今から去ること約18年前。私は能登半島を巡る撮影ツアーで皆さまをご案内する仕事をしたことがあります。
その撮影会のとき(2006年7月)に当時の最大降雨量を超える雨に見舞われたとの最中、参加された皆さまを案内するのに四苦八苦。しかも、イベントの途中ではぐれてしまった方もいて、居ても立ってもいられない経験をしたことがあります。
ブログは今年はじめとの投稿になります。年始早々いろいろな事件、事故が起きてしまい、自分自身、冷静な行動が取れないまま今ごろになってしまいました。
まずは1月1日に発生した能登半島地震で被災された方にお見舞い申し上げます。
石川県の無形文化財に指定される「御陣乗太鼓」。そのイベントを撮影した帰り、増水した川の前にあるその日の宿泊場所の民宿に戻ったときのこと。参加されている方が1人いらっしゃらない……。(結局その方は無事だったのでとにもかくにも良かった……。)
ですが、いつ何時、何が起こってもおかしくないということは、この年頭のことも含め、改めて思い知らされた気がしています。
能登半島は、そのイベントの翌年の2007年にも「能登半島地震」に見舞われていて、そのときは輪島市で最大震度6+。
たまたま、大学の恩師が都市防災の専門家ということもあり、そうした防災まちづくりに関する仕事(特に地震)をわずかながら経験させてもらいました。
そして、約20年以上もの間、そうした仕事はしていない私が今さら言うのもなんですが、日本という場所は「災害と隣り合わせでいる」ということを常に頭に入れながら生活していくことの重要性を思い知らされた気がしています。
自身も2012年の東日本大震災で罹災をし、そのことは今も頭から離れません。
とにかく皆さんに知っていただきたいのは、「いつどこでご自身が災害に見舞われてもおかしくない」ということ。それにどれだけ備えられるかが大切だと言うことを少しでもお伝えできればと思います。(イベントや行事を行っているときはなお一層のことと、配慮しなくてはと思っています)
とにもかくにも今年最初の写真は、2006年の能登撮影会の時の写真を紹介したいと思います。
撮影会の当日。能登半島に降った大雨。あじさい寺として有名な能登町の平等寺です。ものすごい大雨で、山門から参道に降る雨を撮影しましたのをいまでも思い出します。
地元の皆さまのご厚意で、たまたまその大雨の日でしたが開催した、石川県輪島市名舟地区に伝わる「御陣乗太鼓」の実演を輪島市中心部の公民館で撮影させていただきました。そのあと……。