Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

早寝早起き大(?)作戦!?

2006-10-17 23:21:00 | Weblog
先週の金曜日、私が暢気に歩きながらお花を眺めているちょうどその頃、ちょっとした(?)出来事があったらしく…


そのお話の主は、もちろんkirikouなんですけれど
詳しいことをここに書かれるのは、彼も嫌だろうなぁと思いますので

その内容は、あえて編集でカットということにして…


kirikouが、学校から帰ってきた場面から、シーンをスタートいたしましょう。


私は、たぶん2階の部屋で、PCを覗きながら
学校から子どもたちの帰って来るのを、窓越しに横目で見つつ
その声を何気なく聴いていました。


すると、ドアが開く音と「ただいま~」というkirikouの声がしました。

すぐに「お帰り~!!」と声をかけながら急いで下に降りていきます。

ただし、彼の声の調子で「むむ、これはなにかあったぞ~」とすぐにピンときますので
まず、kirikouの顔を見てから一呼吸おいて「どうかしたの~?」と聞いてみます。

そんな時には、たいてい、すぐに何かを言うことはありませんので
案の定「言いたくない。」と一言、ポツンと言ったきり、あとはダンマリです。


ただ、ほんとうにある意味ではわかりやすく

けれど、何があったかを推測したり、聞き出したりするのは、とてもムズカシイので…

このまま、少しそっとしておくか、やはり聞きだして、解決しておいたほうがいいことなのか…?

などと、ははの頭の中は、グルグルとアレヤコレヤが、イロイロと渦巻いておりました。

とりあえず「言いたくなければ、言わなくてもいいけれど…」

「何か困ったことがあったら、言っておいたほうがいいんじゃないの?」

「お母さんは、他の人から聞くのは、あんまり好きじゃないよ~。
どうせなら、kirikouに話してほしいなぁ。」

「もしかしたら、先生から電話がかかってくるかなぁ…?」


などと、コチラもやっぱり黙っていられない性分なモノで
トーンは抑え気味(のつもり)で、あれこれと話しかけていました。

kirikouは、おやつを食べながら、いつものアニメを見ていましたが…

相変わらず、元気もなく、浮かない顔つきのままでした。

私のアレコレ言うのをうるさそうにしながらも、
ときどき、ふと何かが気になる素振りを見せたりして…

「わかったよ~、言うけど…絶対に、怒らないでよ~」ということで

その日にあった出来事を、kirikouのコトバで、とつとつと話してくれました。


このあたりが、まだまだカワイイといえばカワイイところで

ナンダカンダいっても、困ったこと、失敗してしまったことを
母親に話してくれているうちは、母の手の届く範囲内で、ナントカ解決にこぎつけたり
イロイロな対処法を試してみたり学ぶ機会も作れます。

ほんとうは、兄弟がいたり、もっとたくさんの子ども同士のかかわりのなかで、
様々な経験をしたり、揉まれていきながら
イロイロなことに対応する術を身につけたりしてゆくのでしょうけれど

なんせ、そこは「人とのお付き合い」や「困った時のスキル」などが
ホントに不器用なもので…

当分は、母との2人3脚をしながら、練習していって
だんだんに、少しずつでも一人で何とかすることができるようになれたらいいなぁ…
と、期待し(過ぎないように気をつけながら)つつ、想っています。


まぁ、そんなこんなでナントカその概要を把握したところで

では、「次の一手」はどうするのか?ということで、もう少しふたりで話し合いました。

まだ、kirikou自身にも気がかりなこともあるようなのと
私も、きちんと学校に行って、お話しする必要を感じましたので

(つまり、「ゴメンナサイ。」を言いに行こう…ということなんですけれど)

ふたりで、学校に出かけていって、できるだけマジメに、こころをこめて
それぞれに問題の対応をしてまいりました。

おそらく、日頃からさまざまな場面で、お話をさせていただいているおかげでしょうか

最終的には「いま、課題となっている生活リズムをしっかり整えましょう。」という目標の確認と

「逃げない、隠れない、○○○ない」ということと(ないない尽くしとは、いたしかたなく…)
「夜9時に寝よう!!」(15分の猶予を見込んで)というお約束を
kirikouが、担任の先生といたしました!!

