Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

春分の日

2006-03-21 17:33:30 | Weblog
「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉どうり関東地方はあたたかい一日になりました。

午前中ゆっくりしてから、おばあちゃんと一緒にお墓参りに行きました。

数年前に鹿児島から、ひいおばあちゃんのお骨などをお引越しして
お寺に立てたお墓に、盆暮れ、お彼岸、誰かの立ち日・・・など
なるべく子どもも連れていってお墓のお掃除をして
お線香を上げてお参りするようにしています。

おじいちゃんの家には、お仏壇もありますが

私自身は、結婚するまで祖父母の家に行かないかぎり、
お仏壇には縁がありませんでしたので

結婚して何年も経ってやっと、お茶をあげたりお花を上げたり
意識せず当たり前に出来るようになったような気がします。

これでやっと嫁ぎ先の仲間入りができたのかもしれませんね・・・


お墓には、本当にお花がたくさんお供えされていました。

こちらでは、決まったときにお参りするだけのようですが
鹿児島は、本当にご先祖さまのお墓を大切にする土地柄らしく
いつもお墓にお花が絶えないそうです。



私はまだ、少ししか読んでおりませんが
渡辺京二著「逝きし世の面影」という本をご存知でしょうか?

日本が西洋化・近代化する前の幕末から明治にかけて
来日した外国人の方の記録を、詳しくお調べになってまとめた本です。

また、先日「アインシュタイ日本見聞録」の展示を見て
1922年に来日したときの「日本旅行雑感」という文章の中にも
日本人や日本についての率直な記述がありました。


近頃、日本人としてほんとうの日本のことを、もっとよく知りたい
と想うことがあります。

今を生きている私たちの、意識されていない日本人としての
根底にあるもの・こと・・・

古きよきもの・こと、そしてこれまでに私たちがしてきたこと
などなど・・・

あまりにも、そのことをきちんと知らないままに
これからの私たちの行く先を、考えることはできないような気がしています。

復古主義というのでしょうか?ただ古ければよいということではなく

自分の拠って立つ足元を知って初めて
次への前向きな一歩が踏み出せるように思います。


子どもと一緒に、歴史の本からでも
読んでみるのもいいかもしれませんね・・・









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