-196℃の部屋

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最近読んだラノベ(`・ω・´)

2011-08-14 14:20:37 | 本・ゲーム
どうも、カフェで一杯のアイスティを片手に本読むのが好きなボクです。
個人的にはエクセルシオールあたりが好きですね。
さて、今月は読みたい新刊、はずせない新刊が豊富なので、夏休みであるということも利用して読んでます。
すでに電撃で4冊、GAで3冊買いましたからね…
今月は富士見でもフルメタの短編(八方塞がり以来、6年ぶり)やデート・オア・アライブの2巻目、ファミ通文庫ではヒカルやソーマキューブの2巻目、犬ハサの3巻目、MFでは魔弾の王の2巻目、精霊剣舞の4巻目、SD文庫ではカンピオーネの10巻目などなど…破産しそうです(っω<`)
とりあえず、今月買った7冊のうち5冊読んだのでそこら辺を。

●断章のグリム 15 ラプンツェル・下
電撃文庫。
意外だた。
蒼井くんがアレな状態で大変なところに、さらに馳尾勇路まで現れてしまい、それは神狩屋さんが仕組んでいたことだったなんて。
葬儀屋が死んだ辺りからストーリーブレイクきたかなーと思っていたけど、クライマックスが近いこともあって攻めてきましたね。
今回の泡禍は目覚めのアリスではなく、勇路くんがズタボロになりながらおさめてくれたけど、こういうパターンも初めてですね。
神狩屋がロッジから離脱して、終わり方も想像できなくなってきました。
ぐぬぬ、果たしてどんなBAD ENDに向かうやら…

●新約 とある魔術の禁書目録 2
電撃文庫。
俺たちのヒーローが帰ってきた!
前巻が壮大なヒーロー上条復帰巻なら、今回は第三勢力による壮大なヒーロー上条追跡(地球レベルで)&ご挨拶巻。
丸一冊使った、次の戦いへの大がかりな序章と言ってもいいでしょう。
浜面と一方通行が正式(?)に魔術サイドのことを知り、チームヒーロー's(上条さん、浜面、一方う通行)と『ヤツら』の戦いの舞台はアメリカ・ハワイへと移るのであった!!
それにしても、バードウェイさんもなかなか鋭く本質を突いてきますね。曰く、
「おまいらヒーローは口ではイヤだイヤだと言いつつ、体はその意志とは裏腹に戦いへ身を投じちゃうんだよ! それがおまいらのヒーロー像なんだよ! 自分が幸せになればなるほど、『え、こんなんでいいの俺?』って思って、困ってるやつがいたら手を差し伸べるんだろ?」
と浜面に。
上条さん相手に至っては
「おまいにはこの私ですら『厄介ごとや事件に思わず巻き込みたくなる性質』があるんだよ!」なんて言っちゃうし。
上条さんの性質は「名探偵が現れるから事件が起こるんだ」ぐらいな理不尽さですね。
ともあれ、ヒーロー'sのご健闘をお祈り申し上げます――

●特異領域の特異点 真理へ迫る七秒間
電撃文庫。
空想科学ものの新シリーズです。
0=1が成り立つ、すなわち既存の物理法則が適用できない「特異領域理論」というものが登場する世界のお話。
なまじ「特異領域理論」や「特異点」なんかの説明がちゃんとなされている分、理解しにくい部分があったりしたけど、そこを飲み込めると想像が広がる感じで楽しいですね。
個人的に面白いなぁと思ったのは「時間というものが過去から未来に流れている」のではなく「あらゆる物質が過去から未来に移動している」という考え方。
なので時間停止というマテリアルロウ(特異領域内での法則)を砂時計に展開すると、砂時計の砂の落下が停止するのではなく、砂時計が目の前から消えてしまうという。
つまり、砂時計以外のあらゆるものは未来に向かって移動したけど、砂時計の視点で見ると、自分だけが取り残され、周りには何もない状態になっている。
こういう考え方は個人的には新鮮で面白いなぁと思ったのでした。
少し読みごたえがあって楽しいと思うます。

●のうりん
GA文庫。
新シリーズの農業系ラブコメ。
農業系といえば「もやしもん」やハガレンの荒川先生の新シリーズ「銀の匙」辺りが思い浮かぶけど、個人的にはもやしもんにもう少しラブコメ要素を加えた感じかなぁぐらいにしか思ってなかった。
けど、そんなもんじゃなかった! もっとひどかった!(褒め言葉)
パンツだのおっぱいだの、そっちがメインやん! って感じだった!
でもベースはあくまで農業高校。著者の人も1年ほど農業高校で取材したというだけあって、ひどいながらもおさえるべき部分はちゃんとおさえてますね。
でもひどい!
ビキニアーマーで仕事実習とか、ブルマやスク水で田植えとか! いいぞもっとやれ!(ぉ
帯にあった「ガイアが俺にもっと耕せと囁いている」って文言で買うしかなかったわけだが、当たりでしたね。
耕作たちは林檎ちゃんの笑顔を取り戻せるのか、今後注目していきたい作品です。

●ライトノベルの楽しい書き方 9
GA文庫。
最終巻の一つ前の巻。
剣の父親が帰国してからというもの、危機的状況が絶えない感じですが、とうとう「あたえや」の存続の危機まで…
剣も八雲も市古の三人の関係もどんどん壊れていき、今までのゆるいあまあまなラブコメぶりを思うと、なかなか読むのがつらいですね。
しかし今回の一番の読みどころは5章の「大人たちのフェーズ」だと思いました。
というのも、当然ながら今までメインで動いてきたのは八雲たち学生組で、例えば八雲母のまるみや市古父の鹿之助なんかは、サブキャラに徹していました。
しかし、剣父の半次郎が話の中心に来たことで、同じ「大人」たちも表に出ざるを得なくなりました。
やはり「大人」を相手にするには同じ「大人」の力が必要なんですね。八雲たちだけでなく、陰で彼らも戦ってくれているのです。
この章で半次郎の弱点と、彼の本質というものがうっすらと見えるという意味でも、大事なんじゃないのかなぁと。
結果的に、八雲は留学を決意し、剣はギリギリのところで間に合わず、すれ違ったまま別れたわけですが、この作品からして最後はハッピーエンドになるのでしょう。いや、なるはずです!
なので、最終巻でどう巻き返してくるのかが楽しみですね。


…と、こんなところで。

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