JR山田線は、盛岡と釜石を結ぶ鉄道ですが、その多くの区間が災害によって不通になってしまっています。
その1はあの東日本大震災。宮古駅と釜石駅の間は津波の影響で今も不通。あの三陸鉄道がその区間を引き取って運行するという話ですが、今のところは不通のままです。
そして、その2が昨年12月の土砂流入で上米内駅~川内駅間が不通に。
そして、その3がこの間の台風。残っていた区間のうち川内駅~宮古駅が不通に。
つまり、現在運転をしているのは盛岡駅とこの上米内駅の間だけとなってしまいました。
なぜ、この話をするかというと、来週募集をしていました、休暇村陸中宮古での写真教室は残念ながら催行となりませんでした。(申し込みいただいたみなさま本当にありがとうございます。そして催行に至らず申し訳ございません。)
それもそのはず。この山田線が不通になっているうえ、頼みの綱の併走する国道106号が不通となっていて、そこを走る106特急というバスも運行されていなかったのです。
106特急は、11日に運転再開したものの、まだまだ災害の痕跡も大きくというのが実情かと思います。
この間の台風では、JR北海道の多くの路線や鉄橋が流失。宗谷線、石北線、根室線、石勝線、そして以前から不通の日高線。いずれも、主要路線とはいえ、決して利益が出るような路線ではなく、赤字であることに違いはありません。
台風によることは故、致し方ない部分ではありますが、せめて、こうしたときに国とか道とかが支援の手をさしのべるべきなのではと思う今日この頃です。
(個人的にはリニアよりも、プルサーマル計画よりもこっちのほうだと思いますが)
山田線も北海道の不通路線も、そして同じく不通の只見線なども、これからの鉄道を巡る動向が気になります。
JR岩泉線や高千穂鉄道のようなことにならないよう祈るばかりです。
(JR名松線が復旧を遂げたようになることを願いたいものです)
不通だらけの山田線の数少ない営業中の駅。
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