詳しいことを省略しているので、わかりにくくて申し訳ありませんけれど
kirikouにとっては、かなりショッキングなずしんと応える出来事だったらしく

ただ、すぐにきちんと解決する努力をしたことで
気持ちの面では、スッキリとしたようで、kirikouの表情もあかるくなっていたので
私も、「いろんなことがあっても、ひとつずつ解決できてよかったね~。」と話しました。

さて、それが金曜日のお話で、その日から土曜日、日曜日とカナリがんばって早くやすみました。

月曜日は、いつもよりずいぶんと早く起きて、支度をして登校して行きました。

(おかげさまで、私もありんこの会の書記校の用事にも遅刻せずに行けました!!)

そして、昨晩は、支度に手間取って、寝る前にグズグズになりかけながら
何とか、立て直して、今朝も早起きできました。

(まだまだ、私だけの声かけでは、かえってウマクいかない場面もありますけど
そんなときは、夫にも協力してもらって、役割分担しています。)


さてさて、この調子で、いつまでできるかもわかりませんけれど…

こんなに当たり前のはずの「早寝・早起き・朝ごはん」が、

存外タイヘンなのには、やっぱり理由があるのでしょうか?


けれど、いまはそれをどうこう言うことよりも
まず、今日の成功をほめながら、次へとつなげていきましょう。

それに、今朝は、お友だちがピンポ~ンしてくれた時に
ほとんど、ごはんも食べ終わっていて、「あと少しだけど~」と言うと

「だったら、待ってるよ~」と言ってくれたので

なんだか、ものすご~く久しぶりに、
クラスのお友だち数人と一緒に階段を登って登校して行きました。



失敗したり、うまくいかないこともたくさんあるけれど

それを、ナントカカントカ乗り越えて、何度もやり直して

ひとつずつ「成功体験」を積み上げていきながら…

また一歩ずつ前に進んでいけたら、いいですね~



そういえば、金曜日に、遅刻モードになった時

ふと、ノーベル化学賞の田中耕一さんのことが、頭の中をよぎったことを思い出しました。

そうですよね~、ほんとうに何回も何回も失敗しても

そのことにも、きっと意味があって、そんな体験の中から

きっと隠れている光のような何ものかを、見つけていくんでしょうね~



そんなことを思い出しながら、また、明日も早起きできますように!!

ひたすらに、祈るははでした…


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2 コメント

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失敗は成功のmother! (hama-wind)
2006-10-18 23:05:49
そう、この言葉の意味をたぶん人より深く学んだものとして…つい一言書かせていただきたくなってしまいました。

何か失敗をするたびに、どれだけ失意の底に沈んだものでしょう。でもいつしか、“これは自分にとって必要なことだった”と思えるようになってます。負け惜しみ!?ではなく、本当にいろいろなことを学ばせていただきましたから…。

きっと足りないものを気付かせるために、周到に用意されているんでしょうね?そう思わずにいられません。

まだまだたくさん失敗を繰り返しながら…でももっといろいろ学びたい、気付きたい!そう思い続ける自分でいたいです。
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ほんとうにイロイロあります・・・ (風待人)
2006-10-19 00:09:49
hama-wind さん



「成功のmother!」ですね~



人は死ぬまで、成長できる!!ような気がしています。



それにしても、ははというのもやっかいなような気もして



ときにうっとおしくて、けれどほんとうはありがたい・・・

モノなんでしょうか?



大げさかもしれませんけれど

「お母さんの言うことをするしないは別として

お母さんの遺言だと思って、いつかきっと思い出してね~」と

kirikouには言っています。



いつか父や母を、超えていく日がきてほしいと思いつつ

これって、ある種の脅迫になってますかしら~?



ついつい親の価値観を植えつけてしまうものなのでしょうか?
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