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㉚携挙について

2021-10-22 23:21:46 | 携挙

しぶりに、携挙について考察してみます。

聖霊の性別について、以前も触れた箇所ですが、もう少し詳細に調べました。

箇所は第2 テサロニケ2章5-7節

以下は、今年の夏、ギリシア人に、聖書の言語について調べてもらった時に貰った記事です。

左から、

コイネギリシア語、現代ギリシア語、英語です。

先ず、2: 6 のとどめているもの=ト カテコンは中性名詞です。

2:'7 のオ(ホ) カテコオゥンは男性名名詞です。

この2つの者が別な存在なのか、同じなのかはハッキリしません。 

 

聖書の言語の特徴ですが、

新約聖書の言語であるギリシア語の「神」(Father God)theosは男性名詞です。ギリシア語で「聖霊」 pneumaは中性名詞です。

ヘブル語の神=創造主を意味するElohimエロヒムも男性名詞で記されています。タナハ(ヘブル語の聖書) にもvayomer Elohim,  vayomer YHWH と、vayomer(he said)という男性に使われる動詞で表現されています。

もちろん、神は霊(Spirit)のお方なので性別があるわけではなく、あくまでも神の権威と力強さを強調するため、言語的に男性的な表現がされています。

ヘブル語には男性名詞と女性名詞しかないため、物や思想など性別のないものは、どちらかといえば男性名詞より女性名詞で表されることが多いようです。

ヘブル語で“霊”(or 聖霊の風)は、女性名詞が使われています。

例外的に、“聖霊”に男性名詞が使われているところは、ギリシア語のパラクレートparaclete・parakleto代弁者( comforter慰め主 / "helper"助け主)です。しかし、パラクレートは(関係代名詞の直前に置かれる)先行詞であり、聖霊を比喩的に表現(figuratively applied)している単語です。言語ルール的に、パラクレートは男性名詞です。

ギリシア語で大天使(Archangel)には、男性名詞が使われています。

“聖霊”は人間ではないので性別が存在しない為、ギリシア語では 中性名詞である it で表現されています。

しかし、中性名詞のない英語では、三位一体を強調するあまり、聖霊を人格のある方として heを使って訳す傾向があるようです。しかし、オリジナルのギリシア語の聖霊は常に中性名詞 itです。

これら言語法則をベースにして考えるなら、2:7 の取り去られるものは、男性名詞を持つ存在であり、聖霊ではなく、“大天使”の確率が高くなります。

 

本日、なかなか素晴らしい説明を見つけました。

興味があれば、“無法者の出現とこれを阻止するもの” 松永晋一 氏によるPDF記事をダウンロードして4 4ページ目を読んでみて下さい。

2:6 は悪を抑える力の原理(状況)を示したもので、2:7 は、その担い手であるみ使い(天使)のことだと説明されてます。

矛盾のない、わかり易い解釈です。

もし、2:6 が現象として阻止する武器である聖霊の力であるとしても、取り除かれる存在は、大天使ミカエル2:7 だということです。

 

 



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