Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

動くモノを、捉える…?

2009-05-30 14:21:31 | 表現すること
曇り空を眺めながら、ゆっくりスタートした土曜日は
気づくと、すでにお昼を過ぎていました。

昨日、お友達とおしゃべりしている時に

『明日予定していた「スポーツフェスティバル」は、予想される天候、グラウンド状況を鑑み、31日(日)に延期します。』
と学校からの連絡メールが入りました。

お弁当の用意もありますから、お天気の変化を見越して
早めの決定になったのでしょう。

一日延期になりましたけれど…

もう一度、『あ~した天気になぁ~~れ!』とお祈りします。

サテ…昨日、こみちさんと待ち合わせた本屋さんにも

村上春樹さんの新刊の上下巻が、並んでいました。

先日、私もようやく「ねじまき鳥クロニクル」を読んでから

PR誌の『本』に連載していた文章をまとめた
「やがて哀しき外国語」という文庫本を読みました。

私が村上さんの小説を読むきっかけをくれたのが、こみちさんでしたし

読んでいる本の話をアレコレと語り合える友人の存在は
私にとって、とても貴重です。

小説については、ここで簡単におしゃべりするのはムズカシク感じますけれど

先程の本の中で見つけた文章が、個人的にオモシロクって
皆様にも、ご紹介いたしますね。(以下引用)

『 言い訳をするのではないけれど、僕には昔から、他人から与えられたものに対してどうしても真剣に取り組めないという困った傾向があって、小学校に入ってから大学を出るまで、それが僕の学業を一貫して阻害してきたようである。はっきりいえば「やりたくないこと、興味のないことは、何があろうとやらない(やれない)」ということである。もっとはっきり言えば要するに「わがままで、身勝手」ということになるかもしれない。そのかわりやりたいこと、興味のあることは万難を排して自分のペースでしつこくやる。この性格は-仕事に関してはということだけれど-今でもあまり変わらない。というか前よりももっとシステマティックになった。』

また、まえがきの中で

『 この文章は今読み返すと、自分でも「う~ん、ずいぶんストレートだな」と感心してしまうところがあります。…このプリンストン時代というのは、僕の人生の中でちょっと特別な色合いをもつ時期かもしれない。…この時期の自分の心情やまわりの出来事(どうでもいいような出来事もいっぱいあるけれど)のことを、こういったかたちでまめに記録しておいてよかったなと思うのです。気持ちの流れみたいなものは、時間が経ってしまうとなかなか正確には、思い出せないものだから。そして変化というものは、ちょっとした細かいことの集積から、意外にくっきりと読みとれるものだから。この本は僕にとっての心情の記念写真みたいなものかもしれません。…』(引用ここまで)


こみちさんにも、お話しましたけれど…

好き嫌いとは、少し違う意味合いで

私にとっては、今がちょうど「村上春樹」という作家さんに出会うタイミングだったのかもしれません。

そして、再度河合隼雄先生との対談や

岩宮恵子著「思春期をめぐる冒険」を読んでみようと想っています。

またまた、人が本を呼び、本が人を呼び

本が本を呼んでくるのかもしれませんね。


ところで、今日の写真の中にボンヤリとモンキチョウが写っていますけれど

皆様にも、お分かり頂けますか?

携帯写真の苦手は、やっぱり「動くモノを捉えること」のようですね…


皆様も、お気持ちのかろやかに愉しげな

お健やかな佳き一日を、お過ごしくださいね!!




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