Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

「木へんに春って、書くと」・・・?

2009-03-01 12:59:36 | 表現すること
三月になったというのに、なにやら肌寒く…

雨もパラついていましたが、少し明るくなって日が差してきましたね。

できれば、少しでも心の温まるお話ができればいいなぁと想っておりますけれど…


まぁまぁ、私のいつもの調子で参りますので

どこへ飛んでいくのやら…おしゃべりしている私にも、見えてこないような
気ままな「お散歩」に、お付き合いいただけましたら何よりの幸いです。


ということで…

まずは、タイトルの「なぞなぞ?」のお答えは、
皆様は、すぐお分かりかと想いますけれど

ちなみに、kirikouに聞いたところ、案の定「サクラかな~?」とのこと。

「正解は、ツバキだよ!

ところで、kirikouは椿って、知ってる?」と聞いてみると

「ウン。あのケムシが付くやつでしょう。」との答が返ってきました。

相変わらず、我が家にとっては「漢字のお勉強」は、アタマが痛い課題ですけれど

まずは「本人に漢字を読んだり書いたりすることの必要性を意識させる」ところあたりから

大方のお子さんの進み具合よりは、カナリのゆっくりペースになることは覚悟して
「少しずつ少しずつでもあきらめないで、愉しく学ぶ方法を探していこう!」と
想っております。


とここで、お話をもとに戻しますと

今朝の「趣味の園芸ビギナーズ」で、日本人にとても愛されているお花として
椿を紹介していました。


現在2000種以上の品種があるそうで、室町後期から江戸初期に
すでに400種ほどの記録が確認されているとのこと。

お花を愛で、育て、さらに美しさを求めて工夫を重ねる…

日本人の(だけに限ったことではない?にしても、ヤヤ特徴としてはある?)
こだわりと繊細さのようなものを感じずにはいられませんね。


さて、その椿の花で私が思い出したのが、白洲正子さんのことでした。

(昨日のNHKドラマスペシャル「白洲次郎」の第一回の放送の中でも
お若い頃のおふたりのエピソードが盛り込まれていましたが)


2月22日に放送された
ETV特集「もう一度会いたかった~多田富雄、白洲正子の能を書く」
の中で

白洲正子さんが「椿を、お好きでいらしたこと」

多田さんが、新作能の中で「白い一重の椿の花」に、その方のイメージを
重ねていらしたことが、とても印象的でした。


私は、お能のことはマッタク判りませんけれど…

人と言うのは、「今は、もう会えない人」を、心に想い描いたり…

その方と「一緒に歩いたり、旅をしているような…」

「一緒に、幻の空間を共有しているような…」心持ちに、なれるものなんですね。


ほんとうに限られた四角いテレビの画面を通じてでしたけれど
そんなことを感じて、心?身体?が震えるような思いをいたしました。


さて…昨日のドラマのお話に、移りますけれど

実在の人物を取上げたり、歴史上の出来事を再現しようとするのは
ほんとうにいろいろな工夫や苦労があるんでしょうね!

衣装や小道具にしても、素敵な洋館や日本家屋やお庭にしても…

例の「オイリーボーイ」の乗っているスポーツカーにしても…

重要な歴史の転換点に存在した「人と人との会話ややり取り」など

そのあたりのことも、とても興味深く拝見しました。

HPの中のチーフプロデューサーの方の

『ドラマでもないドキュメンタリーでもない「白洲次郎」という作品です。』

という表現に、なるほどなぁ…と想いました。

言葉にしたら、ほんの数行に過ぎないけれど
創り上げるまでの時間と様々な思索と作業と試行錯誤の過程を経ているんですね。


テレビというきっかけを通して、興味ある人物の生き様を知ろうと思ったり

身近な視点から「歴史を勉強しなおしてみよう!!」という気持が
また、フツフツと湧いてきました!!


以前にも、申し上げましたが

いつの頃からか…私自身が、社会科にマッタク興味を持てなくて…

高校の頃にいたっては、地理や世界史・日本史、政治経済…
などの科目名も思い出せないくらい、勉強をサボッテしまいましたけれど

こんな歳になって、「社会や社会のことを学ぶこと」への興味が
湧いてくることもあるんだなぁ…と我ながら驚いています。


モチロン、学んだり習ったからって

何ほどのことができるというわけでもないかもしれませんけれど…

自分にとって、大切なきっかけや気づきを得ることが何よりです。


そして、それぞれの方にとって、その時間を過ごすこと、何かに打ち込むこと、

たとえば、本を読んだり、植物を育てたり、絵を描いたり、歌を歌ったり…

どんなにささやかなことでも、「その人らしく過ごすことのできること」が

一つでも見つかるといいなぁ…と想いました。


おそらく、kirikouも、まだ本人も気づかないままに、探しているんでしょう。


そして、どれほど時間がかかっても…

あきらめないで、見つかるまで…探し続けていけますように!!祈っています!



皆様も、春のささやきを聴きながら…


    お気持の和やかな、お健やかな佳き一日をお過しくださいね!!


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは! (a)
2009-03-02 13:13:26
何事も「道具は使いよう」という言葉や
どちらか一方ではなく、どちらも大切なこと…
という言葉が心に響きました。
「多様性を生かしていく」ために、私も考え方を変えたり
受け入れたりしなくちゃなぁ…と思いました。

ちなみに、子供は「求められすぎた?」発表会が無事に終わり
自分から何かを求めるようになってきたみたいです。
“はは”として、その調整役になることが私の課題のようです。
それにしてもkirikouくん、園芸博士のようで、すごいなぁ。
返信する
「多様性を生かしていく」・・・こと。 (風待人)
2009-03-02 15:44:13
aさま

こんにちは!
今日のヨコハマは気持のよい青空が広がっています!

発表会が無事にできて、ヨカッタですね!

きっと、ご本人もがんばったんでしょうね!!

これから、ご本人の意思ももっともっと出てくるでしょうし、
お母様としての『調整役』は大切でしょうね。

ところで、この歳になっても、落ち着きのない私は…
また午前中お出かけして先ほど帰ってきました。

(出かけると時は、子どもが「調子が悪い」・・・とか言って
グズグズする場面もありましたが、そちらはまた後ほど書きます!)

「多様性」って、まずその「多様であることに気づくこと」から
ほんとうに始まるんだなぁ・・・と実感しています。

「自分の見えている世界」だけしか知らないと…

他の人から「見えている世界が、自分の見えている世界と
もしかしたらまったく違うかもしれない」
ということに気づかないわけですから。

気づいたことがスタートで、そこから先も「山あり谷あり」する
かもしれませんけれど、きっと焦らずに一歩ずつですね~!

子どもが、園芸とか農業に興味があるのかどうかは、
まだ良くわかりませんけれど・・・
何か、本人にとって興味があってオモシロいと思えることが
見つかるといいなぁと思っています。

また、いろいろなお話をお聞かせくださいね。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。