駅旅写真家・コシノブユキの駅旅日記

沖縄の鉄道

5日間の旅から帰った昨日は、一日中家に籠もりっきり。一歩たりとも外に出ることもなく、1日が終わってしまいました。反動というわけではありませんが、どうもパソコンで作業をし出すと途中で止められなくなると言うか...切ることができなくなる。やはり、かなりの毒物と見ざるを得ないようです。
それはさておき、写真の方は先日の沖縄の鉄道編の続きです。

現在走るゆいレールの他に沖縄に出向いたもう一つの目的が、かつて沖縄の地を走った軽便鉄道の跡を少しだけでも回るというもの。沖縄では「ケイビン」と呼ばれ、人々からも親しまれたとか。

最盛期には3路線もあり、その延長は約50kmにも及んでいたそうです。(ちなみに現在のゆいレールは約13km。延伸してもらいたいものです!)

最初に開通した与那原線が大正3年(1914年)。その後、嘉手納線、糸満線と開通したものの、第二次世界大戦を前に軍事利用されるようになり、那覇空襲、沖縄戦によって破壊され、その後は復活(復旧の話もあったそうですが、道路整備に方針が転換されたとのこと)しなかったのだそうです。

そんな「沖縄の鉄道」と「戦争の悲惨さ」という一端を垣間見られた有意義な駅旅になりました。

那覇の中心部近く。壺川東公園に残る軽便鉄道の線路には、南大東島でサトウキビ列車として活躍した機関車がひっそりと佇んでいます。


軽便与那原駅舎展示資料館として、駅舎の復元工事が進む旧与那原駅舎。結構ご立派な洋風な駅舎だったんですね...。
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