動してしまうため、日付は月遅れの新暦10月13日としている。

15日きのこの日
 日本特用林産振興会が1995年(平成7年)5月の総会で制定した。10月はきのこ類の旬の時期で需要がピークとなり高まる月で、その月の真ん中に当たる15日を中心に椎茸をはじめとするきのこ類の消費のPRを目的として設ける。

16日世界食糧デー(World Food Day)
 1945年(昭和20年)のこの日、国連食糧農業機関(FAO)憲章を発効、FAOが設立にちなんで1981年(昭和56年)に制定の国際デーの一つ。FAOは開発途上国等での栄養失調や飢餓の解決、食料の確保をその目的としている。

17日沖縄そばの日
 沖縄生麺協同組合によって平成9年(1997年)に毎年10月17日を本場、名産、特産沖縄そばとし沖縄そばの日と定め制定する。
当初沖縄そばは、そば粉を使用していなく小麦粉100%であり、そばの表示は認められてなかった。しかしながら古くから「沖縄そば」とし地域住民に親しまれてきた名称であり、歴史ある呼び名存続のための陳情の運動が行なわれた。そのかいあって昭和53年(1978年)10月17日に「沖縄そば」が正式に承認、登録。

18日冷凍食品の日
 1986年(昭和61年)に日本冷凍食品協会が制定した日で、便利な冷凍食品をもっと食べてもらおうとPRするのが目的。冷凍のトウ(10)とマイナス18度が冷凍食品の品質を保持するのに最適な温度として国際的に規定しているため10月18日とした。

第三日曜日孫の日
 日本百貨店協会の提唱により、1999年(平成11年)に定められた。敬老の日の約1月後の、買い物に行きやすい曜日ということで、この日に制定している。

24日 マーガリンの日
日本マーガリン工業会が制定。
マーガリンの生みの親であるメージュ・ムーリエ・イポリット(1817-1880)の誕生日が由来。

26日 きしめんの日
 愛知県製麺工業協同組合が制定。
食欲の秋である10月と、きしめんの特徴であるツルツル(26)の語呂合わせから。

26日 の日
全国果樹研究連合会カキ部会が2005年に制定。
正岡子規が明治28年の10月26日からの旅行で、「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」を詠んだとしていることが由来。


10月30日は食品ロス削減の日 
 食品ロス削減推進法が令和元年(2019年)施行。宴会の最初の30分間と最後の10分間は席について食事を食べ尽くそうという「3010(さんまるいちまる)運動」から「3010」を逆にして10月30日を制定する。


月に関係なく、毎月その日を食の記念日としています。
毎月1日・15日あずきの日
毎月1日釜飯の日
毎月3日~7日さかなの日
毎月3日くるみパンの日
毎月3・4・5日みたらし団子の日
毎月5日チーズケーキの日
毎月5日たまごの日
毎月6日メロンの日
毎月6日手巻きロールケーキ記念日
毎週日曜日インスタントラーメンの日・パスタの日
毎月7・8日生パスタの日
毎週第1日曜日ミカンの日
毎週金曜日カレーの日
毎月8日果物の日
毎月8日ホールケーキの日
毎月8日カレーパンの日
毎月8日・18日・28日の日
毎月9・19・29日クレープの日
毎月9日くじらの日
毎月10日パンケーキの日
毎月10日魚の日
毎月10日イカの日
毎月10日植物油の日
毎月11日の日
毎月11日スパイスの日
毎月12日豆腐の日
毎月12日パンの日
毎月13日一汁三菜の日
毎週第3日曜日の日
毎月15日お菓子の日
毎月15日京野菜の日
毎月15日惣菜の日
毎月15日中華麺の日
毎月15日の日
毎月16日十六茶の日
毎月16日トロの日
毎月17日いなりの日
毎月17日減塩の日
毎月18日ホタテの日
毎月18日米食の日
毎月19日食育の日:食(しょく)が「しょ→初→1、 く→9」 が 「19」 を連想させることより第1回目の食育推進会議が平成17年(2005年)10月19日に開催されたこと に由来する。
毎月19日いいきゅうりの日(4月を除く)
毎月19日シュークリームの日
毎月19日松坂牛の日
毎月20日🍷ワインの日
毎月20日シチューライス記念日
毎月20日発芽野菜の日
毎月21日漬物の日
毎月22日ショートケーキの日
毎月22日カニカマの日
毎月23日天ぷらの日
毎月23日乳酸菌の日
毎月24日ブルボン・プチの日
毎月24日鰹節の日
毎月25日プリンの日
毎月26日プルーンの日
毎月27日ツナの日
毎月28日の日
毎月29日🍗🥩肉の日
毎月30日サワーの日
毎月30日味噌の日
毎月30日EPAの日
毎月31日菜の日
毎月31・最終日そばの日

