Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

「障害福祉入門(新人職員)研修会」・・・

2007-07-17 22:13:48 | Weblog
第1回は6月29日に、また第2回が7月10日に開かれた入門研修会の

第3回が、今日無事に終了しました。

この研修は、グループホームや活動ホームの新任職員向けのもので
一般参加も、できるとのことでした。


(先日の連絡協議会でのお話に先立って、
コーディネーターの先生や会長さんのお話を伺った会です。)

その第2回のことを、書きかけたままになっていましたので…

お話が前後しますが、その続きを書きながら、簡単にまとめておきます。


まずは、第1回のお話から始めると…

「横浜の地域活動―私たちの歩み―」として

障害者支援センター事務室次長 小嶋 己千代 氏

障害者の自立と文化を拓く会REAVA会長 横田 弘 氏

地域訓練会すずな会会長 早坂 由美子 氏

「横浜市の障害福祉施策について」

 横浜市健康福祉局障害支援課在宅支援係長 鈴木 和男 氏のお話を伺いました。

様々な障害を持つ方からの生の声を聞くことで、
その方たちの思いや願いを伺うことができました。

また「支援って?」「私たちにできること」「心構え」などについて
いろいろと考えさせられることが、たくさんありました。

また「障害者自立支援法」についても、説明していただいて

「手帳」についても、ようやくその意味付けなどが分かってきました。

(私にとっては…この分野は、まだまだ分かりにくいことばかりですが…
アタマの中で、そのイメージが少しずつつながってきたような気がします。)

そして、7月10日は…

(「プラネタリウム見学」に、kirikouがナントカ出かけて…
それからブログを書いて…)

実は、IDOBATAが予定されておりましたが…

時間内には間に合わないものの、前回置き忘れていた傘を取りに行きがてら
はは友だちに、ほんのちょっとでも会えたらいいなぁと思いつつ、新子安駅に着いて
ちょうど建物の外を歩いているところに行き会って、
少しだけですがお話できました。

傘を取ってから駅に向かうと、みなさんに追いついて
また、おしゃべりをしながら一緒に電車を乗り継いで、
私も新横浜まで向かいました。

その間も、いつ携帯電話が鳴るかと…ヒヤヒヤものでしたが
どうやら、kirikouも無事に過ごしているようで…
結局、研修中にも連絡は入りませんでした。

(実家の母には、途中でkirikouに電話を入れてもらうように頼んでおいて

4時過ぎに、終わってから家に電話すると「元気に帰ってきたよ~」との声が返ってきて…
また、お留守番してくれているお礼も言いつつ、とにかくホ~~ッと一安心しました。)

