駅旅写真家・コシノブユキの駅旅日記

消え行く味わい

かつて東北本線を普通列車で旅したとき、三沢駅から出ていた十和田観光電鉄の駅の雰囲気がどこか味わい深いな~と思ったのを今でも覚えています。

鉄道の方は2012年、今から約5年前に廃止され、現在は、駅舎だけが残っていましたが、今年その駅舎もついに取り壊されることになりました。

思えば、写真集を出した頃の長野県にも、こうした雰囲気の駅がいくつかあったのですが、今では新しい近代的な駅舎へと姿を変えつつあります。

この三沢駅に関しても、今まさに建て替えが行われていて、どこにでもあるような橋上駅に変わろうとしています。
そして、近くには、東北新幹線の七戸十和田駅があり、そこには立派な駅舎が立ち、ショピングセンター、道の駅も整備されています。

もちろん、いつまでも古いままがいいわけではありません。とはいえ、遠く青森まで行っても、東京の郊外とほとんど変わらない景色が広がっているのでは、旅気分も盛り上がりません。

そんなことを考えてしまった。三沢駅の旅でした。


この駅舎が現役なのもあと少しです!


誰が撮ってもキレイに撮れる! 東北新幹線の七戸十和田駅。「まるで画に描いたような…」って、そういう設計がなされたからこそ、こうなるのでしょうね……。設計図通りということでしょうか。
キレイなんですけど、味わいがないですよね...。写真というより本当に画です。あとは天気次第。


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