田植えの季節・・・

雨音もはっきりと耳に届くほど、朝から激しく雨の降る金曜日になりました。

つい数日前の自分の予定すら、ともすると忘れてしまいそうな日々の中で

けれど、毎日のなにげないひとつひとつの出来事が
確かなカタチとなって、どこかに刻まれているのでしょうか。

どうも、それを意識して書き留めておきたい…

いつかは、誰にも知られることなく消えていってしまうそれらのもの・ことを
どうにも惜しむ気持がわいてくるものなのでしょうか？


…なんでしょう、雨のせいなのか…
私にしては、珍しく（？）感傷的な雰囲気の言葉が流れ出してきました。

（たぶん、少し疲れ気味のせいですね…
今日一日家でゆっくりしているので…そのうちに、回復してくると思います。）

さて、先日「みどり色の葉っぱ」の記事に書きました
kirikouの育てている稲の苗が、おかげさまでスクスクとのびてきて

今週の月曜日から、田植えをしました。

「田植え」といっても、去年はペットボトル一個分の苗一株でした。

今年は、プランター一杯分の苗を植えるので
ペットボトルやバケツや捨てずにとってあったベビーバスと発泡スチロールの箱で代用します。

学校から帰って、ランドセルを玄関に放り投げると
早速、作業にとりかかりました。

土をふるって容器に入れて、水を入れるんですけれど、なにやら混ぜてはいけないらしく
私も手伝っていると、kirikouがうるさくアレコレと言ってくるんです。

稲の苗の土に水をかけてやわらかくほぐして、一つ一つバラバラにしてから

今度は、また3本ずつていねいに苗をまとめていきます。

大きさをそろえて、伸びている根をきれいに丸めて、
手でその根本をキュッと小さなお団子のようにしています。

誰に習ったのか聞いてきたのか、わかりませんが
kirikouが独りで、黙々とその作業をしています。

その苗の束がいくつかできると、用意した「田んぼ」に
根本からギュッと差し込んで、植えていきます。

まだ小さくて、なんだか頼りなげな稲の苗ですけれど
水を張った中に植えていくと、最初は少し斜めだったりフラフラして見えますが

田んぼ（もどき）の水面から、小さいながらもすっくっと立ち上がって

これがまさしく「田植え」なんだな～！！って思いました。

（私も小学生の時にバケツで稲を育てましたが
調べてみると「バケツ稲コンテスト」なるものもあるようです。）

最近は、身近でホントウの田んぼを見ることも少なくなりました。

たまたま、私の両親がこの10年程前から新潟に住んでいますので
夏休みに遊びに行くと、もう見渡す限り一面のみどりの田んぼの風景を目にすることができます。

いろんな食べ物が豊富にありますけれど、
お米のご飯は、やっぱり何だか落ち着くような…不思議な気がしますね～。

2年生の時には、近所で野菜の栽培をしている方から指導していただいて
学校の畑でトマト・キュウリ・ナスやジャガイモ・サツマイモ、
コマツナ・ホウレンソウなどを栽培しました。

5年生の稲の栽培もお手伝いしていただいているそうで
たまたま、通りかかってkirikouの稲の苗も見てくださいました。

「よく育っているよ～。」とほめられて、kirikouもほんとうにうれしそうでした。

一昨日は、その学校の田んぼの準備のお手伝いもさせていただいて
顔からくつまで真っ黒の泥んこになって、得意げに帰ってきました。

さてさて、これから稲もスクスクと育ちますように～！！

思わず、手を合わせてお祈りしたくなりますね～！！


今日の雨も、植物にとっては、ほんとうに「恵みの雨」ですね。

小さなみどりの稲の足元に、ひっきりなしに水の輪が広がって…

どこか、うれしくって躍りだしそうな…

生き生きとしたささやきが聴こえてきそうな…一日になりました。


そして、明日はkirikouたちの小学校のスポーツフェスティバルの予定です。

連休明けから、ずっ～とイロイロな競技の練習や応援合戦や
みんな一生懸命がんばってきました！


チョッと欲張りかもしれませんけれど…もうひとつお願いします！


　『明日、天気にな～れ！！』



みんなの笑顔を楽しみにしていますね～！！