昨日、俳優の緒方拳さんを、取り上げたBSの番組を観ました。
緒方さんが亡くなられたことを聴いた日に、私が書いた
2008年10月15日のブログより
『…「帽子」というドラマの中でも、職人さんの仕草を熱心に研究したり練習したり
鏡の前で「自分のこれまでの来し方を見つめる」シーンをなさっている様子などを観ると
「俳優さん」そして「演技」というものの厳しさや奥深さや
結局、そこに現れてくるのは「その人となり」なのかもしれないなぁ…と想いました。
いつでしたか「白野」(シラノドベルジュラックのこと?)というお芝居のチラシを見て
いつか緒形さんの舞台を観てみたいなぁ…と想っておりましたのに
叶わぬこととなってしまいました。
倉本聡さんの脚本のドラマ「風のガーデン」が最後の作品になったとのこと。
インタビューの中で
『老いとは闘うものではなく、仲良く連れ添っていくものだと思っています。
シナリオにもあったように
「今を生きる。過去でもなく、未来でもなく、今を生きる」みたいな…』
そのようにおっしゃったそのままに
「今を一生けんめい生ききって、風のように逝ってしまった」のでしょうか…』
また、最後まで打ち込んでいらしたという、ひとり芝居「白野」では
緒形さんご自身の言葉を、せりふになさったとのこと。
「宝物とは他でもない
それは それは それは 男の心意気 」
歳を重ねても、病を得ても・・・
今、その時を、その人なりの様々な思いを抱えて
懸命に生きていくということを
緒方拳さんの姿や言葉から、つよく感じました。
メモ:俳優という名の男たち
NHKBS
9月17日(水)午後10:00~10:59
「緒形拳 掌(てのひら)」
10月1日(水)午後10:00~10:59
「中井貴一 父の背中を見つめて」
ln.is/www.nhk.or.jp/…
#気になる人
#気になるお話