ということで、お話はすっかり寄り道をしましたが 

第2回では、まず「障害者が望む支援」として、きょうの会・第2きょうの会運営委員長、 

アスペルガー症候群当事者 こうもり氏、地域作業所むくどりの家 の3人の方が 
お話になりました。

その後「家族が望む支援」として「横浜障害児を守る連絡協議会」の長谷山さんと

障害者支援センターの地域コーディネーターの瀧澤先生のお話がありました。

当事者の方々が、ご自分の暮らしの中での困り感や想いなどを
飾らないストレートなことばで、語っていらして

モチロン想像の域を出ませんが、そのことばの重みがひしひしと伝わってきました。

そしてそれは、決して遠くにある他人事ではなく、
私の身近な生活のすぐ隣にあるもの…として、私には感じられました。

そして12日に、保育・就学部会でお話をしましたが

養護学校に通っているお子さんや個別支援級に通っているお子さんと、
通級に行っているkirikouのこと…

それぞれに、いろいろな経過をたどって
それぞれに、いろいろな選択をしてきたことなど

また、きょうだい児のお話も出ていました。

私も、きちんとした下書きは作っていきませんでしたが

通級のこと、kirikouについての「気づき」や
さまざまな出会いがあって、今にいたっていること

そしていろいろな方たちに支えられて、これからもやっていきたいこと

「子どもの思いとその人生」があって、
また親にも「自分の想いとその人生がある」ということを伝えたつもりです。

最後に…私のお友だちからいただいた、
あたたかくって心に響くメールを、みなさんの前で読み上げました。

その内容やお名前は、ここには書きませんが

これまで永い間、発達障害の子どもたちの教育に携わっていらして
今も研究機関で活躍していらっしゃいます。

いつか…了解を得て、こちらでご紹介できたらいいなぁ…と思っています。


そして、第3回の研修会では「職員として望まれること」として

中区本牧活動ホーム統括責任者 室津滋樹 氏から

「自立って何だろう?」という問いかけからはじまって

「自立とは、ひとりひとりにとって違う意味をもつ」

「援助者の役割は、自己決定を支え、情報を提供し、選択肢を増やすこと」
というお話がありました。


また、障害者支援センターコーディネーターの 篠崎 紀夫 氏からは

「個別支援計画と自立生活支援」と題してお話がありました。

長い間、様々な相談を受けていらした経験から、「相談者としての姿勢」について

①共感をどう作り出せるか。安心して話ができる関係を。

身近な相談者として、共通項を見いだし安心感を与えること。

②本人や家族の立場に立って考える。

何をすることを望んでいるかを、どれだけキャッチできるか。

と、最後にお話していらしたことが、とても心に残りました。


私自身は、まだ直接何かをするような立場には、ありませんが

これから、いろいろな方々と接していく中で

もっともっと勉強していかなくてはいけないことがたくさんあって
さらに、心構えとして、常に意識していなければいけないことについて

教えていただけて、ほんとうによい機会が得られました。

これからもできるところから、ひとつずつ積み重ねていきたいと思っています。

いろいろなことを見聞きしながら、時間はかかるかもしれませんが

少しずつ自分自身で身体を動かしていくことで、何かを見つけていけたらいいですね…

きっと、その先に何かが見えてくるような気がしています…



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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (双子の母)
2007-07-17 23:26:49
大変な子育ての中、三者三様な子供たちですが、目指すところはひとつ。
「自己決定による人生」です。
「自己決定のための選択肢をできるだけひろく、たくさんもつ」
「選択肢をひろげる手伝いを、個々の状態にあわせて、親を中心に周囲が援助する」

どのコースをたどっても基本は同じだと思っています。
「自己実現、自己達成感」
これをなくさないように育てて生きたいです。


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また教えてください ()
2007-07-18 02:37:26
風待人さま・・大阪に何の研修だったのかしら?と思ってお伺いしました。素晴らしい研修会だったのですね。そして、私的にシンクロを感じてしまい、コメントさせていただきます。私は今、「アスペルガー症候群」と診断されたわけではない、アスペルガーの大人・・の問題に興味があります。おととい、ふとしたきっかけでブログを作って、書きたいことを書いてみました。「アスペルガー症候群」というタイトルのところだけでいいので、風待人さまのご意見を聞かせて頂けますか?お忙しいと思いますので、本当にいつでも結構です。自分勝手で申し訳ありません。
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自立 (コロン)
2007-07-18 06:02:42
というのは重たいテーマですよね。

精神的自立、経済的自立…さまざまな”自立”がありますが、そこにはただ独立した個として生きていくということだけでなく、その上で他者との関係性の中で生きるということが含まれているように思います。

>少しずつ自分自身で身体を動かしていくことで、何かを見つ
  けていけたらいいですね…

確かにそのとおりですが…何かを見つけ、自分を育てるのは出会いだと思います。その出会いが多ければ多いほど、気づきはあるのでしょうし、それが風待人さまの”身体を動かして”ということだとは思います。

けれど、その出会いで得たものをどう生かしていくのか…コミュニケーションでも何でもそうですか、続けることに意味があるのかと思います。

人はいろいろの価値基準をもっており、そのことに謙虚になることも必要ですが、それに左右されて本来の自分とこれまで自分が求め、積み重ねてきた意味を見失ってはならないものと思います。

何か偉そうなことを述べましたが…信念を大切に、自分が何のためにやってきたのか、原点に立ち返ったとき、、風待人さまが今後していくべき方向が見えてくるのではないでしょうか。
(少し遠まわしに話をしていますかね???)
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「自己実現、自己達成感」・・・ (風待人)
2007-07-18 07:23:33
双子の母さま

結局のところ・・・「自分って何なんだろう?」

「いろんな人の中で生きていくことって、何なんだろう?」ということに

向かっていくような気もします。

その時に、その子なりの、その人なりの「自分」というものを
できれば、前向きに、どんなカタチでも受け入れられるような方向に
向けていくような「声かけ」ができたらいいなぁ・・・と
つくづく想っているところです。

菫 さま

ようこそ、おいでくださって、ありがとうございます!!

