おはようございます。
宇都宮の天気は雨。そろそろ梅雨入りでしょうか?
終活にあたって、少しずつ身辺整理をはじめている。
大量の年賀はがきや手紙、写真。
捨てがたくて取っておいた物だが、断捨離していかなければたまる一方なので自分が出来るうちに少しずつ処分していこうと思っています。
ですが、思い出のものが出てくるたびに眺めては捨てるかどうかなやんでしまう。
片付け途中で面白い手紙を発見した。
生きていれば今年百歳になっていた父からの手紙である。
父は生前教師として教壇に立ち、退職後は絵画教室の先生をしていました。
若いときから絵が好きで日本水彩画会の会員でもあった。
毎年6月になると上野の東京都美術館で展覧会があり、母兄妹たち、甥姪たちも全員集合して食事するのが恒例行事であった。
とっても懐かしい!
父は生真面目ではあるが、ユニークな性格を持ち合わせて、たまにこんな手紙を私によこしていた。
その手紙には「悠々自適とはいわないがコタツに入りながら色紙を書いたり出来るのは有り難い。絵を送るからもし困ったら売ってもよし、小遣いにしてもいいぞ!」
なんて書いてありました。笑っちゃいますよね?
絵を描いたら一流、寿限無寿限無の落語を最後まで言えたり、得意な芸は筑波のがまの油売りだったり、今でいうDIYで塀や家の修理したり、映画音楽を聞いていたりと、多才な人であった。
私が若いときは感じなかったが今思うとスゴイ父だったんだなと。
それに比べたら私は何もないのに今さらながら気がついた。
人生百歳と言われる今、これから探し求めてきわめること出来るのだろうか?
間に合わないかもしれない!
今時ネガなんていらないよね?