はいはい、読み終わりましたよ。
ファミ通文庫「ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!」読み読み。
第10回えんため大賞優秀賞受賞作です。
内容は、ある一通のメールによってギャルゲーのヒロインが現実に現れてあれこれ起こるファンタジーもの。
ゲームのヒロインが現実に現れると言えばSD文庫の「ラブ★ゆう」あたりがパッと思い浮かぶけど、あれはRPGゲーから現れたキャラであって少々現実離れした部分があるけど、こっちはギャルゲーから出てきたせいか結構現実味があったりする。
(や、まずゲームからキャラが出てくる時点で現実味なんてないけど…ネ?)
ちなみにエロゲーではなくギャルゲーです。だから健全なのです。
…あれ、エロゲだって18歳以上の青少年がやる分には健全なのか(ぉ
さておき、印象としては「ああ、ギャルゲーのストーリーを現実に持ち込もうとするとこんな感じになるのか。言われてみればそうかもしれん」と言ったところ。
普通はゲームの世界ならヒロインが5人いたとしたら、最初は共通ルートを通って、あるところでフラグ立てたり、共通ルートで上げた好感度の高さなどで一人のヒロインの専用ルートに入って行ってエンディングに向かうわけです。
例えば主人公に思いを寄せるAとBというヒロインがいたとして、主人公はフラグを立てるなりしてAのルートに進みました。
こうなったとき、ゲームであれば選ばなかった方、例で言うならBのことは普通はもう考えませんよね?
Aのルートのストーリーを追ってエンディングに向かうわけで、Bのルートは2周目にでも進めばいいんだから。
でも現実ならどうだろう?
同じようにAとBがいて、ゲームのようにAを選んだらBの存在を忘れてもいいのだろうか?
選ばれたAはいいとして、選ばれなかったBだって物語は続いていくわけです。
ゲームのように選択を終えた時点で選ばれなかった方の存在は、当然ながら消えることはないのです。
…まぁつまり、主人公はゲームから出てきた全てのヒロインのルートを見るはめになったんですよ!
攻略したいヒロインにしか興味がなく、その子以外には全くどうでもいいという主人公ならいざ知らず、そのゲームが好きな主人公は全てのヒロインのルートを解決しようと奔走するわけです。
しかし大変なのは「現実世界である」ということの方が優先されるので、ゲームにはないイベントが発生したり、ゲームではあまり気にされなかった細かい部分が引っ掛ったり、ゲームではたいしたことのないことが大事になったりと色々と大変なわけです。
読んでいて最初こそ「おのれ、世のオタが望む『2次元の世界』を堪能しおって! 主人公ふぁっく!(中指を立てる)」という羨望と嫉妬が入り混じった感情があったのだけど(ぉぃ)、途中からは「うわー、全キャラのルートが起こるのか…大変だなおい…オレだったら逃げるね…」と、必死に動いている主人公を見直したり。
いやいや、こういう「ゲームを現実にしたらどうなるの?」って言うのが上手く書けてるなぁ思いやした。
因みに最後はニヤニヤしつつ主人公ふぁっく(中指を立てる)な気持ちになったけどw
ああ、でもサブキャラ扱いだったから仕方ないのだろうけど、最後の方に出た高橋さんのツンデレぶりがよろしかったのに、少ししかなかったのは残念だ。
けど、なかなかに面白かったっす。
ファミ通文庫「ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!」読み読み。
第10回えんため大賞優秀賞受賞作です。
内容は、ある一通のメールによってギャルゲーのヒロインが現実に現れてあれこれ起こるファンタジーもの。
ゲームのヒロインが現実に現れると言えばSD文庫の「ラブ★ゆう」あたりがパッと思い浮かぶけど、あれはRPGゲーから現れたキャラであって少々現実離れした部分があるけど、こっちはギャルゲーから出てきたせいか結構現実味があったりする。
(や、まずゲームからキャラが出てくる時点で現実味なんてないけど…ネ?)
ちなみにエロゲーではなくギャルゲーです。だから健全なのです。
…あれ、エロゲだって18歳以上の青少年がやる分には健全なのか(ぉ
さておき、印象としては「ああ、ギャルゲーのストーリーを現実に持ち込もうとするとこんな感じになるのか。言われてみればそうかもしれん」と言ったところ。
普通はゲームの世界ならヒロインが5人いたとしたら、最初は共通ルートを通って、あるところでフラグ立てたり、共通ルートで上げた好感度の高さなどで一人のヒロインの専用ルートに入って行ってエンディングに向かうわけです。
例えば主人公に思いを寄せるAとBというヒロインがいたとして、主人公はフラグを立てるなりしてAのルートに進みました。
こうなったとき、ゲームであれば選ばなかった方、例で言うならBのことは普通はもう考えませんよね?
Aのルートのストーリーを追ってエンディングに向かうわけで、Bのルートは2周目にでも進めばいいんだから。
でも現実ならどうだろう?
同じようにAとBがいて、ゲームのようにAを選んだらBの存在を忘れてもいいのだろうか?
選ばれたAはいいとして、選ばれなかったBだって物語は続いていくわけです。
ゲームのように選択を終えた時点で選ばれなかった方の存在は、当然ながら消えることはないのです。
…まぁつまり、主人公はゲームから出てきた全てのヒロインのルートを見るはめになったんですよ!
攻略したいヒロインにしか興味がなく、その子以外には全くどうでもいいという主人公ならいざ知らず、そのゲームが好きな主人公は全てのヒロインのルートを解決しようと奔走するわけです。
しかし大変なのは「現実世界である」ということの方が優先されるので、ゲームにはないイベントが発生したり、ゲームではあまり気にされなかった細かい部分が引っ掛ったり、ゲームではたいしたことのないことが大事になったりと色々と大変なわけです。
読んでいて最初こそ「おのれ、世のオタが望む『2次元の世界』を堪能しおって! 主人公ふぁっく!(中指を立てる)」という羨望と嫉妬が入り混じった感情があったのだけど(ぉぃ)、途中からは「うわー、全キャラのルートが起こるのか…大変だなおい…オレだったら逃げるね…」と、必死に動いている主人公を見直したり。
いやいや、こういう「ゲームを現実にしたらどうなるの?」って言うのが上手く書けてるなぁ思いやした。
因みに最後はニヤニヤしつつ主人公ふぁっく(中指を立てる)な気持ちになったけどw
ああ、でもサブキャラ扱いだったから仕方ないのだろうけど、最後の方に出た高橋さんのツンデレぶりがよろしかったのに、少ししかなかったのは残念だ。
けど、なかなかに面白かったっす。
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