正直に申し上げて・・・お返事に少し困っています。

私としては・・・自分の見聞きした範囲で、
それもその人にできるだけの配慮をした上で

個人の場合は…できるだけご了解を得たカタチで書いていこうと思っています。

ましてや、障害名が一人歩きするような・・・怖さを知っているつもりですので・・・

診断ができるのは、お医者様だけですし
お医者さまでも診断は、とても難しい領域ですから・・・

感想は、申し上げられませんし
私としては・・・残念ながら・・・とても心が痛みます。

菫様が関心を持ってくださることは、ほんとうに素晴らしいことと思いますが
そのあたりのことを、できましたらお汲み置きいただければありがたいです。

コロン さま

そうですね~

子どもとのやりとりでも・・・

結局最後は、「自分の意思」が身体を動かしているみたいですね~

人にアレコレ言われても・・・身体は動かない・・・のかもしれません。

>他者との関係性の中で生きるということ

結局「自分」を見つめる中で「他者との関係」に
いかにして気づき、それを結んでいくのか・・・
ということかもしれませんね・・・

特に「障害者」と言われること、自ら「障害者として」お話をなさる方々の

思いや願いは、ナカナカこちらに真っ直ぐに向かっていても

こちら側の受け取り方によっては、
うまく(こちらが)キャッチできていないのかもしれませんね・・・

ましてや障害とは無関係に生きている方々にしても
その人からの、見えにくい発信を如何にキャッチして対応するのか・・・

そのあたりのムズカシさを感じると共に
そこにこそ「解決の糸口」があるようにも感じています。

私自身は・・・意外にノーテンキなので、前向きに一歩前進のつもりです・・・

様子を観ながら・・・押してもだめなら・・・引いてみよう・・・デス~!
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ありがとうございます ()
2007-07-18 08:14:35
夕べ(深夜)・・自分でもお風呂の中で、コメントの内容や風待人さまに感想を求めた事、反省しておりました。(自分の日記に書いた内容も含め)大変デリケートな問題であること・・配慮がなさすぎでした。ありがとうございました。
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追伸です ()
2007-07-18 08:28:11
見る人が見たら個人がわかるような、自己満足なだけの記述をしないように注意しなければ・・と、慌ててその部分を削除しました。風待人さまに言われなければ、はっきりと気付かなかったかもしれません。ありがとうございました。そして、不愉快な思いをさせてしまったこと、お詫びします。
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こちらこそ・・・ (風待人)
2007-07-18 08:32:47
菫さま

関心を持って、真剣に考えていただいたことは、よくわかっております。

だからこそ・・・申し上げたまでのことです。

そういう私も・・・これまでにいろいろな失敗をしてきていると思いますし

私が、すべて完璧にできているわけでは、まったくありません・・・

いろいろと、その場面場面でやってきて
うまくいかないこと・・・なんとか切り抜けてきたこと・・・

そんなことの積み重ねの真っ最中です。

けれど、そんなやりとりを諦めずに続けていく中で・・・
きっといつか分かり合えるときが来ることを

信じてやっていきたいと想っていますし・・・

それは、あくまでこちらの想いであって

相手との間に接点ができるかどうかは・・・
これまた、誰にも分からない・・・のかもしれません。
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そうですね・・ ()
2007-07-18 08:58:29
朝のこの時間帯に、風待人さまと私・・以前はよくCafeで他愛ないおしゃべりをしていましたね・・・。それを思うと少し寂しいのですが、こうやって、それぞれのブログがあるから、いいですよね!私、掲示板を作ったんですよ。コロンさんと3人で、今度ぜひお話しましょう!
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掲示板ですか~!! (風待人)
2007-07-18 09:24:12
菫さま

えぇ!

新しいことを始められるって、素敵ですね~!!

ハイ!!ぜひお邪魔いたします!!

私自身、おそるおそるブログを初めて・・・
いろいろな方からのコメントに支えられて、今まで続けてきました。

菫様も、ほんとうに素敵な世界をお持ちでいらっしゃると思います。

いろんな本も、たくさん読んでいらっしゃるし・・・
お話しするのを、楽しみにしています!!
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重ねて、ありがとうございます! ()
2007-07-18 12:54:35
ぜひ本当にいらしてくださいね。今朝、元気いっぱい平太さんが、いらしてくれました。何だか「秘密Cafe」みたいですが・・。
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