 
 
  10月は、月間での行事が目立っています。過ごしやすい、動きやすいということもあるのでしょうか。さらに実り、食欲の秋ということで、多くの食材、食品の記念日に制定しています。語呂合わせ、詩集、歴史、経緯よりさまざまの理由での制定です。
いつ頃、どこで決められたか分からないものもありましたが、食欲の秋で、その食品をよく知り、学び、健康のための栄養源としてください。

 

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[波布草]食生活について語ろう

2024年10月05日 | 美容ダイエット

・波布草Senna occidentalis/Cassia torosa はぶそう
  マメ科、熱帯アジア原産の一年草で各地で栽培する。日本には、江戸時代に、とくにハブに咬まれたときの民間薬として導入し、この名前がつけられたといわれるが、現在では、その効果は定かではない。

草丈50~150cm、葉は互生し、披針形で先が尖り、花は夏に径3cmぐらい橙色の5弁花を咲かせる。漢名は望江南(ぼうこうなん)で豆果は長さ10cm位で細長く、乾燥させ、このサヤに30粒ほどの円盤形または扁平卵形の種子を炒ったものをハブ茶とする。成分としてアントラキノンAnthraquinoneがある。
健康食品としての市販ではエビスグサ(夷草)の種子で漢方名決明子(けつめいし)として用いている。健胃、便秘に、お茶代わりに飲むとよいと言う。虫さされや腫れ物には生の葉を揉んでその汁を患部に塗布(とふ)する。

 


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[カボス]食生活について語ろう

2024年10月04日 | 美容ダイエット

・香橙 かぼす
  ミカン科🍊、中国原産、江戸時代には、日本に渡来していたらしいが時期は不明。名前の由来は渡来した頃よりその皮を刻んで、蚊いぶしに用いたことから、蚊いぶしよりカブス→カボスに変化したとする説が一般的だが、ダイダイの古名カブスのことでカボスのことという説もある。

柚子の仲間ともいわれ成熟すると黄色になるが主に市場に出ている。未熟の濃緑色時に100g~150g程度のものを採取し芳香、酸味に富んだ果汁を使用することより9~10月にかけて収穫し旬とする。大分県で昭和46年に村おこしの一貫として栽培を奨励し特産品としている。大分県臼杵市乙見(うすきしおとみ)地区に残る言い伝えによると、江戸時代に宗源という医師が京都から持ち帰った苗木を植えたのが始まりとされる。

果皮をおろして薬味、削って煮物、菓子に、果汁を調味料として刺身、ちり、焼き物、ジュースに利用する。残りの果皮、果肉をお風呂に入れてカボス湯としてもよい。この季節秋刀魚にカボスが大根おろしと共によく似合います。全果に対する果汁35%、炭水化物8.5gで有機酸(リンゴ酸、クエン酸)5.7%、ビタミンC42mg/100g中を含む。果皮に蚊よけの香りテルペン(リモネンピネン)類を含む。

 

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[ビンカマイナー]食生活について語ろう

2024年10月03日 | 美容ダイエット

・ビンカマイナーVincaminor/Periwinkle びんかまいなー
  キョウチクトウ科。南欧に多く生息する耐寒性、つる性半低木常緑多年生のハーブ和名で、姫蔓日日草 (ヒメツルニチニチソウ)という。
 開花期は4~7月で花径は約2cmの青紫、ピンク、白などがある。抽出した主成分はビンカミン Vincamine というアルカロイドであり 脳内の正常な血液循環を維持し記憶力・集中力を高め認知症に対して有効といわれる。脳細胞への酸素供給を向上させ代謝をよくする。

2022年2月25日に医薬品成分へと変更されました。 これにより、ヒメツルニチニチソウは食品としての使用ができなくなりました。

との記載がヒメツルニチニチソウ - 「 健康食品 」の安全性・有効性情報 (nibiohn.go.jp)に掲載しています。

 

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[ピリミジン塩基]食生活について語ろう

2024年10月02日 | 美容ダイエット

・ピリミジン塩基Pyrimidine base ぴりみじんえんき
 核酸(DNA・RNA)の構成要素のうちピリミジン核を基本骨格とする塩基性物質であり強い刺激臭のある無色の結晶で化学式がC4H4N2。細胞への紫外線照射によりピリミジン塩基の一部は二量体となり遺伝子傷害・細胞致死の原因となる。
 生体に核酸の塩基成分としてヌクレオチド(アデニル酸、グアニル酸、シチジル酸、ウリジル酸)の形で存在し、アデニンAdenine(プリン塩基)、グアニンGuanine (プリン塩基)、DNAにシトシンCytosine・チミンThymin、RNAにシトシン・ウラシルUracilがあげられる。

 


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