1月の北海道取材の目的の一つに、根室本線の花咲駅へ行くことがありました。今年の3月25日に廃止が決定されており、やはり行けるチャンスがあるのならば行っておきたかったわけです。
あいにく、ほかの場所での撮影が押して、夜な夜な訪問という形にはなってしまいましたが、何とか営業しているところを撮影することはできました。
ちなみに、だるま駅舎で、窓を見ると近くの小学生が描いたものでしょうか、絵が飾られています。(そこがよく見えるという意味で夜のほうがよかったのかもです)
この花咲駅は名称からもわかるとおり、カニ漁で有名な花咲港の近くにある駅。昔は、この駅からもたくさんの荷物が出荷されていったのでしょうが、今はその面影はほとんどありません。調べてみると、1960年には貨物駅としての役割は終え、1986年には駅舎自体も現在のだるま駅舎へと変えられたそうです。
駅もさることながら、この根室本線の末端部分(通称「花咲線」)は、廃止の危機に瀕しています。ダイヤ改正で現在でも少ない運行本数の4割に当たる8本が減らされるとのこと。これには、地元住民も危機感を持っていて、こんな記事がありました。↓
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doto/1-0242512.html
だったら、車をやめて列車でという話もありますが、それ以前の問題として、本数が少なすぎて使えない訳です。不便にしておいて、乗客が少ないからと廃止に追い込む。いくらJR北海道が民間会社だからとはいえ、これは公共交通を担う鉄道事業者のあり方を根底から崩してしまっている訳ですよね~。(このくらいにしておかないと...反省)
北の駅の灯火がまた一つ消えゆこうとしています。
地域の人が愛し、灯りのともる駅舎の温もりが、いつまでも忘れられそうにありません。
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