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いにしえの香りに親しむひととき…
私には、観たことも聴いたこともない『趣の深い世界』が
広がっています。
文章や写真や絵画や音楽に比して
香りほど、その場その時その一瞬にしか、感じることのできないものは
ないのかもしれません。
「貴重なもの、得難いものを求める人の心持ち」も興味深いですけれど
大切な『伝統』を、受け継ぎ守っていく人々の姿も
気高く尊く想えます。
それぞれの「お香の名前」も、その謂われも面白く
さらに、日本の言葉の響きと心持ちを映しています。
さて、私自身のお話を少しいたしますと…
先日、京都を駆け抜けるように歩きながら
「何故、こんなに京都に惹かれるのだろう?
何故、折に触れて訪れたくなるのかしら?」と想っておりました。
たしか…中学の修学旅行で初めて京都を訪れたことが
とても印象深かったのかもしれないなぁと気が付きました。
三十年以上前でしたが、グループ毎にテーマを決めて
そのテーマに沿った名所旧跡を訪ねて、京都市内を一日散策しました。
先生方が、各ポイントにスタンバイしていらして
事前に、利用する交通機関なども自分たちで調べたと想います。
私も仲の良かった5人グループで
「室町時代の将軍をめぐる」コースを歩きました。
一番印象に残っているのは…有名なお寺ではなくて
「等持院」という足利家の菩提寺に奉られていた木像が
中学のM先生にそっくりで、友だちと
笑い転げたことでしょうか?
今でこそ、鎌倉へ修学旅行に来る子どもたちも
グループ行動が当たり前のようですけれど
私にとっては、ひとりでも「地図を頼りに、あちこち歩く愉しさ」を
知るきっかけが、あの時の体験にあるような気がいたします。
ふと、その時お土産に買った「おたべ」のニッキの香りが蘇ってきました。
今回は、泉涌寺の境内の出店で「桜の香りの白あんのお菓子」を買いました。
この場所に、香りを立ち上げることはできませんけれど…
「記憶の中の香り」「想像の中の香り」というものは、
あるのかもしれませんね……
私には、観たことも聴いたこともない『趣の深い世界』が
広がっています。
文章や写真や絵画や音楽に比して
香りほど、その場その時その一瞬にしか、感じることのできないものは
ないのかもしれません。
「貴重なもの、得難いものを求める人の心持ち」も興味深いですけれど
大切な『伝統』を、受け継ぎ守っていく人々の姿も
気高く尊く想えます。
それぞれの「お香の名前」も、その謂われも面白く
さらに、日本の言葉の響きと心持ちを映しています。
さて、私自身のお話を少しいたしますと…
先日、京都を駆け抜けるように歩きながら
「何故、こんなに京都に惹かれるのだろう?
何故、折に触れて訪れたくなるのかしら?」と想っておりました。
たしか…中学の修学旅行で初めて京都を訪れたことが
とても印象深かったのかもしれないなぁと気が付きました。
三十年以上前でしたが、グループ毎にテーマを決めて
そのテーマに沿った名所旧跡を訪ねて、京都市内を一日散策しました。
先生方が、各ポイントにスタンバイしていらして
事前に、利用する交通機関なども自分たちで調べたと想います。
私も仲の良かった5人グループで
「室町時代の将軍をめぐる」コースを歩きました。
一番印象に残っているのは…有名なお寺ではなくて
「等持院」という足利家の菩提寺に奉られていた木像が
中学のM先生にそっくりで、友だちと
笑い転げたことでしょうか?
今でこそ、鎌倉へ修学旅行に来る子どもたちも
グループ行動が当たり前のようですけれど
私にとっては、ひとりでも「地図を頼りに、あちこち歩く愉しさ」を
知るきっかけが、あの時の体験にあるような気がいたします。
ふと、その時お土産に買った「おたべ」のニッキの香りが蘇ってきました。
今回は、泉涌寺の境内の出店で「桜の香りの白あんのお菓子」を買いました。
この場所に、香りを立ち上げることはできませんけれど…
「記憶の中の香り」「想像の中の香り」というものは、
あるのかもしれませんね……