Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

5月19日(火)のつぶやき その3

2015-05-20 01:53:34 | つぶやき・・・?


あの場所で、「気になる言葉」に出会ったのは・・・


いつのことでしたか?



このところ、ブログを書いていて、ほんとうによかったなぁと想うのは



「たしか、あの展示を観に行ったはずだけれど・・・いつだっけ?」とか


「どこそこへ行って、誰誰のお話を聴いたはずだけれど・・・」


「あの気になる本は、いつごろ読んでいたのかしら?


そのタイトルは???」などなど


すっかり、記憶がぼやけたり、


ところどころ虫食いのように抜け落ちていることがしばしばで


元々、忘れっぽかったのかもしれませんけれど


いろいろなことを、


断片的にしか想い出せないことが多くなっているところ


多少なりとも、書き残していたおかげで


想いだすためのありがたい手掛かりになっています。




さて・・・まだ三週間ばかり前の昭和の日の休日のこと


銀座教文館での「佐竹美保さんの講演会」のあと


帰りに寄り道したのが、銀座メゾンエルメス フォーラムの8階ギャラリーで開催中の


『線を聴く』展   日程|4月24日(金)~7月5日(日)


          時間|11:00~20:00 ※日曜は~19:00 (入場料無料) でした。





(ご参考までに、関連記事ウェブマガジン『OPENERS』 および


 連動企画展  六本木ヒルズの森美術館にて


 『シンプルなかたち展:美はどこからくるのか』7月5日まで )




もう、何年か前に、偶然目にして、その存在を知って


山口晃さんの展示を観てから


時間に余裕があるときに、ふらっと立ち寄る


なにやら、いわく言い難い・・・とても面白いものに出会えるギャラリーです。



現代アートやデザイン関連の作品の展示があるので



私にとっては、未知のモノ、予想もつかないモノ


それでいて、美しいカタチや色や


作家さんのイマジネーションの世界を垣間見ることのできる・・・


なんとも、ワクワクしたり、ドキドキしたり


時には、こころがざわざわしたりする「お気に入りの場所」です。



どれも、創意工夫や目のつけどころもユニークな作品のなかで・・・


ロジェ・カイヨワという方の「石のコレクション」・・・


それも、美しい色あいや様々な縞模様の鉱物の展示がありました。



壁に書かれた文章が気にかかって


その出典の「石が書く」という気になる題名の本を


図書館から借りて観ると


1975年発行の、ちょっと色あせたページのなかに


あの鉱物の写真と、ことばがつづられていて


科学にも近いような・・・詩と哲学の重なりあったような


なんとも、不思議な雰囲気を醸し出しています。



「ヒトが、ナニモノかを美しいと感じる」にあたって


一体、どんなところから、その感覚や感情が湧きあがってくるのでしょうか・・・


そもそも、「美しい」という感覚や感情自体、どういうモノなんでしょうね・・・



美しいと感じられる石の写真を観ながら


どこか迷子になったような気持ちで、言葉をなぞっています。






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