このブログは・・・
愛犬ボストン・テリアのルナ
(2007.2.8-2018.12.19)
との思い出が詰まった大切なブログです。
もうルナは私のそばにいないけど
これからもブログは続けていきます。
友だちのKに東野さんの作品ばかり読んでいるので他にお勧めの作家は
いないか聞いたところ2人の作家の名前を教えてもらいました
その2人のうちの1人がこの本の作者『真保裕一』さんでした
このとき初めてこの方を知りました
織田裕二さん主演映画『ホワイトアウト』の原作者でした
物語は事故で記憶を失って8年間入院していた息子へ
末期ガンの母親が最後に書いた長い手紙から始まり
闘病生活を綴った母親の日記と息子(克己)の現在と
克己の闘病生活の記憶が交互に出てくるというものです
あらすじはネタバレなので読んでいない人はご注意ください
私なりのあらすじです・・・
事故当時はこのまま脳死になるかよくても植物人間になると思われた
克己でしたが奇跡的に意識を戻し事故以前の記憶を完全に失いながらも
赤ん坊と同じように言葉を覚えることから始まり8年間を過ごしてきました
生活に支障が無いほど回復したという判断から
退院の許可が出て誰もいない自宅へ帰ることに
家へ帰り自分のルーツを探ろうと家中を引っかきますものの
卒業証書など過去の自分を示すものが全くみつからず
現在の自分だけで生きていくことを認められずに過去の自分を探す旅へ
新しく生まれ変わった克己を待ち受けていた真実とは
現在の自分とは全く別の生き方をしていた過去の相馬克己の犯した事件でした
この話アマゾンのレビューでは賛否両論でした
途中まではとてもいいお話だったのに途中からは主人公が・・・
と言うようなことを書いている方がいて私も正直なところこの方と同じ意見でした
私もこの方も記憶喪失になったことがないからなのかもしれません
同じ体験をした人しかわからない主人公の葛藤が
この物語の後半部分になっていると思います